ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

ジバング倶楽部の川柳

2007年07月31日 | 今日この頃
            天井知らずの朝顔
      3mを越すルドベキアに絡み付いて登る
        優しい顔に似合わぬたくましさ
      蔓の先は何処へ行こうかと揺れています

風はあるのに、むしむしと暑いです。政界もねち~っと暑いです。年金問題にしても、大元の責任者は担当官僚なのに、全てを安倍さんに押し付けて、にんまりしているんでしょうね。別に安倍さんを応援してはいないけれど、勿論トップと与党が全ての責任を負うものだとは思うけれど、マスコミも一言、湯水の如く人のお金を無駄に使った役人のルーズさを言っても良いのではない?それで無いと国民の何パーセントかは陰に隠れた官僚の本当の悪を見逃して仕舞うんじゃない。

浮世を離れて久し振りに川柳です。

今は俳句のように季語の要らない、そしてす~っと気持ちに入っていく川柳が流行ってるみたい。先日教育テレビを見ていましたら「フォト川柳」と言う新しいジャンルの川柳をやっていましたね。自分の取った写真に一句挿入するんです。我が友、いっささんもデジカメを始められたそうですから、これに挑戦されたら良いのにな~と思いながら見ていました。

今日の川柳は「ジバング」お年寄りの友からです。

     満ち足りた 月は素直に 痩せてくる

私の体重も満ち足りているのですが、欠けようとはしません。先日もジムに入って2ヶ月で5K減ったんですって。私なんて入会時より太っているんです。これ以上痩せるのは食事制限しかありません。食べたいものを食べないで痩せたくない。う~んやはり痩せたい。結論、やっぱり食べたいものは食べる~、の繰り返し。
     

     満点の 星へ無心の ハンモック

屋久島に行った時、宿にハンモックがありました。満天の星空をハンモックに揺れながら見たいと思いました。ハンモックに身を置くのはコツがあるんですね。都会育ちの私は知りませんし、田舎育ちの主人に教わりました。そういえば結婚した当時、家にハンモックあったんです。何処にいったんでしょうか。


     寝ていても こっち向いてる 犬の耳

そうなんですよね。老犬になってからのコロは始終寝ていましたが、耳だけは立てているんですよね。それが証拠に、コロの噂話をするとぴくぴくと動くんです。コロがいなくなって20年になろうとしています。でも今も想い出は消えません。


     バラの美を 引き立たせている カスミ草

それ一輪でも美しいのです。でもあの可憐なカスミ草を添えることによって、主役の花が一層美しく見えます。人間世界でもそうですよね。年寄りが居るから、若さが光って見えるんです。ファニイフェイスがいるから美人が引き立つんです。


     飼い猫は 鼠も取らず よき老後

今では鼠を捕る猫って居ます?小さい時から良い物を苦労せずに与えられているんです。猫は鼠を捕るものだという事、今の子供たち知っているのでしょうか?ディズニィーのミッキーマウス大好きな子供たち何て言うでしょうね。私の子供のころは猫は鼠を捕っていました。口の周りを真っ赤にした我家の猫を見た事あります。


     少しずつ 蓄え食って 老いてゆく

侘しい句だけど現実だわ。足りない分を蓄えから出しているので、やっぱり年金ってありがたいわ。官僚が無駄な投資にお金を使わなければ、充分すぎるぐらい積立金はあったのにね。介護保険の増額で、毎年目減りしているけど老後の生活費の中心である事に違いないわ。
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再び「漢字塾」

2007年07月30日 | 今日この頃
              ヤブラン
     我家の花もベコニアを中心になってきました
      今、高砂百合が蕾を膨らませてきました

比例区の当選者はやはり「人気投票」的でしたね。テレビに出て知名度のある人が当選したようです。この傾向は益々盛んになるのでしょうか、俄政治家が増えるようで、すっきりしません。

あちらでも此方でも「眠い!」の声。私も眠いのを我慢して「いきいき漢字塾」へ行きました。先生も「眠い!」「朝の7時、一番乗りで投票をしてきました」そして今日は「政」の字のお話でした。何気なく読んでいたその字の成り立ちが、中国の戦国時代に作られた恐ろしい意味を含んだ字であることを知りました。

