38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風、2年ぶりの上陸か。

2009年10月07日 | 農と暮らしの日記
8月播きの人参畑。
二度目のまびきが終わって、雨の今朝はこんな感じ。これくらいのときが人参の葉はいちばん美しい。たぶん葉が人参の成長の過程でその役割を最大限に果たしている時期なのだろう、まさに「人参の森」だ。まびきのタイミングがよく、その後の天気が適度な晴れと雨、という具合だと、この時期の人参はすくすく育つのだなぁと実感する。ついこの間はまだこんな姿だったのだから。



水曜、いつもなら野菜セットの出荷は休みの日。
だけれど今日は、「非常に強い」台風18号が接近中で、今夜から明日午前中にかけて四国に最も接近しそうという予報が出ている。それで、明日の野菜セット出荷(木曜は宅配便のみ)を前倒しすることに。明朝はとても収穫できる状況じゃないだろうということと、仮に収穫・荷造りしても、台風を追いかけるようにトラックが走る宅配便が、通常通り動いてくれる保証がないので。

朝:ゆっくり6時半起き、朝ごはん。子どもたちは傘をさして登校。
午前:8時前から収穫2時間、セットづくりは薫に任せ、あちこちの圃場の台風対策をしてまわる。稲作の田んぼは排水を導く溝を鍬で切ってやる。寒冷紗をべた掛けしたりトンネル掛けしたりしているところは、強風で飛ばされないよう、おさえのピンをホームセンターで買い足して畝の途中、何か所で新たにとめて補強。

収穫も台風前のやり方で。
茄子、オクラ、ピーマンなどはいつもより小さめのものも収穫し、樹を軽くしてやる。風の影響で折れてしまうことがあるのでその対策と、風で隣の樹や地面に打ち付けられて実が傷んでしまうので、小さくてもきれいな状態で出荷できるように、という両方の意味がある。

昼前に帰宅、セットの仕上げをして、12時半頃、市街スーパーの出荷に出る。
戻ってセットの箱詰めをしてから遅い昼ごはん、14時すぎ。少し風が出始め、家のまわりの台風対策。在庫のさつま芋や段ボール箱などの資材類が雨に濡れないように移動したり、育苗中の苗が強雨に打たれないよう屋根の下に入れたり、空きポットやキャリーなどが風で飛ばされないように片付けたり。途中、渚のピアノの送り迎え。17時あがり。雨戸のがたつく音、そして遠く風のうなりごえも聞こえる。

台風18号は明朝、紀伊半島に上陸の可能性が強いとのこと。
四国に近づくにしても、西の豊後水道を通ると猛烈な風が吹くのに対して、東の紀伊水道ルートなら、当地では「雨台風」になることが多い。いずれにしても、同じ四国でも、太平洋に面した最前線の高知に比べると、四国山地を隔てる瀬戸内側は、強風からはかなり守られている。むろん油断は禁物。



<本日の野菜セット>例
茄子、緑茄子、長茄子、ピーマン、辛い唐辛子、オクラ、小さいゴーヤ、つるむらさき、空芯菜、人参まびき菜、ミニ人参、里芋、さつま芋、などから。
コメント (2)
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