やっと「来週にも正式発表」という話が出ました。例によって海外報道先行、ESPNらしいです。
会場は一時、ノエビアスタジアム神戸という話になっていましたが、これは当時、首都圏で大規模イベントを開催するには厳しい条件があって、逆に比較的寛容と言われる自治体が兵庫県、神戸市だったから、という推測をしていましたが、来月からその規制は全国的に緩和されるので、当然のこと?首都圏開催に話が「戻った」、というところなのでしょう。
埼玉となれば、これまた当然のこと、さいたまスーパーアリーナしかあり得ないでしょうね。
コロナがなければ、東京ドーム開催ということもあり得たのかなあ、と思うと、残念な気持ちにもなりますが。
このカードについては、折りに触れて思うところをあれこれ書いてきましたが...国内限定の話でしかありえない時点で、統一戦だなんだと言ってみても、結局のところは村田諒太の「挑戦」試合です。
そしてもちろん、本人もそれは重々承知というか、言われんでもわかっとるわ、という感じなのでしょうね。
海外マーケットに出ることはならず、という前提で「ビッグマッチ」を求める「世界ミドル級チャンピオン」とはこれ如何に、という、私のような者が言わずにおれない皮肉とて、村田にしてみれば、この一戦のためなら、飲み込める程度の苦さでしかないのでしょう。
あとはもう、いざリングの上で闘い、その内容と結果で全てが語られます。
村田諒太のプロボクサー人生、その集大成となる一戦が、やっと闘われることになります。
そのこと自体は、あれこれつべこべとはまた別に、良かった、と素直に思っていたりもします。
これがまた決まらず、来年以降に、なんてことになっていたら、今度こそ「終わり」だろうなあ、と思っていましたから...。
ただ、年末あれやこれやとあって、埼玉かぁ...と。別に遠いのは良いんですが、あの会場、お世辞にも見やすいとは言えませんし。
正直、他の、注目度の低いカードで師走は「勝負」かな、と思う気持ちもあったりします。
あとは、アンダーカードに何が入るか次第、でもありますね。
有力かと思っていた尾川堅一vsアジンガ・フジレは、NYはMSGのサブ会場で行われる、テオフィモ・ロペス初防衛戦のアンダーになるとのこと。
これはまあ、言えば「朗報」でしょうね。
井上尚弥の次戦あたり、カードの質を言えば、この興行に組み込まれても良いように思ったりしますが、そうはなりません。
あとは中谷潤人、二度目の防衛戦あたりか。
ゴロフキン陣営ご一行様のお世話で、ただでさえ大変なところ、アンダーカードの挑戦者は、出来れば日本人で「済ませたい」と、主催者は思っているんではなかろうか...と、勝手な推測(笑)をすれば、挑戦者は当然、あの人しかいませんけども。
もしこの「再戦」が組まれて、TV放送がどうなるかわからん、となれば、これは埼玉まで行かねばならぬ、と思うところ、です。
何にせよ、すんなり正式発表されてほしいものです。
まあ、さすがにここまでくれば大丈夫でしょうが...。