38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

野菜セット、秋らしく。

2009年10月22日 | 農と暮らしの日記
今日出荷した野菜セット(大)の一例。
前回写真を載せたのが10月2日のセットで、大きな変化は「秋冬の葉もの」が入り始めたこと。

例によって、畑の様子をからめながら野菜の説明を。
中央の緑色は「辛い唐辛子」。夏のあいだ豊作続きでセットを賑わせてくれた(みなさんの口の中も賑わせたことでしょう…)が、いよいよ終わり。畑の樹にはもう新しい小さな実がほとんどついていない。その上、12時の位置はピーマンで、こちらはまだしばらくとれそう。11月に入っても霜が降りる頃まではなり続けるのが普通なので、できるだけ「秋のセット」に入れ続けたい。

時計回りに右へ、まずは蕪(かぶ)まびき菜。
9/18播きの最初のまびきで、次に「葉つき小蕪」としてまびきどりして、12月頃に「中蕪」でとりきる予定。右どなりの大根まびき菜は9/24播きの最初のまびき(4本→2本)。これも次回は「葉つき抜き大根」で1本立ちにし、12~1月に大根として収穫予定。右下の小松菜は9/18播きで、この秋初のセット入り。大きいものから選んで抜いていく“逆まびき”型の収穫をしばらく続け、全体的に仕上がったら端からとっていく。

左下のさつま芋は2種類ある。
左の細い3本が紫芋、右の太い3本は金時。どちらも鋭意収穫中で、11月下旬に霜が降りるまでに掘りきってしまわないといけない。

その上、里芋も2種類。
といっても品種の違いではなく、同じ芋(これは石川早生)の小芋・孫芋と、大きい2つは親芋。親芋は火を通すのに時間がかかるけれど僕は好き。おでんなど煮込む料理には使いやすいと思うので、セットにもたまに入れる。通常の里芋(小芋・孫芋)と同じ値段でもいいんじゃない?と僕は思うのだけれど、薫は料理する立場からの判断なのだろう、意見が異なり、結局いまのところは200円/kgで入れている(里芋は600円/kgだから3分の1です、大きいから皮むくのも楽だし、すごくお得だと思うけどなぁ)。この写真の量だと、里芋300円、親芋110円。この値段、いかがですか?

最後は「小人参」。
8月播きで、ちょっとまびきが遅れていたところのまびき人参で、本来は葉つきで出したいところだけれど、これくらいの大きさになると葉のほうはちょっとごわごわしてしまうので(葉先は柔らかいです、かき揚げなどに)、いまは切り落として人参の部分のみ。

以上のセットで、今日は1,980円。プラス送料。
今日のほかのセットには、茄子、オクラ、赤蕪のまびき菜が入ったものもある。いずれも収量が少なかったので、全部には入らず、お客さんの家族構成やセットの頻度(同じ野菜の消費量や季節感を出す必要性など)から考えて割り振っている。オクラも辛い唐辛子に続いて終わりのときを迎えそう。



木曜、セットは宅配便のみ。今日も晴れ、連続13日間の雨なし。乾燥。
朝:6時から収穫1時間、戻って朝ごはん。
午前:8時前から再び収穫1時間、戻ってセットづくりは薫に任せて僕はトラクタ耕耘、畝立て、そして、小松菜の播種。昼に戻ってごはん。
午後:セットの箱詰め。15時から、小松菜の続きの播種、ほうれん草の播種、まんば(三池高菜)と水菜の定植、その水やりと他の畑の水やりまで済ませて18時あがり。



セットの箱詰めしてたら来客あり。
農文協の営業の方でYさん、岡山から3週間の日程で各地をまわっているそうだ。ブログの過去記事を見てみたら、2007年1月にも別の方が来られている。うちの経営の概略(販路など)など少しお話し、逆にあれこれの情報もいただく。
今月号の月刊『現代農業』は「モミガラ活用」の特集です、これはおもしろそう!



<本日の野菜セット>は冒頭のとおり。

コメント
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