JBCが昨日、井岡一翔が昨年大晦日に行ったジョシュア・フランコとの初戦、試合後のドーピング検査で微量の大麻成分が検出されていた、と発表したそうです。
大麻の使用があったか否かについては、どの程度の量が検出されれば使用している、或いは普通の生活で体内に吸入しうる、と見做せるのか、その判断基準について、何の知識もないのですが...他の選手でこんな話一切聞かないし、何で井岡だけ?と単純に、不思議に思うところではありますね。
それは大麻云々だけでなく、ドーピングについても同様で、田中恒成戦の件でも、ずさんな管理体制は問題でしたが、同時に、田中恒成の検体からは何も出ないのに...と、これまた不思議に思ったものです。
日本では、大麻は自然に吸入する可能性があるため、所持は有罪だが、体内から検出されただけでは、罪に問われることはありません。
JBCルールでも、今回は微量だったため、それ自体は「パス」だということです。
しかし、それ以外のルール項目において、井岡一翔の出場資格を咎めうる解釈はあり得るのではないか、という気もしますね。
その辺を気にしてか、志成ジムは並べうるだけの言葉を並べて、土曜日の試合を「守る」姿勢を見せていますが...。
それにしても、やっぱり、なんで今頃、という疑問が一番先に来ます。
記事によると、JBCが志成ジムにこの結果を通知したのは5月26日とのこと。
ドーピング検査といっても、以前の自前による杜撰な管理体制と違って、おそらく外部機関に委託しているはずで、検査の結果が出るのに時間がかかったのだとしても、では何故、今頃になってメディアに発表する運びになったのでしょう。
ドーピング検査を、厳しい管理体制の元で行い、情報を詳らかにせねばならないという方針の下、こういう事実を発表せねばならないにしても、先月26日、ジム側に通知した後、今日に至るまで、JBCとジムの間でどのようなやりとりがあったものか。
昨日になっての発表に繋がった過程において、水面下で一体何があったのか。
これが先月下旬に発表されていたら、PPV配信の話など、あり得たものかどうか。とにかく、色々とわからないことだらけです。
ひとつ言えるのは、ABEMA PPVの購入、一日早かったな、ということだけですね。
井岡一翔にまつわる、予想外エピソードの種もそろそろ尽きる時か、と思っていましたが、甘かったようです。
いやはや。なんともかとも。