井上尚弥次戦が正式に発表されました。
12月14日、両国国技館でアラン・ディパエンと。チケットは収容人数の半数、5千枚くらいになる模様。
もちろんどんな相手でも油断大敵ではありましょうが、率直に言って、井上の試合勘を鈍らせないための試合、という感じですね。
国内開催となれば、コロナ完全収束なるまでは、大きな試合は難しいでしょう。
それでなくても井上は、ここのところ勝つだけじゃなく、内容に隙がなく、なおかつ爆発力に翳りも見えず、という試合が続いていて、対立王者や上位陣であればあるほど、尻込みしてしまう対象です。
たまに、妙な打たれ方して「あ、これなら...」と思わせるような試合が、ひとつくらいあった方が良いんじゃないか、と思ったりするくらいで...。
驚いたのは、WBOミニマム級タイトルマッチがセミに入ったことです。
1位の谷口将隆については、WBOの第一回入札に参加者なし、という報がありましたが、水面下で交渉していたのでしょうね。
ただ、ここに入る試合だとはまったく思っていませんでした。
何にせよ、試合が行われるのは幸いなことです。
問題はTV放送があるかどうかですが...フジは地上波生中継の枠を大きく取ってくれる局ではありますが、反面、その枠から外れた場合、BSやCSなどでの放送という対応をしない局です。
以前も拳四朗の防衛戦が放送なし、或いはラウンドカット、ということが普通にありましたしね。
果たして今回はどうか。難しいかもしれません。心配なところです。
さらに、アンダーには元K1王者の武居由樹や、ミライモンスター松本圭佑が出るようです。
井上のビッグマッチはならずとも、まずまずのラインナップではあります。
チケット5千枚、なんだかんだで争奪戦になるかもしれません。フルに入れられる状況なら、ちと弱いか、と思ったりもしますが。