38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

就農5年目の春、始動。

2010年02月10日 | 農と暮らしの日記
暖かい一日だった。いや、「暑い」というくらいの。
日差しのあるところでは温度計が20度になっていて、正式な「気温」も16~17℃はあったのではないだろうか。深夜か未明に雨が降ったせいだろう、朝の収穫に畑に行くと、もわっとした霧が出ていて、まるで3月か4月頃の朝のようだ。いよいよ、いろんなアブラナ科の菜の花が咲き始める。



水曜、野菜セットの出荷なし。昼頃から夕方にかけて一時雨の予報。
朝:6時半過ぎから朝ごはん。今日は保育園の納品が休み。
午前:8時頃から明日出荷する人参だけ収穫してきて(雨予報が出ているので泥だらけになる前に)、9時頃から市街へ。軽トラに「産廃」処分する稲の育苗箱を満載にしてJAの施設に持ち込み。そのあとスーパー出荷、種の買い物など用事して11時に帰宅。セットお休み中だったお客さん親子が来訪、市内での引っ越しがとりあえず終わったとのことで、また来週からお届けすることになった。11時半頃から畑に出て地床育苗の種播き、サニーレタス、キャベツ、ブロッコリィ類を少しずつ。トンネル掛けはあとで。13時帰宅、昼ごはん。
午後:14時頃から収穫してきた人参の計量、荷造り。雨が降ってきそうなので、15時半頃からリーフレタス類の定植を1時間半ほど、17時すぎ、あがり。18時頃から大粒の雨。



産廃処分に出した苗箱は頂きもの。
就農してすぐの頃に何かの役に立つだろうということで、不要になった農家さんからたくさん頂いたもの。野菜の育苗や単なる「作業台」代わりなどで重宝していたけど、いかんせん枚数が多すぎた(2~3年たつと、もうこれ以上は使わないなぁということがわかる)。

そこで、ついに産業廃棄物として処分することにした。
毎年この時期だけ回収があるようで、会場では荷台をいろんな産廃でいっぱいにした軽トラが順番待ち。荷降ろし前後に計量、どうやらうちの「産廃」は約180kgあったようだ。処分費は1kg32円だったかな。出費も痛いけど、その場でバリバリと破壊されていく苗箱を見ると、やっぱり不要なものは持たないようにしないとなぁとつくづく……。新品で買ったものでないのが救いだが。毎年どれだけの苗箱が処分されているのだろう。稲の作付けが再び増えてくるまで、どこかに保存しておけないものだろうか。

新規参入で稲作する人の話もよく聞くし。
自分も最初は苗箱1枚さえ持ってなくて、近所の農家さんのところに余ってないか訊きに行ったら、「もうちょっと早く来たらあったのに。処分してしもた」。なるほど、それは産廃処分の時期だったのだ。ちょうど4年前、2月10日、就農。そして今日、5年目の春が始まった。
コメント (1)
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