というと高価な印象ですよね。
確かに!!
例えば通常のブリュットの白に対してロゼのスタンダードは価格で3割くらいは高いのかな、と思います。
ですから「ロゼは高いからね・・・」で敬遠してしまいがちです。
今、使っている「ダニエル.サヴァール.ビュル.ド.ロゼ」は、品質は3割増し、価格は白いのと変わらず、という優れものです。
この生産者は小さなRM(自社畑の葡萄を持つ農家が生産も手掛ける処)で、エキュイユという村で頑張っています。
小さな生産者、という事は「ドデカイ」ステンレスタンクは使えませんから、ベースワインは当然発酵、熟成とも木樽です。
原料の9割はピノノワールで、8割強(現行の物は82%)がベースワインとして果汁を絞られ、つまり白い状態で寝かされます。10パーセント弱(現行は8%)が赤ワインとして醸造されて後からブレンドされます。いわゆるクーパージュと言われるロゼシャンパンの製法です。
残りをシャルドネからの白ワイン。これが結構重要で酸の骨格を造ります。
3つのヴィンテージ(現行は06,07,08)をブレンドしますが、この時点で樽熟成を経ていますからステンレスタンクの物より複雑さが身についています。その後の2次発酵と瓶内熟成は2年前後ですから規定を満たしていますが、さほどに長くありません。
だからお安いのですが、短いからこそのロゼ風味が残り、樽熟成原酒ならではの香りの芳醇さが楽しめます。
私は乾杯以外の時にもシャンパンをお勧めすることがありますが、デザートでお持ちしてもいいアイテムです。或いは鴨のお相手にしても良いかもしれません。
「敬遠しがちな高価なイメージ」のロゼシャンパン。
この機会に召し上がってください。あと何本かの在庫ですが、ゆっくり使っていますので、あと3,4日の間はお出しできると思いますよ!!
お待ちしています。