小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

稀勢の里、笑顔なしの大関昇進!

2011-11-29 09:23:01 | Weblog
稀勢の里、大関昇進へ。
それにしても、こんなに嬉しそうじゃない大関昇進というのをはじめて見ました。

ネットの記事では「稀勢の里はお情け昇進で強引に期待を負わされた
なんて書かれていますけど、期待の大きさなんてすでに誰もが認めているところだし、
文中の”協会首脳が琴奨菊より稀勢の里の方にカリスマ性があるとみた”なんて一節も、
今さら何を言ってるのかって感じです。


まあ、11勝当確と言われ、千秋楽に琴奨菊に負けての10勝。
しかも苦手の把瑠都と菊には負けており、琴欧洲には星を拾ったような勝ち星があったり、
(ほかにも対・臥牙丸戦のような、ツキに助けられたような相撲が何番か)
相撲内容を見ても、大関昇進を見送られても不思議はなかったでしょう。

しかしながら、見ての通りガラガラの九州場所。
協会に客寄せの目玉がほしいのは当たり前ですし、
では稀勢の里に大関に相応しい技量がないかといえば、
今年の勝ち星や、あの最強の横綱に五分五分の星だったことを考えれば、
十分すぎるほどと言ってよいと思います。


過去に相撲協会は、双羽黒こと北尾光司を優勝経験なしで横綱に昇進させ、
挙げ句、親方とのゴタゴタで廃業させたという苦い経験がありました。

ほかにも微妙な昇進をしていった力士は大勢いますが、
15歳の時から、あの厳しい鳴戸親方に育てられた稀勢の里です。

今回の笑顔なしの大関昇進は、誰もが言うように通過点でしょう。
とかく大関は上を目指すより、下に落ちないことに安住してしまう地位ですから、
来場所は誰にもモノを言わせぬ相撲で、一気に綱まで駆け登ってほしいものです。


甚之助さんのブログにもありますが、逆に心配なのは白鵬かな。
相撲もそうなんですが、稀勢の里と一緒に出た千秋楽の夜のニュースの顔が妙にゆがんでいたのと、
ソファにすわる時に何やらよろけていたのがちょっと気になりました。
どこか悪くないと良いんだけどね。

また、立ち合いの手つきは今後の相撲界の課題でしょう。
相撲不人気の時は決まって、手つき不十分などの立ち合いに問題のある時です。

ともあれ、大関になった稀勢の里を国技館で見られるのは嬉しいなあ♪
また大声で声援を送りたいと思ってます。
がんばろう、稀勢の里関!


写真は山梨は甲州市の道の駅でいただいた”ほうとう”。
これでもかという、野菜ばかりの具だくさんほうとうは、
寒中でも食べ終る頃には汗が吹き出てきます。
コメント (6)
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