38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

快晴の休日、河口干潟。

2009年10月03日 | 農と暮らしの日記
西条の市街地を流れる加茂川、その河口近く。
厳密に言うともうちょっと下流(写真の奥のほう)を指すのかもしれないけれど、いわゆる「河口干潟」。こんなところです(ブログ「西条異景」さん)。

今日の午後、真と二人で行ってきた。
天気は朝から快晴。普通ならこんな日に畑を離れるなんてことはありえないのだけれど、昨日までの雨がかなり量があってトラクタなど大掛かりな作業はまだできないこと、もちろん、手作業の除草などはできなくはないけれど、今日はバレーボールが渚だけ練習試合で真は休み、しかも薫は渚たちの練習の当番で同行、となると、一日中、真を連れて畑仕事、というのはしかし、かなり厳しい。

で、以下のような日程に。
朝:5時半から出荷準備、7時半に朝ごはん。
午前:渚と薫は出かけ、僕は出荷準備続き、8時半ごろに真と市街に出荷、戻って9時から11時まで、畑の草刈り30分とさつま芋掘り1時間半。さつま芋掘りは、僕がつるを切ったら真がそれを畑の端に片付け、僕が畝の左右を鍬で崩したら真がスコップなど使いながら芋を掘り上げる。この手順で30mほど掘り、11時半帰宅。

急いでごはんを炊く。
その間にあれこれ用事をして、炊きあがったらアツアツのをおにぎり。今日はかつおと梅とプレーンと。2合を9つに握って、弁当箱には8つしか入らなかったから、1つは真に出発前に食べてもらった。

12時すぎ出発。
市街スーパー文具売り場で買いもの、ついでになんと惣菜コーナーで鶏のから揚げ1パック購入。出来合いの惣菜を買うなんて年に一度もないけど、快晴の日に畑を休んで遊びに行くこと自体が何カ月に一度もないことなわけだから。

13時頃に干潟に到着。
車を降りたのは河口の手前、「禎瑞」(ていずい)という校区。土手を下りてまずは腹ごしらえ。おにぎりと唐揚げ、だけど真は食欲より遊びたいようでささっと食べて川に降りて行った。

今日はちょうど大潮
午前10時台に満潮となり、16時台に干潮なので、この14時頃というのは「かなり引いてきた、けどまだまだ引いていく」状態で、葉山の海でもこれくらいの潮時がいちばん楽しめた。

まあ、干潟にいたのはほとんど蟹だった。
なんかぱちぱち音がすると思ったら、蟹が群れをなして歩く音だ。蟹といっても握り寿司とか鍋とかには無縁の3mmか5mmほどの小さいやつばかり。炊きたて銀メシに「ふりかけ」にしたらちょうどいいだろう(ただし歩かないでほしい)。

あと、ハゼの仲間。
魚のくせに水のないところを跳ぶように歩いている。なんか、ふだん、自分ではあまり動かない野菜という生き物を相手にしているせいか、せわしなく動き回る生き物たちに囲まれていると新鮮な気分だ。

15時、まだまだ遊びたい真を説得して帰路に着く。
飯岡に戻って、近所の商店で宅配便用に空き段ボール箱をいただいて帰り、普段はほとんどしない洗濯物の取り入れ、それをたたんで、とかしていると渚と薫が帰ってきた。19時頃から晩ごはん。



予報では明日も晴れ。
しかし、月・火・水・木と傘マークが出ている。今年は台風がまったく四国に近づかなかったが、台風18号は水曜頃にこれまでの台風よりは四国に接近する可能性が高いようだ。勢力も大きいようなので油断はできない。いまはちょうど雨がたっぷり降ったあとだから、かすりもしないような針路でもいいくらいだが、今回はそうはいかない気配。明日、畑の乾き具合を見てトラクタを入れられるようなら入れて、少し前倒しになっても、播くものは播き、植えるものは植えてしまうつもり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋雨前線、停滞。

2009年10月02日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットの一例。
いつもの写真と同じように、通常の「大セット」(1800円前後+送料)。

前回載せた「9.11」のセットから大きな変化はない。
中央は茄子(緑茄子と普通の茄子)で、引き続き「だらだら」「ほどほど」にとれている。その上、12時の位置から時計回りに、オクラ(五角オクラと丸莢の島オクラ)はまだ好調、ゴーヤはほぼ終了の様子で今日は小さいのを2つ、右上の空芯菜とその下のつるむらさきはともに綱渡り的な収量。

