38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風消滅、ほどよい雨量。

2011年05月12日 | 農と暮らしの日記
待望の雨で瑞々しさを取り戻したブロッコリィ。
左側の青緑っぽい葉が普通のブロッコリィで、右のやや黄色がかった緑が茎ブロッコリィ(種の商品名は「スティックセニョール」)。10日ちょっと前と比べるとずいぶん堂々とした姿になってきた。右の茎ブロッコリィは今日、初めて「頂花蕾」を収穫。いわゆる「摘芯」にあたり、このあとは「菜の花」のように脇芽を次々に摘んでいく。普通のブロッコリィと比べると「茎」の存在感を楽しむ野菜で、食感や料理のバリエーションはアスパラにも似ている。



木曜、セット出荷は宅配便のみ。
四国沖を台風が通過する予報だったのだが、おそらく低気圧に変わり、日中は曇り時々小雨、風もほとんどなし。

午前:収穫、セット荷造り。9時半頃に家を出て市役所へ。何度めかの「地域審議会」への出席。
本来は前回で終了していたはずだと思うけれど、合併後の新市庁舎をどういう形で建設するかについての臨時の会議ということで。旧の西条市と、周桑郡・小松町、同・丹原町、東予市の2市2町が合併するにあたって、新市庁舎を現在の(つまり合併前の)西条市役所の場所ではなく、新市の地理を見渡してもう少し西のほうに新築することに決まっていたようなのだけれど、昨今の財政情勢その他?なのだろうか、現在の庁舎周辺に増築するという案が出されて、市議会でもその方向で話が進んでいるようす。

僕自身は不勉強でもあり、なかなか難しい問題である。
財政上の問題から、新たな用地を確保して新庁舎を建設するより現在地に増築するほうが安くできる、それは簡単に理解できるけれど、増築するということは旧の建物は全面新築よりも早く建て替えが必要となるわけで、そのことも含めて今後数十年を見通した全体の事業費を考えるのが自然だ。ということを質問し、担当の方から回答もいただいた。どっちが高いとか安いとかは判断しづらく、いずれにしても大変なお金である。今日もいろいろと勉強になった。青年農業者協議会の副会長(西条地区担当)ということからの「御役目」もおそらくこれで最後。たまにネクタイ締めて革靴はいて出かけるのも楽しかった。

午後:セットの仕上げ、荷作り。
15時頃から明朝出荷分の収穫、18時過ぎに帰宅、晩ごはんの準備、19時半頃からみんなで晩ごはん。



雨は今日はさほど降らず、心配していたような豪雨にはならずに済んだ。
年始からの乾燥続きが、ようやくこれで少し和らいだように思う。もちろん、これからまた1週間とか十日とか晴れ続きだと元の黙阿弥である。夏野菜の作付けも大詰め、数日後の雨を期待しつつ、雨の前にやるべきことはすべて済ませなければ。大変といえば大変、おもしろいといえばおもしろい仕事だ。とりあえずその場では天気のせいにしてぶつぶつ言えるわけだし。
コメント
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