38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

立春、終日の出荷作業。

2010年02月04日 | 農と暮らしの日記
不耕起の畑の空豆(一寸蚕豆)。
最初に出た芽がいっときかなり徒長気味になっていたのだけれど、その後どんどん出てきた脇芽(?)から伸びた茎はまあまあしっかりしてきて、そしたら最初の徒長気味の芽は「なかったもの」としてもよさそうだったから、目立ってひょろっとしたものは摘んでしまった。まだ全体的には弱々しいけど、まあまあの空豆畑になってきている気がする。寒いうちに枯れ草をいちど刈っておいたほうがいいかな。



立春。だけど冷たい。木曜は「とにかく出荷作業」の日。晴れ。
朝:6時半すぎからごはん、7時半前後に市街で保育所納品、スーパー出荷。
午前:寒いから畑に日が差すのを待って、9時頃から収穫2時間、11時頃に戻って荷造り開始。13時頃に宅配便で今日出荷するセットは完了、遅めの昼ごはん。
午後:14時頃から、今度は明朝出荷する「市街配達便」のセットづくり。今日は葉ものの種類が多いので、調製と計量・配分に少し時間がかかってしまい、18時過ぎ終了。



この冬の野菜セットは仕上げの段階で少し手間がかかる。
畑の野菜や在庫の芋類が限られていると、有無を言わせない感じでセット組みをすることになるのだけれど、幸いこの冬は芋類も根菜もわりと潤沢で、葉ものはほうれん草や小松菜がやや不調な代わりに白菜(しかも3~4kg級の大型)がたっぷりあったおかげで、「先週はこれが入っていたから、今週はこっちを入れよう」というような余裕がある。具体的にいうと、白菜は隔週にして他の葉物を入れよう、あるいは、じゃが芋、里芋、さつま芋は週替わりで1~2種入れよう、ということになるので、それぞれのお客さんの前回のセットの内容を台帳をめくって参照しながら、野菜の割り振りをすることになる。

こんなこと、一昨年くらいまではしてなかった(できなかった)。
やはり少し余裕が出てきたということなのだろう。ありがたいことです。もちろん、セットひとつひとつという前に、「先週の月曜はみんな○○を入れたから今週は……」みたいな大雑把な割り振りがまずあって、そのうえで細かい調整をするわけだから、ここに言葉で書いてあるほどには実際の作業は煩雑ではない。だけれど、一日の収穫量の少ないもの、たとえば茎ブロッコリィが5人ぶん、まんばが6人ぶん……というふうに最後に残っているときに、それをどう配分するかということになると、「えーと先週は……」ということになる。ひとつの野菜を全員ぶんたっぷり収穫してくることができれば、こんな悩みはないのだけど。余裕が出てきたといっても、まだまだ、ということですね。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋(親芋も含む)・じゃが芋、大蔵大根、蕪・赤蕪、白菜、水菜、ほうれん草、小松菜、しゃくし菜、ターツァイ、まんば、茎ブロッコリィ、などから。
コメント
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