さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

陽性の結果通知の期日に食い違い 志成ジム「5月26日」JBC「2月」

2023-06-23 00:11:37 | 井岡一翔

本当に楽しくない話題ですし、半ば呆れた、という気持ちでもありますが、一応。

JBC安河内事務局長が、井岡一翔の大麻微量検出の件でコメント。
昨年大晦日のジョシュア・フランコvs井岡一翔戦後、ドーピング検査を行った後、結果や再検査、志成ジムへの通知などの期日が、こちらの記事に詳しく出ています。


1月26日、米国の検査機関により、A検体から大麻成分の代謝物が検出、と報告あり。
2月20日、JBC倫理委員会で協議。
安河内氏によると、このタイミング、つまり「2月」に、志成ジムにこれらの事実を通知した、とのこと。

その後、再検査機関の選定などに時間を要し、B検体の検査が5月26日に決定。
結果が出たのが、今月17日。
そして、JBCが発表したのが6月21日、という流れです。



これが事実なら、志成ジムの声明文にあった「検査結果を通知されたのは5月26日」というのは、いったい何だったのか、ということになります。えらく大きな食い違いです。

日本プロボクシング協会も含め、おそらく情報はごく一部にしか伝わっていなかったのでしょう。
協会が、我々一般人と同じような「試合の直前にこんな発表を」という、間の抜けたコメントを出しているのも、それを証しているように見えます。
しかし、現時点では、試合前であろうと、発表されて良かったのでは、と思えます。
もし試合後にこんな発表したら、余計に大問題になっていたことでしょう。JBCにしたら、検査結果が出ているものを、試合終わるまで伏せていたのか、と勘ぐられるでしょうし。


もっとも、業界全体となると違うのでしょうが、協会上層部としては、基準値を越えず、違反でないなら、この話自体、伏せておけば良いだろう、くらいに思っている人が、多数派なのかもしれませんね。
今回のJBCのように、協会(=業者)に一切の忖度なく、然るべき発表をする方が珍しい。それが日本ボクシング界の「これまで」でしたから。



それにしても、元々、素直に晴れやかな気持ちで試合の日を迎え、楽しむという感じとは違う、そんな試合ではありましたが、何もこんな面白い駄目押しせんでもええやろうと...本当に、呆れたお人もあったものです。
もう、単なる勝ち負けとか、その後の展開がどうとうか、そんな次元で見る試合ではなくなりましたね。




コメント (3)
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