38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

成功体験、失敗体験。

2010年02月05日 | 農と暮らしの日記
白菜が、いよいよ「最終盤」を迎えている。
2月いっぱいくらいセットに入れたかったけれど、残りの株数からも、その野菜としての状態からも、そろそろ限界。写真奥のほうにはもう菜の花も見える季節(これはチーマ・ディ・ラパなのでとくに早いけど)、やむをえない。

この冬は白菜ができて、よかった。
先日レポートした、ゆうき生協の「キムチづくり」、本当にこのプログラムのおかげである。みんなで種播きして、みんなで植えて収穫して、みんなでキムチ漬けて食べる。「みんな」がいるから、やるしかないって感じで。苦手な野菜をこうして克服、「成功体験」として蓄積する。この経験に味をしめ、藤田家族の次なる挑戦(?)は「大豆」になりそう。ゆうき生協西条周桑地区会の2010年の「みんなで育てて作って食べる」活動のテーマのひとつ(藤田家族の担当分)が大豆に(ほぼ)決定! 

大豆は白菜の比じゃない。
何がって、藤田家族の「苦手」度が。いや、そうじゃなくて、大豆は白菜の比じゃなく、「みんなで作る」バリエーションが豊富。味噌、豆腐、納豆……。しかも、今年は大豆の「種」が、実はすごいことになってる。また追ってお知らせしますが、いい種がいっぱいあるのだ。いただきもの。楽しみ、楽しみ。



金曜、今日も朝は冷たいけど日中は日差しがある。
朝:6時半すぎからごはん。
午前:保育園、スーパーにも寄りつつ、市街の配達、その他の用事を何軒か、昼すぎ戻り。ごはん。

午後:同級生農家Y君の助けを借りつつ、育苗用温室の建設の続き。
さすが建築のプロ、って、それは関係ないかもしれないけど、とにかく大助かり。野菜の栽培も同じだと思うけれど、研修とかこういう共同作業で学ぶことは、「この程度のアバウトさはOKなんだ」という「程度」がわかることだ。僕のいちばん苦手なのはそういうことで、どうしても、慣れない仕事だと、厳密にしないとあとが大変なことになるかも、というのが先に立って、なかなかひとりでホイサホイサと進めていくことができず、躊躇してしまう。この点、いつも手伝ってくれている援農Sさんも「とにかくやってみよー、ダメだったらやり直そー」って感じなので助かるわけだ。こういうのが「経験」てことなのだろうか。失敗を繰り返すことが勉強だ、とかってよく聞くことだけど、就農してから、つくづく「失敗経験」の貴重さを感じる。

17時頃、ひと段落して本日解散、日没まで明朝ぶんの収穫。
戻って調製、荷造り、19時あがり。渚がバレーから戻って、晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・じゃが芋、大蔵大根、蕪・赤蕪、白菜、水菜、小松菜、ほうれん草、ターツァイ、まんば、小葱、など。
※小葱は昨夏の瓜科の畑でコンパニオンプランツで植えてあったもの。畑を片付けるので残っていたのを抜いてきて出荷。
コメント (1)
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