さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

またも淡々と勝利 ハイメ・ムンギア、来年ようやくゴロフキン挑戦か

2022-11-20 14:55:38 | 海外ボクシング

ということで今日はDAZNのライブ配信、ハイメ・ムンギアvsゴンサロ・コリア戦をお昼過ぎから見ておりました。


ミドル級に転じて以降、今日で7連勝となりましたが、当初は元コンテンダーとして名前知ってる選手との対戦が続いたものが、最近は知らない名前と闘う(あくまでこっちの勝手ですが)ことも出てきて、会場もメキシコ国内で、という具合。
前回の試合ではあまり気が入っていないのか、同じパンチを同じ組み立てで繰り返しもらう、という場面もあり、大丈夫かいなという感じでした。


今日はしかし、サウスポーのコリア相手に、前回と比べれば、という言い方になりますが締めてはきていて、2回に右ショートでダウンを奪う。
その後は慌てず、徐々にコンビから違うパンチを当てていき、上下の打ち分けで痛めつける得意のパターン。メキシカンの雛形というか。
結局、次の3回に、ボディが効いたコリアがダウンし、首を振って敗北を受け容れ、TKOとなりました。

普通にメキシコを代表する世界ミドル級上位のボクサーが地元で勝利、ということで、こういうのをライブで見られるんだから時代は変わった、と古い感慨を述べるのはもういいとして(笑)ムンギア、またも淡々と勝利、という以外、あまり思うところのない試合ではありました。



DAZNと契約して以降、上記したとおり、ランカーや元コンテンダーと対戦していく中で、相手のレベルが徐々に上がって行き、5戦くらいしたら4ベルトのうち、どれかに挑んでいることだろうと思っていたんですが、なかなかそういう話にならず。
しかし、こちらの記事にもあるとおり、来年5月、ゲンナジー・ゴロフキンに挑戦、という話に、やっと辿り着いたようです。
DAZN傘下同士だし、ゴロフキンがカネロ戦を終え、やっと「空いた」ところだし、という感じなんでしょうが...。


しかし、ビッグマッチへの過程としては、こういう調整試合を重ねて待つ、という感じ...あまり言いたくないですが、ゴロフキン戦前の村田諒太とも通じる姿勢というか。
その試合に挑むまでに、もうひとつ何か「ヤマ」というか、土産というか、そういうものを作ろう、手にしようという気は、さらさらないんやね、という。

デメトリアス・アンドラーデとは同じDAZN傘下なのに、詳しい事情は知りませんが(知りとうもないです)何故か対戦しませんでしたし、WBOランクという括りでいけばジャニベク・アリムハヌリと、空位決定戦をやっていても良さそうなものでしたが、これも会社違うし、みたいな今時話なんでしょうし。


ミドル級に転じてまもなく、ゲイリー・オサリバン戦で悪い打たれ方してて、これはすぐにタイトルどうこうじゃない、一度立て直した方がいい、と思いましたが、こんなに時間や試合数がたっぷり必要だったのかな、と逆に疑問なくらいでした。
その末に、ようやく、大ベテランの域に入ったゴロフキンに挑む。しかも直近、同胞カネロに敗れたその次、というタイミングで、です。


もちろん、DAZNでライブ配信があれば、当然注目の新旧対決として見ることになりますが、なんか今いち、冴えん話やなあと。
若き大器として現れたころの、ハイメ・ムンギアの鮮烈なイメージからすれば、どうしてもそういう風に感じてしまいますね。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする