38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

温室の移設、一気に。

2010年02月13日 | 農と暮らしの日記
育苗用の温室の移設が、ようやくここまで進んだ。
スペースの都合上、移設前の奥行10mを5m弱にまで縮めての再建。小さくなった温室だけど、だからって一人で建てることはできない。いや、僕じゃない誰か一人なら建てられる人もいると思うけど、僕一人ではとうてい無理。

今日は先日来、それぞれ個別に移設の手伝いに来てくれていた二人、Y君と援農Sさんが揃い踏み。
となれば、作業は速い速い。僕がいないほうがいいくらい速い。前後のツマの垂直の柱を固定し、ドアまわりを仕上げ、ビニルを留める「桟(さん)」にあたる部品を取り付け、あっという間に写真のように、「それらしく」なった。とにもかくにも、感謝感謝の一日。



土曜、朝から青空、日差しがあるから暖かい一日。
朝:6時半過ぎからごはん、渚はバレー、真は休み。出荷は保育園とスーパーのみ。
午前:市街から戻って2時間ほど作業場のあれこれの整理など。10時半頃にY君が来て上記の温室建設の作業。
午後:援農Sさんが一家で来訪、パパは風邪気味にもかかわらず温室建設に参加、ママは薫と一緒に味噌の仕込み。子どもたちは両方でお手伝い。味噌の仕込みにはご近所Kさんも子ども連れで参加。味噌は16時頃には終わったけど温室がいつまでたっても終わらないので子どもたちも帰れない、ごめんなさい、だけど本当に大幅に作業進捗し、17時頃にとりあえずひと区切り。
夕方:18時前から、じゃが芋の植え付けちょっとだけ残っていたところを植えて、明朝出荷ぶんの収穫も少し。日没終了、帰宅。



重ねがさね、とにもかくにも大助かりの土曜日。
天気がよかったのも幸い。あす日曜は夜から雨の予報。それにしても雨が多い。

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春播きの畑に、トンネル。

2010年02月12日 | 農と暮らしの日記
この春一番で種を播いたところにトンネルを掛けた。
4月頃に収穫する予定の小松菜、蕪、その他の葉もの少し、それから人参。本当は播いたと同時に掛けるべきところなのだが、しばらく気温が高く雨もたっぷり降るという予報が出ていたから、今日まで待っていた。ま、よく言えば。実際は種を播くところまでは時間がとれても、その日にトンネル掛けまでという余裕がない。

毎日出荷があるとこうなってしまって、とにかく効率が悪い。
管理機で畝立てまでして播くのは明日とか、草は刈っても燃やすのはまた来週とか。管理機で一日中畝立てして、翌日に一日中種を播くのなら効率的だけど、そうじゃなくて、管理機で1列畝立てして次の日播いて、翌週に隣にまた畝立てして、2~3日後にまた播く、とかそんな感じ。もうちょっとなんとかなるはずだけど。

で、いよいよトンネル掛け。
しばらく温かかったけど明日の朝は2~3度まで下がるような予報なので、待ったなし。こんな作業は薫と二人が速い。細い支柱でアーチ状の骨を立て、トンネルを掛けて裾をパッカーで留めて、さらにマイカ線で鉄線杭でたすき掛けするように地面に押さえつけるかたち。昨年はこれでも風で1回飛ばされたけど、裾を土に埋めたりすると後で面倒なので、まあ1回や回飛ばされるのは織り込み済みということで。



金曜、雨があがって朝は温かく、しかし昼頃から冷えてきた。
朝:6時半過ぎからごはん、8時頃に市街に出て保育園納品、スーパー出荷、セットの配達。
午前:戻って来園お渡しのセット等の仕上げ、10時頃から上記のトンネル掛け。
午後:12時半頃から市街に出て、近所の方の葬儀に参列。かなりのご高齢だったが、就農してすぐの頃、圃場が隣りどうしで、いつもピシッと背中を伸ばして作業しておられ、叱られたような励まされたような言葉をいただいて、その後もそこで仕事するときは、見られているとかいないとかは関係なく、ちょっと緊張しながら作業している自分がいる。

戻って近所で車の保険の継続手続きしてから、遅めの昼ごはん。
トンネル掛けを別の畑でもう1本とちょっと。明朝分の収穫を少しして帰宅、小雨がぱらついてきて、ちょっと早いけど17時過ぎ、あがり。以降は机しごと。