中央の赤いのは「辛い青唐辛子」の完熟果で、「おまけ」。
同じ形の緑色のが通常の「辛い青唐辛子」、下のピーマンともども好調。左下、さつま芋と里芋は「試し掘り」から正式なセット品目の仲間入り。毎週お届けのセットのお客さんにはどちらか一方、交互に入るかたちか。隔週や毎月の方にはたいてい両方が入る見込み。左上の人参まびき菜は8月播きの2度目のまびき。これくらいのが、葉も柔らかく(かき揚げ、またはとくに柔らかい部分を摘んで白和えなど)、人参の部分も人参らしい存在感がありちょうどいい。



金曜、予報通りほぼ終日、小雨がしとしと。
朝:6時過ぎから机しごと。7時前から朝ごはん。
午前:7時半から収穫2時間(ついでに張り残していた寒冷紗を少し)、荷造り、12時前に仕上がり薫が市街配達。僕は片付け、机しごとなど。戻って14時前から昼ごはん。
午後:雨模様なので畑は休み、のんびりと机しごと。昼間からちょっと読書なんかもしてみる。あー、極楽。



時折雨脚が強くなる。
予報では明日、あさっての土日が晴れ、月火水とまた傘マーク。今日もわりとたっぷり降っているから、週末2日の晴れだけではたぶんトラクタは使えないだろう。月曜いっぱい降らないでくれれば、なんとかなるか……。

気象台の記録を見てみたら、9月は平年の2割の降水量。
それでも2割も降ったかと一瞬思ったけれど、ちょうど月末30日に待望の雨がしっかり降ったから、それが「1割」ぶんだと考えると、残り29日間で平年の1割しか降っていないわけで、それなら畑のあの乾燥状態もうなづける。

さて、10月はどんな異常気象になるのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨上がり、芋を掘る。

2009年10月01日 | 農と暮らしの日記
雨上がりの今朝、里芋を掘った。
写真の1列は同級生Y君に種芋を分けてもらった石川早生。今日、明日の野菜セットのために、昨日のうちに掘っておこうと思っていたのに予想外の(予報通りだけど予想外)しっかりした雨でかなわず、やむをえず雨水をたっぷり吸ってずっしりと重い土に鍬を入れた。

今年はひと株あたりの芋の数や大きさが、豊作だった一昨年に比べてかなり物足りない。
最後の土寄せがなんやかんやで時間がとれずにできなかったことが、たぶん原因なのだろう、水不足で大失敗した昨年を思えば十分の出来なのかもしれないけど、水の便の良い田を選び、除草も早め早めにしっかりやってきたから、ちょっと悔しい。ただ、秋冬と暖かい予報が出ているから、まだまだ成長の余地はあるかもしれない。



雨上がりの木曜、夕方までは予報通りに曇り時々晴れ。
朝:6時過ぎから昨日のうちに収穫しておいたオクラの仕分け、7時から朝ごはん。
午前:7時半から収穫しながら田畑、水路の見回りなど。雨でいろんなものが水路に流れ込み、せき止めるようになっている個所を掃除したりして、いつもの収穫よりちょっと時間がかかる。戻ってセット組み、市街出荷、買い物、昼ごはん。
午後:14時から、白菜の残り苗の定植1時間、春どりキャベツ地床育苗の種播き1時間。16時頃から霧雨、いったん帰宅。

雨があがったので、17時過ぎから1時間、さつま芋を8mほど(約20株)掘る。
品種は金時で、戻って計量したら約14kg、ということは1株あたり700gほど(平均3~4本ついている)。こんな雨のあとにさつま芋を掘るなんてことは普通ないのだけど(天気のいい日に掘って軽く乾かすのがいいとされている)、これまで土がかちかちでなかなか掘り進めなかったことと、週間予報でしばらく傘マークが続くので、降っているときに掘るより雨上がりの曇り空のほうがまだましだろうということで。

朝は里芋、夕にさつま芋。
芋は秋の端境期を迎える野菜セットに心強い。18時すぎ、あがり。



<本日の野菜セット>例
茄子、長茄子、ピーマン、辛い唐辛子、オクラ、ゴーヤ、空芯菜、人参まびき菜、さつま芋、里芋、などから。
※さつま芋と里芋は「試し掘り」から、通常のセット品目になった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする