38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

まびき人参の常備菜。

2006年09月04日 | 農と暮らしの日記
「まびき人参とちりめんじゃこの常備菜」。
詳しいレシピは他の夏野菜のものも含めて、近日アップ予定です(薫担当、よろしく)。が、まあこれは写真の通り、刻んで炒め合わせて、醤油などで味付けするだけ。正しくは「常備菜ふう」で、わが家では常備されず翌日にはなくなる。

7月中旬に播いた最初の人参が、いま1回目の間引きのラストチャンス。
間引きは通常2回で、1回目は本葉が何枚か伸びて畑がモシャモシャっとしてきたときに、指1本ぶんとか2本ぶんあける、と言われる。2回目は根っこ(人参の部分)が長さ10cmくらいになったときで、握り拳が入るくらいと言われるけれど、もっと狭くてもいい気がする。

野菜セットにも間引き人参が入り始めている。
けれど、朝の忙しい時間に、その日のセットに入れるぶんを間引きするというのは、気の短い僕にはなかなかの試練。昼下がりにラジオを聴きながら……なら極楽なのだが。そんな思いをしてまで入れる間引き人参だけど、いきなりセットに入ってくると困るに違いない。家庭菜園などで慣れている方ならいいけれど、八百屋にもスーパーにも普通は売っていないし。

ちょっと大きめのを外せば、生でもおいしい。
神奈川にいるときは、裏庭で間引いたのをオリーブオイルと塩・胡椒でドレッシングしてパンに挟んで食べるのが、僕は好きだった。大根でも蕪でも、小さい間引き菜はたいがいこれでいける。ほかには、粗く刻んだ間引き菜を残りご飯(玄米ならなおよし)に混ぜて薄く伸ばし、ごま油などでパリッと(または、しっとり)焼いたライスピザもうまい。(渚と真のおやつによく作ったなあ。)また、ご飯の代わりにジャガ芋をつぶしたのに混ぜるのもいい。



今日も朝は野菜セットの収穫と出荷。
昼前に薫と二人で大根の畑へ。本葉が出始めたところで、遅まきながら虫除けの寒冷紗(目の細かい網)をトンネル状にかぶせる作業。畑仕事には、1+1が2にしかならないものと、1+1が2以上になる気がするもの、1+1が確実に2以上になるもの、がある。それから、1+1じゃなきゃ、1がいつまでたっても1にならないものもあり、今日の作業はまさにそれ。

昼食と前後して田んぼの水入れ。
そして、午後は僕ひとりでさっきの畑に行き、隣の大根に同様に寒冷紗を被せる作業の準備と、春菊の播種、別の畑のトラクタ耕耘など。

台風はどうやら日本にはあまり近寄らず、北に逸れるようだ。
週末あたり、少し雨が降ってくれたら……という期待はどうやら期待はずれ。でもまあ、台風がひとつ去るごとに、今季の台風直撃の可能性もひとつずつ消えながら、その間にも季節は進んでいくわけなので、長い目で見れば、幸いなこと。

日没はますます早まり、6時を過ぎると車幅灯が必要になってきた。
明日も四国は爽やかな晴れの予報。



<追記>
まびき人参の常備菜について。
うちの野菜を食べてくださっているyokoyoko26さんもブログに書いてくださってます。僕が抜いてきた人参がよそのお宅でキリっと料理されてるのを見ると、なんだか不思議な気分。おいしそうですね。ありがとうございます。
コメント
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