小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

稀勢の里、無心の仏像顔!

2011-01-20 08:33:58 | Weblog
いや~、昨日の白鵬vs稀勢の里は興奮しました。
あの大横綱が、2場所も同じ相手に負けるとは思いませんでしたが、やってくれたね、稀勢の里!

それにしても親方というのは大したもの。
白鵬の宮城野親方は「気が入り過ぎて心配」と言ってましたが、
たしかにその通りになってしまいました。

一方の稀勢の里は、画像を見てもわかるように仏像顔でしたね。
今の貴乃花親方の現役時代は、ここ一番には阿修羅顏になりましたが、
きせの場合は、仏像の中でもまだランクが上に行かない「童子」の顏でした。

昔の仏師というのは大した者で、
人間が極限に至る顔を彫り込んでいったのでしょうね。
その目と技は大したものですが、
お相撲さんは、仏像顏になることが多いようです。

でも、格闘技であるためか、菩薩や如来といった”さとり”に近づいたお顔より、
仁王さまや四天王のように仏を守るガードマンや、
阿修羅や童子のような、そのまた従者の顔になるケースが多いようです。

白鵬は負けた画像を何度も見たといってますが、
それがかえって良くなかったのかもしれません。
稀勢の里は本当に無心だったのでしょうね。

昨日、「同じ取り口で琴奨菊に続けて負ける、稀勢の里を思いだしてしまいました。」
と書きました前言は取り消しいたします。


さーあ! 今日は両国だ!
がんばれ、きせのん!
高安関、隆の山の取組も楽しみです。

写真は先々場所、魁皇との取組です。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする