来月25日のスティーブン・フルトンvs井上尚弥戦まで40日を切り、両者のトレーニングも一番激しくなっている頃かと思います。
ボクシングビート誌にも、その辺を特集した記事がありました。
写真を見ても、身体がまた大きくなっている印象。というか、バンタム最後の2年くらいは、無理をして抑え込んでいた、ということかもしれません。
さて、勝敗予想についても、あちら方面からは色々、散発的に話題として上がってきます。
中には極端なご意見もあるようですが。
私は以前少し触れたように、基本井上有利と見ます。むしろ、この試合の注目点は、スティーブン・フルトンの真価が遂に問われる、というところにあるのではないか、と。
で、こちらはIBFのイリミネーションバウトに出るというライース・アリームの記事。
ティモシー・ブラドリーなどは以前から井上支持派ですが、アリームも趣は違えど、同意見のようです。
フルトンの闘いぶりを、割と厳しい表現で斬っていますね。
対して、国内からは、井上尚弥から逃げずに、その挑戦を受けたのみならず、実際の試合でも王者の誇りを見せて大健闘した、田口良一へのインタビュー記事です。
お馴染み林壮一氏の記事で、NumberWebに掲載されているもの。
「僕は井上くんのパンチのヤバさを味わっている」“井上尚弥を最も苦しめた男”が予想する、井上vsフルトン「正直フルトンのコワさって感じません」(林壮一)#ボクシング #boxing #井上尚弥 #FultonInoue #NumberWeb https://t.co/KnDYhUD8rl
— Number編集部 (@numberweb) June 16, 2023
ある意味「被害者の声」でもありますか(笑)冗談はおいて、こちらは実際に対戦し、スパーも重ねた間柄、より説得力を感じます。
確かにフルトンとて、並々ならぬ意欲で臨む試合でしょうから、過去の試合からさらに数割増しで来る、と思いますが、それでもなお...まあ、実際どうなるか見ればわかるのですけど、本当の勝負、体格面での困難はフェザーからかな、という意見には、同感ですね。
こちらはスティーブン・フルトン本人。杉浦大介氏のリモートインタビューを受けたとのこと。
近々、記事が読めることでしょう。楽しみですね。
来日の日程は内緒だそうです(笑)。
井上尚弥選手との決戦を40日後に控え、とても元気そうだったスティーブン・フルトン。来日の日は決まってるが、教えてくれないそうです。「ある日、突然日本にいるよ」と笑。その他、記事化をお待ち下さい。 Special thanks to @coolboysteph pic.twitter.com/tEw7aiOK0l
— Daisuke Sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) June 16, 2023
最後に、井上のスパーリングパートナー来日。ジャフェスリー・ラミドだけじゃなくて、若くて階級も上の、戦績の良いのがふたり、さらに加わるんですね。
その中に、あの(あの、って何だ)ホルヘ・バカの甥がいる、へー、と思うのみならず、井上のタトゥーまで入れている、と。
叔父さんについては、昔、ロイド・ハニガンとの二試合...この頃から「メジャー」になりつつあった負傷判定での王座奪取と、再戦でのあっけない転落が思い出されます。
映像は某社のビデオで後日見たと思いますが、当時は、へー、へー、と思いながら専門誌の記事を読んだものです。
あれから35年以上の時を経て、あの選手の甥が、日本人ボクサーの名前を身体に彫るとは、さすがに想像もしませんでしたね。いやはや。