<本日の野菜セット>例
人参・黄金人参、里芋・その親芋、大蔵大根、大蕪、葱、白菜1/2~1/4切、白さい菜(不結球型の白菜)、大阪しろな、リーフレタス(緑・赤)、茎ブロッコリィ、などから。
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祝日、ひとりで出荷作業。

2010年02月11日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットの一例。
前回写真を載せた1/8の記事のセットから、大きな変化はない。ただ、おそらく次に写真を載せる3月頃のセットは変化がありそう。2月と3月はやはり、冬と春の移り変わりの時期である。

セットの説明をいつものように。
写真は例によって通常の大セット(1800~1900円くらい)より少し大きめのセット。中央は人参で、黄色い黄金人参も少し入れた。上は大蕪。ここから時計まわりに、大根。写真のは青首大根で、他に大蔵大根や西町理想系の大根が入ることもある。そして、葱。今年は少なめ。下のが里芋。親芋が入ることもある

サニーレタスと菜の花。
菜の花はそれのために栽培しているわけではなく、小松菜、白菜、しゃしく菜、蕪などの花がこれから春に向けてどんどん咲いてくるのを入れる。そして、ほうれん草、まんば、水菜。ほかに、白菜がもう終わりかけているけど入ることがあり、小松菜、しゃくし菜、大和真菜、チンゲン菜などアブラナ科の菜っ葉が、そのときどき調子のいいものがセット入りする。



木曜、2/11は建国記念の日。ほぼ終日の雨予報。渚と真はバレーの試合で薫も当番。
朝:6時半過ぎからごはん、7時すぎから市街に出てスーパー出荷。みんなは出発。
午前:8時過ぎから収穫2時間、10時頃から宅配便のセット荷造り、13時頃終わって箱詰め、伝票書き。14時過ぎから昼ごはん。
午後:15時頃から明朝配達ぶんのセット荷造り、17時頃終了、子どもたちも順次帰ってきて、18時過ぎから晩ごはん。

雨は時折激しく降った。
この週末から週明けにかけてまた雨が始まる予報。まるで3月だ。去年もこんな感じだったけど、これが毎年のことになるなら、春の作付けの段取りがまるで違ってくる。
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就農5年目の春、始動。

2010年02月10日 | 農と暮らしの日記
暖かい一日だった。いや、「暑い」というくらいの。
日差しのあるところでは温度計が20度になっていて、正式な「気温」も16~17℃はあったのではないだろうか。深夜か未明に雨が降ったせいだろう、朝の収穫に畑に行くと、もわっとした霧が出ていて、まるで3月か4月頃の朝のようだ。いよいよ、いろんなアブラナ科の菜の花が咲き始める。



水曜、野菜セットの出荷なし。昼頃から夕方にかけて一時雨の予報。
朝:6時半過ぎから朝ごはん。今日は保育園の納品が休み。
午前:8時頃から明日出荷する人参だけ収穫してきて(雨予報が出ているので泥だらけになる前に)、9時頃から市街へ。軽トラに「産廃」処分する稲の育苗箱を満載にしてJAの施設に持ち込み。そのあとスーパー出荷、種の買い物など用事して11時に帰宅。セットお休み中だったお客さん親子が来訪、市内での引っ越しがとりあえず終わったとのことで、また来週からお届けすることになった。11時半頃から畑に出て地床育苗の種播き、サニーレタス、キャベツ、ブロッコリィ類を少しずつ。トンネル掛けはあとで。13時帰宅、昼ごはん。
午後:14時頃から収穫してきた人参の計量、荷造り。雨が降ってきそうなので、15時半頃からリーフレタス類の定植を1時間半ほど、17時すぎ、あがり。18時頃から大粒の雨。



産廃処分に出した苗箱は頂きもの。
就農してすぐの頃に何かの役に立つだろうということで、不要になった農家さんからたくさん頂いたもの。野菜の育苗や単なる「作業台」代わりなどで重宝していたけど、いかんせん枚数が多すぎた(2~3年たつと、もうこれ以上は使わないなぁということがわかる)。

そこで、ついに産業廃棄物として処分することにした。
毎年この時期だけ回収があるようで、会場では荷台をいろんな産廃でいっぱいにした軽トラが順番待ち。荷降ろし前後に計量、どうやらうちの「産廃」は約180kgあったようだ。処分費は1kg32円だったかな。出費も痛いけど、その場でバリバリと破壊されていく苗箱を見ると、やっぱり不要なものは持たないようにしないとなぁとつくづく……。新品で買ったものでないのが救いだが。毎年どれだけの苗箱が処分されているのだろう。稲の作付けが再び増えてくるまで、どこかに保存しておけないものだろうか。

新規参入で稲作する人の話もよく聞くし。
自分も最初は苗箱1枚さえ持ってなくて、近所の農家さんのところに余ってないか訊きに行ったら、「もうちょっと早く来たらあったのに。処分してしもた」。なるほど、それは産廃処分の時期だったのだ。ちょうど4年前、2月10日、就農。そして今日、5年目の春が始まった。
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就農から、まる4年。

2010年02月09日 | 農と暮らしの日記
藤田家族の経営日誌。
見開き1週間、手帳代わりのノートです。開いたところの写真を載せられれば一目瞭然だけど、「個人情報」もあるので、言葉で説明すると、縦軸が月~日の7等分、横軸は野菜セットその他の出荷の予定とスーパーの記録(出荷と実売)、一日の簡単な作業日誌。野菜セットの詳細な出荷記録は別の伝票にあり、栽培の日誌(いつ、どこに何の種を播いたか、など)も別のノートになっている。

この経営日誌はいま9冊目。
だいたい半年に1冊という感じで、就農からしばらくはかたちが定まらず、他のノートなどに記録していた。

いま、2月9日の午後7時半近く。
ちょうど4年前の2006年のこの日、この時刻に、僕は東京を発って愛媛・西条に向かい、農業を始めた。今日はそんな日です。毎年書いているけど。今日は畑の写真がなかったのでどうしようかと考えていたら、そうだ、と思いついて、こんな写真をとって、話をつないでみたというわけ、うまくいった……。



火曜、予報は日中のどこかで一時雨。朝から10℃を超える暖かさ。
朝:6時半過ぎからごはん、保育園納品、スーパー出荷。
午前:野菜セットづくり、12時前に新居浜方面の配達に出て、種屋さんに寄り、14時前帰宅、遅い昼ごはん。
午後:小雨がぱらつくなか、レタス類の種を畑の育苗床に播く。早春の育苗を露地の苗床に播くのは初めて。いつもは温室の中でセルトレイに播いていたが、省力化をあれこれ試みているなかで、レタス類はたぶんうまくいきそうなので。
夕方:管理機の調子が悪いのでメーカーのお店に持って行き、その場で直してもらった。こういうのは自分でできたほうがいいのだろうけど、すぐ近くで(車で2分くらい)すぐに直してもらえるので、頼ってしまう。とにかく、ありがたいことです。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・その親芋、青首大根、葱、大蕪、小さい白菜、千筋水菜、ほうれん草、小松菜、体菜、小さいチンゲン菜、小さいリーフレタス(赤と緑の組み)、などから。


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小学校、マラソン大会。

2010年02月08日 | 農と暮らしの日記
中・晩生の玉葱の畑。
薫が時間を見つけては草をとり、そしてこの畝は試しに稲藁を敷いて草抑えのマルチングにしているようだ(ようだって他人事のようだけど、玉葱畑はこの冬、完全に薫にお任せになっている。あとは頼んだ、よろしく!って感じ)。この稲わらを敷いてあるところは赤玉葱で、右手のほうのまだ草とり途中のほうが保存用の普通の玉葱。こことは別の畑は除草が終わっていて、そちらは早春に「葉つき玉葱」でセットに入れる予定の極早生の品種。



月曜、天気は下り坂で久しぶりに暖かい朝。
朝:6時半過ぎからごはん、市街に出て保育園、スーパー、8時半頃戻り。
午前:野菜セットづくり。今日は小学校のマラソン大会なので、セットが大方仕上がってから、まずは真たち2年生が走る10時半頃に自転車で学校へ。ゴール後いったん戻って出荷準備の続き、渚たち5年生が走る11時半頃に再び学校へ。自転車で5分ほどなのでこんなこともできて助かる。ま、近いからって、こんなに行ったり来たりする親もあまりいないでしょうが。
午後:マラソン大会が終わり、12時すぎ、出荷に出る。
市街、宅配便センター、氷見・小松方面と配達して戻ったら14時過ぎ。今日は「お試し」のお客さんが2軒あったので、それぞれそこで少し話をしていたのでいつもよりちょっと時間がかかった。遅昼のあと、15時から明朝分の収穫1時間半、17時前から、昨日の続きでじゃが芋の植え付け少しとトンネル栽培の種播き(葉もの少しと蕪を少し)。18時あがり。



マラソン大会は二人ともがんばった。
渚2位(約1.5km)、真3位(約1km)、ともに去年と同じというのが「よくやった」ともいえるし、「あとひといき、どうにかならんのかい」といいたい気もするし。まあ欲をいえば切りがない。元気に練習もできて本番も普段どおりに走れたのだから上等であることには違いない。めでたし、めでたし。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・その親芋、青首大根、大蕪、葱、水菜、小松菜、大和真菜、リーフレタス、などから。
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春のじゃが芋、定植開始。

2010年02月07日 | 農と暮らしの日記
今年も、じゃが芋を植える季節がやってきた。
植え付けは種芋を用意するところから。種屋さんで20kg入りの袋を買ってきて、庭先でこんなふうに包丁で切り分け、天日干しにする。種芋は1個まるごと植えたのでは芽がたくさん出過ぎて芋が小さくなるようだ。実体験としてそうなった記憶はない。それは「種芋は切って使う」と先に頭で理解しているからで、比べてみたことはない。春作で種芋を切るのは、「芽が出過ぎて困る」というよりは、「どうせ芽が出るなら、切って種の数を増やしたほうが得」という感じ。秋作の品種「デジマ」は同じ20kg袋でも種芋が小ぶりなので数はたっぷりあり、だから切らずにまるごと使っている。写真の青いバケツは、すでに伸びている芽を掻いて捨てるためのもの。種芋1袋を切り終えると、レバニラ炒めにどーんと入れたい感じのモヤシが、じゃなくて掻いた芽が、バケツにたまっている。



日曜、朝は0度前後と冷たかったけれど、日中はぽかぽか、春の作付け日和。
朝:6時半すぎから朝ごはん。渚と真は日曜にしては珍しくバレーが休み。
午前:9時過ぎ頃から冒頭の種芋切り、準備と片付け入れて1時間ほど。10時過ぎ頃から、あちこちの畑で管理機で畝立て。明朝出荷ぶんの人参と大根を収穫して帰宅、14時前に昼ごはん。

午後:援農“Hさん”初登場で来訪、まず人参の葉の切り落とし。
その後まずはHさん、自分ち関係の草刈りしてくるというので刈り払い機を燃料満タンで貸し出し。僕が農機の使い方を人に教えるなんて、就農4年、もしかして初めてかも。その間に僕はこの春初めての小松菜と人参を播き(トンネルはあとで)、明朝出荷の葱と蕪をとって帰宅、人参と大根を終えた薫に引き渡してからHさんと合流。

午前中に準備したじゃが芋を二人で植え付け。
今日はメイクインでのべ約120mほど。余っている種芋は別の畑に植える予定。Hさん、じゃが芋は「大根みたいな種から育てると思ってた」そうで(たぶんウソだろ)、半分に切られたじゃが芋が種だと聞いて驚いていたけど、びっくりするのはこっちのほうだ。もしかすると、Hさんはシャケが切り身で海を泳いでるってことも、ちりめんじゃこがメダカの子どもだってことも知らないかもしれない。

植え付けのあとは収穫。
水菜、小松菜、大和真菜、サニーレタスなどの収穫も手伝ってもらって、日没ぎりぎり(日没してもまだ明るいけど)帰宅。18時半、あがり。Hさん、来たときは援農のつもりじゃなかったと思うけど、結局バリバリ働いてもらった、ありがとう。またどうぞ。



今日は管理機(手押しの小型耕耘機)に泣かされた。
畝立てに行こうとした朝、エンジンがなかなかかからず、やっとかかって軽トラに載せ、現地に着いてさあ始動と思ったら今度はロータリのギアが入らない。どこがどう悪いんだか、正常なときのメカニズムを見てないから手のつけようがない。早々にあきらめてご近所の農家さんに助けを求め、快く貸し出してくださった。

のだが、それは「二輪」の管理機。
バイクみたいな「前後二輪」じゃなくて「左右二輪」。これが難しい難しい。一輪のほうが不安定なように思えるかもしれないけど逆。ぜんぜん思ったほうに走ってくれない。ま、だけど、畝はなんとか(不格好だけど)立ったし、こんなタイプの管理機も一応扱えるようになったし、怪我の功名みたいな面もあったかな。ありがとうございました。

これとは違うけど、こんな話をちょうど今晩、渚にしたら。
僕のたとえ話は、「泥棒も警察に捕まったら、それはダメなことじゃなくて、刑務所で仕事を教えてもらったりして、今度は泥棒しなくてもお金を稼げるようになるから、捕まるのは、いいことなんよ」みたいな。そしたら渚、「いいことなのに、泥棒はなんで逃げるん?」。……。たしかに。僕のたとえが何か間違ってるようだ。



週明けすぐの雨予報はとりあえず消え、火曜からの様子。
それでも一週間ずっと雨模様だと、当面の畑しごとは遅れるし、その後ずっと晴れ続きでもない限り畑はさらにしばらくトラクタも使えない。そうこうしているうちに春の周期的な雨となれば(もうなっている様相でもあるが)、春作は大いに遅れそう。
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樹木「消毒」、春作耕耘。

2010年02月06日 | 農と暮らしの日記
小麦がだいぶん大きくなってきた。
年の瀬に、西条農業高校生たちに麦踏みしてもらったときはまだこんな感じだったから、寒さのいちばん厳しい季節でも少しずつ確実に成長していることがよくわかる。



土曜、天気はいいけれど空気が冷たい。週明けから雨が続く予報。
朝:6時半すぎからごはん。渚と真はバレーの練習。
午前:保育園納品とスーパー出荷、ついでに種屋さんに寄ってじゃが芋の種芋を買って帰る。10時頃から、ほうれん草の追肥・中耕・除草、そして来週ぶんの里芋の収穫、11時半戻り。机しごとして、真が午前中の練習のみで終わって帰宅、昼ごはん。
午後:13時半頃から、春作の畑の準備で元肥を播く。15時~17時、小学校と公民館の敷地内の樹木の「消毒」。例年、飯盛会で担当している仕事ということで、僕は初参加。マシン油というのを水に溶かして薄め、動力噴霧器で飛ばす。3人組で、ひとりは溶液を動力を乗せた軽トラの運転、ひとりはホースのやりまわし、そしてもうひとり、これは僕で、ホースの先の水鉄砲みたいなのでマシン油の溶液を樹々にじゃんじゃんかける。「消毒」とか「農薬」とかはうちでは一切使わないし、そもそも農地は借地、住居は借家だから果樹も庭木もないので、こういう作業も初体験。正直なところ、これは楽しい作業だ。
夕方:17時から18時すぎの日没までトラクタで耕耘作業。



週間予報に傘マークが並ぶ。
いよいよこれから春作の準備、とくに2月上旬にしておきたい、春どりの葉ものや端境期の人参のトンネル栽培の種播き、じゃが芋の植え付けが、予報どおりに雨が続くとなると遅れてしまう。あす日曜いっぱい降らなければなんとか少しでも進めておけるのだけれど。
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成功体験、失敗体験。

2010年02月05日 | 農と暮らしの日記
白菜が、いよいよ「最終盤」を迎えている。
2月いっぱいくらいセットに入れたかったけれど、残りの株数からも、その野菜としての状態からも、そろそろ限界。写真奥のほうにはもう菜の花も見える季節(これはチーマ・ディ・ラパなのでとくに早いけど)、やむをえない。

この冬は白菜ができて、よかった。
先日レポートした、ゆうき生協の「キムチづくり」、本当にこのプログラムのおかげである。みんなで種播きして、みんなで植えて収穫して、みんなでキムチ漬けて食べる。「みんな」がいるから、やるしかないって感じで。苦手な野菜をこうして克服、「成功体験」として蓄積する。この経験に味をしめ、藤田家族の次なる挑戦(?)は「大豆」になりそう。ゆうき生協西条周桑地区会の2010年の「みんなで育てて作って食べる」活動のテーマのひとつ(藤田家族の担当分)が大豆に(ほぼ)決定! 

大豆は白菜の比じゃない。
何がって、藤田家族の「苦手」度が。いや、そうじゃなくて、大豆は白菜の比じゃなく、「みんなで作る」バリエーションが豊富。味噌、豆腐、納豆……。しかも、今年は大豆の「種」が、実はすごいことになってる。また追ってお知らせしますが、いい種がいっぱいあるのだ。いただきもの。楽しみ、楽しみ。



金曜、今日も朝は冷たいけど日中は日差しがある。
朝:6時半すぎからごはん。
午前:保育園、スーパーにも寄りつつ、市街の配達、その他の用事を何軒か、昼すぎ戻り。ごはん。

午後:同級生農家Y君の助けを借りつつ、育苗用温室の建設の続き。
さすが建築のプロ、って、それは関係ないかもしれないけど、とにかく大助かり。野菜の栽培も同じだと思うけれど、研修とかこういう共同作業で学ぶことは、「この程度のアバウトさはOKなんだ」という「程度」がわかることだ。僕のいちばん苦手なのはそういうことで、どうしても、慣れない仕事だと、厳密にしないとあとが大変なことになるかも、というのが先に立って、なかなかひとりでホイサホイサと進めていくことができず、躊躇してしまう。この点、いつも手伝ってくれている援農Sさんも「とにかくやってみよー、ダメだったらやり直そー」って感じなので助かるわけだ。こういうのが「経験」てことなのだろうか。失敗を繰り返すことが勉強だ、とかってよく聞くことだけど、就農してから、つくづく「失敗経験」の貴重さを感じる。

