38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

個人宅配、第一号。

2006年06月15日 | 農と暮らしの日記
明け方から、一週間ぶりの雨音。
少し遅れ気味ながら、予報通り降ってくれた。

午前中は市街へ買い物に出る。
ついでに寄ったJA直売所「水都市」は、茄子、胡瓜、トマトなど夏の顔が棚を賑わせている。どれもまだ出始めなので、価格も3桁を確保して誇らしそうだ。

午後一番で、トラクタの救出。
農機の専門家の方が来てくださり、足場を固めたうえで僕に運転の指示を出す。その言葉に従って手足を動かすと、15馬力の愛車(?)はするりと難所を抜け出した。雨のなか、しかも田植えの季節のまっただ中に、こんな不注意の後始末に駆けつけてくださり、心より恐縮。

雨はまだ降り続き、パソコン仕事。
そろそろ出荷するキャベツ類その他6~7月の野菜の定価表を作る。地元の現在の相場や諸々の資料を参照しながら、たとえばブロッコリなら1kgいくらというのを決めていくわけだが、なかなか難しいものである。

夕方、雨があがったので畑に様子を見に行く。
雨の前の強風で飛んだ麦藁、倒れかけているトマトなどを元に戻しながら、あれこれの発芽の状況やピーマン(写真)など果菜の実の付き具合を確認していると、時折り見かける散歩中の方から声がかかる。

「無農薬でしよるいうて聞いたんじゃけど、買わせてもらえるん?」。
もちろん、もちろん。少し立ち話をして、とりあえず今日はキャベツとブロッコリを少しずつ、早速お届けする。将来的に経営の柱の一つと考えている個人の方への定期の宅配としては第一号。まだ品目が揃わないので当面は「セット」と呼べるような構成にはならないけれど、旬の野菜を継続的に食べていただけるお客さんは、本当にありがたい。

明日は再び晴れの予報。
出荷、田んぼとまた忙しくなってくる。
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