ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

フランス紀行そのⅠ

2009年10月06日 04時08分29秒 | ちょっと休憩

今回のフランスは4つの地方を周りました。まずは南のコート.デュ.ローヌ地方の「メリディオネル」といわれる南部ローヌです。

アヴィニヨン近郊のシャトーヌフ.デュ.パプという赤ワインの大産地を中心に畑と醸造所を見ました。

このあたりはグルナッシュと言う葡萄を中心に13種に及ぶ葡萄が認可されている所で、私が訪れた「ドメーヌ.ペラン」はその中でも特に名をはせる名門。13種全てを栽培、使用するのが「土地の味」とオーナーのマーク.ペランは言います。沢山の葡萄の個性を充分に把握していなければなりませんし、大変な労力ですね。

しっかりした成熟度、アルコール、タンニン、複雑な風味etcで人々を魅了します。畑のある村や樹齢によって何種類かのラベルがありますが、どれも秀逸ですしバラエティ感も充分。

またメニューにラインナップをグラスで登場させる予定ですのでご期待ください。

ちなみにジゴンダス村の丘の上の野外レストランで頂いた食事は秀逸で、今の季節は栗、キノコが出ており、複雑な風味の白ワイン(も、造っています)にピッタリ。その横には「トリュフ犬」の小屋があり、間も無く活躍の季節がやってくる、と言うことでしたので、ザンネン、でした。フランス国内でのトリュフ採取量ナンバーワンは、実はこのあたりだと言うのは私は知りませんでした。次に来る時は、晩秋にしたいと思います。

古い史跡もあり、食とワイン、歴史探訪にうってつけの地方です。