17時頃、ひと段落して本日解散、日没まで明朝ぶんの収穫。
戻って調製、荷造り、19時あがり。渚がバレーから戻って、晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・じゃが芋、大蔵大根、蕪・赤蕪、白菜、水菜、小松菜、ほうれん草、ターツァイ、まんば、小葱、など。
※小葱は昨夏の瓜科の畑でコンパニオンプランツで植えてあったもの。畑を片付けるので残っていたのを抜いてきて出荷。
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立春、終日の出荷作業。

2010年02月04日 | 農と暮らしの日記
不耕起の畑の空豆(一寸蚕豆)。
最初に出た芽がいっときかなり徒長気味になっていたのだけれど、その後どんどん出てきた脇芽(?)から伸びた茎はまあまあしっかりしてきて、そしたら最初の徒長気味の芽は「なかったもの」としてもよさそうだったから、目立ってひょろっとしたものは摘んでしまった。まだ全体的には弱々しいけど、まあまあの空豆畑になってきている気がする。寒いうちに枯れ草をいちど刈っておいたほうがいいかな。



立春。だけど冷たい。木曜は「とにかく出荷作業」の日。晴れ。
朝:6時半すぎからごはん、7時半前後に市街で保育所納品、スーパー出荷。
午前:寒いから畑に日が差すのを待って、9時頃から収穫2時間、11時頃に戻って荷造り開始。13時頃に宅配便で今日出荷するセットは完了、遅めの昼ごはん。
午後:14時頃から、今度は明朝出荷する「市街配達便」のセットづくり。今日は葉ものの種類が多いので、調製と計量・配分に少し時間がかかってしまい、18時過ぎ終了。



この冬の野菜セットは仕上げの段階で少し手間がかかる。
畑の野菜や在庫の芋類が限られていると、有無を言わせない感じでセット組みをすることになるのだけれど、幸いこの冬は芋類も根菜もわりと潤沢で、葉ものはほうれん草や小松菜がやや不調な代わりに白菜(しかも3~4kg級の大型)がたっぷりあったおかげで、「先週はこれが入っていたから、今週はこっちを入れよう」というような余裕がある。具体的にいうと、白菜は隔週にして他の葉物を入れよう、あるいは、じゃが芋、里芋、さつま芋は週替わりで1~2種入れよう、ということになるので、それぞれのお客さんの前回のセットの内容を台帳をめくって参照しながら、野菜の割り振りをすることになる。

こんなこと、一昨年くらいまではしてなかった(できなかった)。
やはり少し余裕が出てきたということなのだろう。ありがたいことです。もちろん、セットひとつひとつという前に、「先週の月曜はみんな○○を入れたから今週は……」みたいな大雑把な割り振りがまずあって、そのうえで細かい調整をするわけだから、ここに言葉で書いてあるほどには実際の作業は煩雑ではない。だけれど、一日の収穫量の少ないもの、たとえば茎ブロッコリィが5人ぶん、まんばが6人ぶん……というふうに最後に残っているときに、それをどう配分するかということになると、「えーと先週は……」ということになる。ひとつの野菜を全員ぶんたっぷり収穫してくることができれば、こんな悩みはないのだけど。余裕が出てきたといっても、まだまだ、ということですね。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋(親芋も含む)・じゃが芋、大蔵大根、蕪・赤蕪、白菜、水菜、ほうれん草、小松菜、しゃくし菜、ターツァイ、まんば、茎ブロッコリィ、などから。
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求む! 中古トラクタ。

2010年02月03日 | 農と暮らしの日記
真がLEGOで作ってくれたトラクタ。
市販のLEGOには農場関係のセットがいくつかあるようだけれど、真はそういうのは持ってなくて、写真のは手持ちの部品でトラクタっぽく作ってみたものだろう。けっこうよくできている。僕の使っているトラクタにはない「屋根」をつけてくれたあたりに、父への愛を感じる。よしよし。

奥に見える本は「スモールさんの農場」。
レンスキーのスモールさんシリーズは何冊かがうちにあり、本当は全巻揃えたいのだけれど、図書館で借りたりして読んでやっているうちに、渚も真ももうその年齢を卒業してしまい、そのチャンスを失ってしまっている。こっそり自分用に買うのもなんだし、もうちょっとしてから英語の原版でも買ったらどうかと思ったこともあったけど、それもちょっと「教育的」な感じでつまらないように思えてきて、まあ子どもなんてそんなふうにどんどん成長していくものだとしみじみするのもまた一興、ってところかも。



水曜、セット出荷は休みの日。青空が戻ったが風が冷たい。
朝:6時半すぎからごはん。8時頃に家を出て、今日は保育園納品が休みで、スーパーに行ってから買い物、もうひとつ買い物、税務署、それから同級生の野菜農家、Y君ちに行って、そのいきつけの農機具屋さんに連れてってもらい、冒頭のLEGOみたいなかっこいい中古トラクタが入ったら連絡くれるようにお願いして(15~20hsくらいの)、Y君の畑もあちこち見せてもらって、帰宅。
明朝ぶんの収穫を少しして戻り、昼ごはん。

午後:先日からネット張りしている豌豆の畑で最後の列の仕上げを薫と。
こういうのも二人いないとどうにもならない作業。15時すぎから明朝ぶんの人参、里芋を収穫、戻ってからレタス類の定植を少し。17時半から机しごと。
夜:節分なので、渚も手伝った恵方巻を西南西向いてみんなで黙々と食べ、鰯の丸干しも食べ、それから大豆はちょっと変則的にかき揚げっぽいフリッター(かな?)、これなら40粒以上でも軽く食べられる。19時前に家を出て図書館に久しぶりにちょっと寄って、19時半からゆうき生協の地区会の会合。21時すぎ終了、22時前帰宅。
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新居浜配達、レシピ印刷。

2010年02月02日 | 農と暮らしの日記
今日のスーパー地産地消コーナーの棚。
このところ少し葉ものが野菜セットでの出荷ぶんより多めにとれる感じなので、ここにもちょっとずつ並べるようになった。本来なら冬のあいだずっとこんなふうに各種の葉ものを置いておけるとお客さんにも喜んでいただけると思うのだけれど、この冬はとくに小松菜やほうれん草など定番の葉ものの調子が芳しくなくて、ここまでは人参や里芋、大根、蕪などで棚を埋めて「お茶を濁して」いた。

というわけで、今日の野菜は。
ほうれん草、固めの小松菜(普段の単価より安く)、水菜、まんば、リーフレタス、里芋、人参、源助大根、そして写真には写っていないけれど、下段に大蔵大根。スーパー「フジグラン西条」の「私の自信作」コーナーです(いつも言いますが、うちの場合、けっして「自信作」ではありません…)。火曜はいつもフジの特売日なので、他の買い物がてら寄ってみてください。特売日は一般の青果売り場の野菜も安いものが並ぶようなので、こちらの売れ行きは悪くなるのかというと、お客さんの数そのものが火曜はかなり多いらしく、このコーナーの野菜もそのぶん(?)よく売れる。



火曜、野菜セットの多い曜日。雨がようやくあがり、時折日差しもある。
朝:ちょっと早起きして5時半ごろから上記のスーパー出荷分の荷作り、7時前から朝ごはん。
午前:7時半頃からそのスーパーと保育園の納品・出荷、戻って野菜セットづくり、12時前から新居浜方面の配達、買い物にもちょっと寄って13時すぎ帰宅。昼ごはん。
午後:藤田家族のレシピ集「秋冬やさいで、しあわせごはん」の増刷作業(家庭用プリンター)を3時間ほど、18時すぎに家を出て青年農業者協議会の役員会(県の丹原庁舎)19時~21時、終わって21時半前に帰宅、印刷を再開、同じパソコンで同時進行でブログを書きながら、いま24時をまわった。明日午後に「ゆうき生協」納品なので、なんとか印刷だけは終えておきたいところ(製本作業は明日、納品当日にやっつけるしかない…)。



今日の新居浜配達の記録を参考までに。
ま、自分の後日の参考のためですが、それと、順路がまだこれで最短の効率的なまわり方なのかどうか思案中なので、もし、「こうまわったほうが、いいんじゃない?」というようなご助言、ご提案、「ここまで来てるなら、うちにも寄ってください!」という野菜セットの新規のご注文など、よろしくお願いします(結局、「参考」じゃなくて「販促」だったりして)。

で、今日は昼前の11:46に飯岡を出発。
国道11号線で、西の端交差点12:00左折北上、西の土居経由、楠木中央通りの高木町で職場共同購入(12:06着→1211発)、マルナカ経由、久保田町2丁目で共同購入ポスト(12:14→12:16)、一宮神社前経由、徳常町で個人(12:20→12:21)、再び楠木中央通りに出て若水町で個人(12:24→12:29)、「銅夢」経由、三井住友BKで左折南下、宮西交差点で平和通りに出てリーガロイヤル手前を左折、西中から入って江口町で個人(12:36→12:37)、再び西の土居、ふじ結婚式場から高木入口、庄内町4丁目で職場(12:43→12:46)、ウィメンズプラザ経由、庄内町6丁目で個人(12:49→12:51)、これで新居浜は終わって東城交差点13:00に右折・西条へ、最後に飯岡で個人(13:11→13:14)。

このまま戻れば13:20前には帰宅。
……のところ今日は買い物に寄って14時前に帰宅。この買い物がなければ、やはりいつもどおり実質約1時間半ちょっとの「火曜日、新居浜配達」である。いちおう「ひと筆がき」だけれど、西の土居からふじ結婚式場に出るところを二度走ってしまうのが無駄な感じがして、だけどこれを二度通らないようにルートをとると、ひと筆はひと筆だけど「大きな通りを右折して配達」、大通りに戻ってまた「右折して配達」の連続になり、つまり交差点で対向車待ちの停車時間が長くなる気がする。こんな停車のアイドリングがあっても、無駄に距離を走るよりは「地球環境」的にはいいのかも? だけど気分的に、なんだかね。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・じゃが芋・さつま芋、大蔵大根または青首大根、大蕪、白菜、水菜、ほうれん草、固い小松菜、大和真菜、ミニチンゲン菜、まんば、リーフレタス、などから。
※雨中の収穫で皮がぐしゃぐしゃになるので、葱は本日お休み。
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降りすぎ、春の予兆?

2010年02月01日 | 農と暮らしの日記
まさかこんなに降るとは思わなかった。
だいたい、雨が降るという予報さえ見逃していた。ほんの少しの夕立ちでも来てくれないかと、毎日何度もパソコンで雲の動きを見ていた夏場からは考えられないけれど。それにしても、日曜にたっぷり降ったと思った雨が月曜もほぼ終日続き、畑はご覧のとおり、久しぶりに“田んぼ”状態。春どりキャベツはここまでわりと順調に育っているように見えるけれど、こんなふうに湿気が多くなるとまた病気が出そうで気がかりだ。



今日から2月。
月曜、ぴったり一日(ついたち)からの一週間、それだけでちょっと気持ちいい。……はずだけど、この雨だ。
朝:6時半すぎからごはん、8時前後に市街に出て保育園納品、スーパー出荷。
午前:9時頃から野菜セットの荷作り。収穫は昨日してきてある。正午前後に来客あり(立ち話ですみませんでした……)、12時過ぎに配達出発、市街から氷見・小松方面、ちょっと用事して14時戻り、遅昼。

午後:15時頃、近所の行きつけの車屋さんで軽トラのバッテリー交換。
昨日のブログを書いたあと、19時半から飯盛会の集まりが公民館であって、そのあとに市街でちょっと用事があり、その帰路に携帯が鳴ったから軽トラをちょっと路肩に停めて話して、さて帰ろうと思ったらエンジンがかからない。どうやらヘッドライトつけたまま数分話しこんでいたところ、ちょうどバッテリーが弱っていたらしい。22時という時間にも関わらず車屋さんに電話したら、10分ほど待ってもう1回やってみて、と助言をもらったので、その通りにしたら無事始動し、なんとか家まで帰ってきたが、納車からほぼちょうど4年、ぼちぼち替えどきだというので、大事にならないうちに交換。

夕方:その足で、降り続く雨のなか明朝ぶんの収穫約2時間。
明日のセットづくりを始めやすい程度に大雑把に調製して18時あがり、びしょびしょなので熱いシャワー。
夜:渚と真もバレーがない月曜だから、18時台、いつもより早めの晩ごはん。お昼のお客さんが釣果をお土産にくださったので、刺身、カルパッチョ、あらのお汁でおいしくいただきました。雨で畑もご案内できずお役に立てませんでしたのに恐縮です、ごちそうさまでした。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・じゃが芋、大蔵大根、水菜、ほうれん草、まんば、大和真菜、リーフレタス、ねぎ、などから。
※雨で泥だらけなので、人参、大根などの根菜は例外的に水洗い。こんなときはちょっと残念な気持ちです。
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