さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

砂漠の決戦、何も起こらずワンサイド ビボル、ラミレスに判定勝ち

2022-11-06 13:09:06 | 海外ボクシング




そんなことでさいたま決戦が終わりましたが、すぐに東日本新人王決勝があり(ライト級まで見ました)、今日は今日とてDAZNでライブ配信。
MotoGP今季最終戦もあり(これは関係ないか)その他、あれやこれやと話題もありますが、まずは今日の試合、
簡単に感想を。



早朝、今回はサウジアラビアからDAZNのライブ配信。
WBAライトヘビー級タイトルマッチは、ディミトリー・ビボルがヒルベルト・ラミレスに判定勝ち。
平坦な展開の末に、大差を付けてビボルの完勝でした。


パンチ力のないボクサーの闘い方をするハードパンチャー、ビボルがいつも通りの闘いぶりで勝ちました。
小さい動作の防御、相手からすると打ちにくい締めた構えと、立ち位置や角度の設定がさりげなく巧み。
攻撃も振りの小さいパンチをインサイドから地味に当て、相手を食い止め、下がらせ、ダメージを与えていく。

元WBOスーパーミドル級王者ラミレスの方が大柄に見えましたが、ビボルの堅陣と「狙撃」の前に、ほとんど抵抗を示せず。
序盤から右ジャブも左ボディも手応えがないのか、数が出ず、徐々に八方塞がり状態となっていきました。


正直、実力は確実にビボルが一段上ではあろう、しかし大差はないし、体格差もあるしサウスポーだし、というところで、もう少しビボルが打ち込みにかからねばならぬような展開があるかと思っていました。期待、でもありました。
しかし終始、ビボルがセーフティに闘える展開が変わらなかったので、がっかりでした。
とはいえ後半、いつもより激しく連打して出る場面もありはしました。すぐに元通りでしたが。


巧くて強く安定している、ビボルの完勝でしたが、しかしこの人、やっぱりスーパースターになれるかどうかというと、そういう感じでもないですね。
あるプロのチャンピオンから「今一番好きな選手」と(カネロに勝つ前に)聞かされたことがあって、なるほどなあ、この選手には、同業のプロがお手本にするところが多々あるのだろうなあ、と思ったりもしましたが、さりとて、私のような素人にとっては...うーん、というところです(笑)。


対するラミレスはちょっとがっかりでした。
西海岸の大箱で闘えていれば、こんな感じのままで終わるに終われなかったでしょうが、それにしても試合が進むごとに、表情から精彩が失われ、見るからに元気がない。
インターバルでセコンドが一生懸命檄を飛ばしていましたが、心ここにあらず、という風にさえ見えました。あかん、これでは勝てん、と。




アンダーではIBFスーパーフェザー級の王座決定戦があり、シャフカッツ・ラヒモフがゼルファ・バレットに逆転の9回TKO勝ち。新王者に。
次期挑戦者に内定している前王者ジョー・コルディナがリングサイドにいて、試合中からコメントしてました。
これもまたDAZNで見られるのでしょう。「すんなり」行く話、なんでしょうね。
しかしラヒモフが王者ですか。あんな怪しさ全開フルスロットル驀進中、みたいな選手が、チャンピオンとつくものになってしまっていいんですかねえ...。









コメント (2)
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