ショパンコンクール、楽しませて頂きました。
それにしてもショパコン(と言うそうです)が、こんなに盛り上がったのは初めてじゃないかな。
今回のことでわかったのが、世間には意外にクラシックファンが多いこと。
それもオリンピックやW杯やプロ野球の優勝に多い、にわかファンじゃなくて、 昨日今日じゃないリスナーが多いということですね。
まあ、SNSで集まる人は似たカタマリになる傾向があるから、不思議じゃないのでしょうが、聞く方もレベルが高いなと思った次第です。
それにしても反田恭平さんのピアノは素晴らしかった。
どのピアニストもファイナルともなると、もう順位の欲もないのか、素をそのまま出していた感じですが、反田さんのピアノは天にも駆け上がるような演奏でした。
ここまで出し切れば、順位はおのずとついてくるものでしょうが、2位は本当に立派。
私は一位のカナダのピアニストより、三位スペインのガルシアさんのピアノより、反田オシですが、このレベルだと好みでしょうね。
あのアシュケナージもショパンコンクール 2位 (ミケランジェリが1位じゃないのに怒って審査員を降りたとか)だったし、シフさんもチャイコフスキーコンクール2位。
小林愛実さんともども、これからが楽しみです。
ところで、私が中学の時に初めて買ったアシュケナージのチャイコフスキーのピアノ協奏曲では、あの大巨匠は30代の若手でした。
まさに、少年老い易く学成り難し…かな(笑)。