つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

こころをみがくうた

2010-11-21 | Weblog
開経偈

=この上なく奥深く、優れた法則は永久にめぐりあえないだろう。
我、今見聞きし得、受け持った。
どうか如来の真実の意味を正しく解してくださらんことを願う。

摩訶般若波羅蜜多心経

=深遠なる如来の法を修行し、悟りを得た観自在菩薩は、
法が縁となって、同じ修行の下、舎利子に降臨、舎利子の口を借り
啓示として、人の五官のエネルギー(五蘊)は、皆、
死後の世界(空)になっていくものであると明らめた時、
多くの悩める人々は、一切の苦しみ災いから離れられた。
舎利子は言った。
色(五蘊)の世界は現世で、空の世界が死後の世界となっている。
色(この世)と空(あの世)は異ならない世界となっている。
この世もあの世も異ならない世界であるために、生死によって
異なることがない世界となっている(色不異空 空不異色)。この
法則が絶対正しいものであるために、法則を是として、是によって、
生命は即、
色の世界(現世)、空の世界(死後)となっていく。生まれても死んでも
異なることのない世界となっている(色即是空 空即是色)。
そのために、生命は生死によってなくなるものではなく、永遠となっている。
この世が五官によるエネルギーの蓄積されたもの(五蘊)であるために、
想い・行い、憶によっての肉体行為でつくられ、眼耳鼻舌身で受けた
刺激に対応して創られていく世界、受の行為の世界となっている。
受想行識の世界である。
受想行識も是によって、そのまま移り変わっていくために、
人は人として転生していくものとなっている。
舎利子は言う。
是(法則)が諸々の法則、絶対法則であるために、存在するすべてが法則の下の存在となっている。
空(死後の世界)の実相は、不生不滅、不垢不浄、不増不減である。(是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減)
老いて死ぬこともなく、汚いとかきれいとか感情の動きがなく、
変化のない世界となっている。
空(死後の世界)が法則の絶対世界であるから、色(現世)のあらゆるものが無くなる事が無く、想いもなくなることが無い。(是故空中無色無受想行識)
無くなら無いために眼耳鼻舌身(五官)が無くならず、想い(意識)も無くなる事が無い。
意識がなくなることがないから、色も声も香りも味も感触も無くなることが無い。法が無くなら無いからである。(無眼耳鼻舌身意無色声香味触法)
法が無くなら無いから、見た世界が無くならず、意識も無くならないから、空(死後の世界)は意識の現象された世界となっている。(無眼界乃至無意識界)
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