38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

そらまめ、不耕起で。

2009年10月20日 | 農と暮らしの日記
収穫中のオクラの、その株もと。
ご覧のようにオクラはひとつの畝に千鳥で2条に並んでいる。株間40cmに5粒ずつ播種、まびきせず(その後の自然淘汰で1株3~4本仕立て)。その2条の条間(つまり畝の中心線)に今日、45cm間隔で一粒ずつ、そらまめの種を播いた。

こんな「不耕起」のそらまめは今年が初めて。
例年は普通にトラクタで耕耘して管理機で畝を立てて、黒々とした畝に播いている(去年の収穫期はこんな感じ)。でも、藤田家族でも少しずつ不耕起の畑を増やしていこうかなと考えていて、できそうなところから(「この野菜が終わったあとに、これを不耕起で栽培するっていう流れだと、なんとかいけそうかも」という感じで)試してみている。それで、この秋冬作ではまず、この「オクラ→そらまめ」がひらめいたので。

オクラはいまも細々と収穫、出荷中。
おそらく10月末か11月頭には終わるので(実がならなくなる)、そらまめの発芽とどちらがどうか順序はわからないけれど、しばらくはそのままにしておき、年越ししてそらまめが大きくなってきたら、オクラの樹を適当な丈で揃えて刈り、支柱代わりにしようかなぁー、というのが現時点でのもくろみ、だが、さてさて。

そてにしても、この不耕起の種播きは時間がかかる。
従来の耕起した畝なら、1秒に1粒という感じで、ほいさほいさと播いていけるのに、今日は播く場所の草を草削りで削って土も少し(握りこぶしぶんくらい)掘り返して播くから30秒くらいかかる。40m×2列を播くのに、あれこれの準備も入れて2時間ほどかかった。慣れればもっと早くなるんだろうか。明日もまた続きを播く予定。



火曜、今日も晴天。そして乾燥、強風。中国地方では黄砂とか。
朝:夢から覚めたら6時半。朝の収穫に行けず、先にごはん。
午前:7時すぎから収穫1時間、いったん野菜を家に置いて薫がセット組み、追加の収穫に出て1時間、戻ってセットの仕上げ。11時半に新居浜方面に配達。13時戻り。
午後:稲木にスズメよけの光る糸を張る(1時間)。その後、冒頭のそらまめ播種を2時間。乾燥が続いているので我慢ならず久しぶりに夕方の水やり。発芽が始まっている葉ものあれこれと、発芽を待つあれこれ。11月が来ようというのに水やりなんて。18時前あがり。



<本日の野菜セット>例
茄子、長茄子、ピーマン、甘い唐辛子、オクラ、つるむらさき、大根まびき菜、蕪まびき菜、小人参、小葱、里芋、さつま芋、などから。
※大根まびき菜は9月下旬播きの4本→2本、蕪まびき菜は9月中旬播きの第1回。

<本日の配達BGM>
渚ようこ『YOKO ELEGANCE』,2002.
コメント
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