小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

米国知識人、日本に原発継続せよと主張した件

2011-11-11 09:29:18 | Weblog
一昨日は丸の内で恒例の勉強会。

グローバル戦略会議と銘打った昼食会です。
(略してグロ戦。
 このネーミング・・・センス的に”何とか梁山泊”みたいな気恥ずかしさがあるのですが・・・
 某大手企業が提供している立派な会合です)。

本業の絵とはまったく関係のないポリティカルな話が多い会合ですが、
この日は「日経バーチャル・シンクタンク」とかいう米国知識人の発言によるレポート報告。

ちょっと興味深かったので、この場をかりてご報告します。


簡単に言うと日本は原発を止めるな、それは日本だけではない世界の問題だという、
米国知識人たちの主張ですね。

彼らの主張というのは、
世界的に見て、原子力を軍用に使わず平和利用のみをしている国は日本だけだというのです。
これで日本が原発から完全に脱却すると、
世界から原子力を平和利用のみをしている国が消えてしまう。

さらにはイランや北朝鮮のように、軍事目的のために原発を作っているような国を、
さらに助長させてしまうというのですね。


うーん、なるほど・・・と一瞬思いましたが、
よく考えてみれば、アメリカらしい何とも手前勝手な話です。

平和目的のために原子力を続けるかどうかというのは、
わが国が自分で考えて決めること。

世界の中の日本の位置づけは理解できますが、これはある意味で完全な内政干渉ですね。

盗人にも三分の理、なんて言いますが、
TPP交渉も同様ですが、たとえ正論であっても、
導入する方法論やルールが国益にならないことは、熟慮すべきでしょう。

かつてペリーは捕鯨のための港を探すためにやってきて開国を迫ったわけですが、
(今では、米国は”捕鯨は残酷だから止めれという”)
こういう体質って、今でもちっとも変わらんのね。

なんてことを思いました。

個人的にはちっとも反原発じゃないけど、
そんな理由で外国に原発継続を要請というのは、如何なものかと。



さて、先週入院したレベントシェフですが、幸いなことに順調に回復しているようです。

倒れた当日と翌日は命の危険、あるいは後遺症などの心配さえありましたが、
レベントシェフ、本当に強運の持ち主ですね。

倒れたのがお店のある赤坂だったのも、専門病院から近く、
短時間に適切な処理をすることができたわけであります。

店は弟子のブーチンさんがシェフの代わりに腕をふるってますが、
食べた人の評判も上々で、お昼時は相変わらず賑わってるそうです。
今晩は私もトルコバーになったアセナに行ってみる予定です。

どんな感じでやってるか、楽しみです。

写真はアセナの「チキンのトマト煮込み」。
野菜たっぷりでバランスが抜群です。
コメント (4)
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