38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

菊の節句、いもたき。

2006年09月09日 | 農と暮らしの日記
西条名物(らしい?)「いもたき」。
夕方から、市内山間部、大保木(おおふき)地区の「菊の節句」に青年農業者協議会の一員として家族で参加、鍋を囲んで交流させていただいた。

会場は「石鎚ふれあいの里」。
飯岡から車で約30分、市街地からなら約20分、加茂川を遡る。あと数キロ走ると、石鎚山に登るロープウェイ乗り場だ。ふれあいの里はひとことで言えば、清流沿いのキャンプ場。昭和61年(1986年)に閉校した高嶺(たかね)小学校の校舎・校庭を利用し、新たに建てられたログハウスっぽいケビン数棟と旧校舎にも宿泊できるほか、日帰りでバーベキューや釣りなども楽しめる。僕は初めて。

いもたきは本来、河原など屋外でやるものだけれど、雨模様のため室内で。
窓を全開し、扇風機もフル回転しているが、蒸し暑さで汗だく。そこへ鍋、なので、もう大変な状況だ。標高の高い山里で初秋の風を感じながら熱燗を……なんて感じでは全然ない。

菊の節句ということで、菊の花びらをお酒に浮かべて乾杯。
いもたきは里芋をたっぷり食べる鍋料理で、芋のほかに、人参、牛蒡、大根、もやし、こんにゃくなどを鶏の出汁(醤油味)で煮ていただく。防災○×クイズ、地区のご婦人がたによる大正琴の演奏(が、なぜかカラオケ代わりになっての大熱唱)と続いて熱気がものすごい。

栗ご飯、鮭のちゃんちゃん焼き、ずいき(里芋の茎)の酢の物も運ばれる。
さらには、青年農業者の会長T氏が、自ら漁に出たというスズキやチヌを差し入れ、その場で刺身にして供されたものだから、もう満腹の上限を越えつつもまだまだ食べまくりながら、山間部と平野部の交流、地区の活性化に向けての意見交換が活発に行われた(これは本当です。西条市は標高1982mの石鎚山から瀬戸内海まで、山、平野、海がそろった町。山はいま過疎がどんどん進んでいるけれど、後背地あっての西条である。農業者は豊かな水をはじめとして山の恵みを大いに享受しているので、山の将来は他人事ではないのです)。



朝から野菜セットなどの収穫と荷造り。
夕方から雨の予報なので、昨日に続いて午前中にできる限りの草刈り。午後、トラクタで秋冬野菜向けの畑の耕耘。三角ホー(くわ)で人参の条間の中耕。……までで上記の菊の節句に出かける時間となり、今日の作業は終了。

明日は雷をともなって大雨の予報。
コメント
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