少しづつ「象形文字」にもなれてきました。始まる10分前、空席が目立ちました。暑いし、眠いしお休みが多いんだと思っていました。終了して後ろを振り返って(私は前から3列目にいました)吃驚しました。満席です。「暑いし眠いけど、いこか」とぎりぎりに来られたようです。

11年間、祝祭日意外は講義があります。11年間通い続けている人も居られますが、11年間通い続けさせる先生が偉い!時々「以前に話しましたが・・・」と言われる事もあるが、勿論私は初耳です。先生は80歳代だそうですが、お若く見えます。自動車で来られているようで、遅れないように早く出てこられるのでしょう、15分か20分前には教室に来ておられます。私も一つ早いバスに乗るので1時過ぎには教室に着きます。私の場合は字の見やすい場所に座りたいからです。

1時間の講義と終わりの30分は「漢字の公開テスト・読み、書き、パズル」などで頭の体操をします。パズルと一口に言っても色んな形があることを知りました。
「三文字熟語」「四文字熟語」「同意語選び」手を変え品を変えと言う感じで出てきます。原稿は次の日曜日の京都新聞に載せる為の原稿を私達が一足先にさせていただいているそうです。

何しろ今期から入ったばかりの私ですから、初めての事ばかりで、楽しんでいます。「辞典持参」とありまして、1回目は持っていったのですが、重いので止めました。間違ってもテストだと思って辞典に頼らずやって見ようと理屈をつけています。なれた方は電子辞書をご持参です。11年間通い続けた先輩には叶いませんが、どうにか食いついていっています。知らないことを知る楽しみをたっぷりと味わう「いきいき漢字塾」です。

今日はいくらかなれてきましたので、すこしづつ皆さんのファッションを見てみました。大方の方が普段着に、一寸プラスの感じの方が一番多いようです。私もそうです。でも数人の方はドレスアップしておられます。お勉強の場に行くと言うよりは「楽しいおでかけスタイル」です。「スーツ」だったり「ワンピース」だったり、勿論靴もちゃんと合わせておられます。200人も居るのに同じ服の人がいないのが不思議ですね。今度から「服装ウオッチング」も楽しもうかな~。

          ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

     13才の仲人(お宿かわせみ 32)   平岩弓枝

唱歌の学校のはったさんが面白いからと貸してくださいました。「お宿かわせみ」はテレビで長い間しているのを知っていましたが、見たことがありませんでした。だから短編が幾つも繋がっている事もこの度知りました。平岩弓枝さんの本は昔に何冊か読んだことはありますが、その時のものと違った印象を受けました。この頃の人「山本一刀」さんのように読みやすく、す~っと頭に入る本でした。
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選挙結果

2007年07月29日 | テレビから
         紅葉葉(もみじば)ルコウソウ
    ルコウソウは葉が松葉のようにとんがって花も星型
       これは葉が紅葉のようで 花も五角形
     唱歌の学校のごとうさんに皆さん種を頂きました
        発芽するのに1ヶ月掛かりました
        20粒蒔いて3本目がでました
         小さなちいさな一日花です

この度の選挙ほど私は「何党に?」と迷った事はありません。今朝、行く時間までず~と迷っていました。私達夫婦は投票所には一緒に行きますが、お互いに誰に投票したのかは話すことはありません。結婚以来のことです。

それは全ての選挙においてです。市長選然りです。でも白井事務所に「お祝いに行こう」という言葉で「いれてくれたな~」と思っただけで、確かめはしませんでした。

選挙の開票結果は予想通り民主党の優勢のようです。私が何時も感じることは、民主党の方々(上層部)って「暗い」「陰性」って感じを受けるんです。何故なんでしょうね。初めて優勢に立つのですから、その手腕はわかりませんが、私が感じる「滲み出る暗さ」が気になっています。

いかに惨敗しようとも、安倍さんは続投と言う事です。「横田めぐみさん」を始め拉致された方々の事を考えれば、安倍さんが続けられる事賛成なんです。北朝鮮に対する為にも。

アメリカのヒルさんのあの気弱そうな、圧力に対しきれない感じが歯がゆいのですが、その受ける感じと行動が変にマッチしている事が気になっているのです。何の予備知識も無いけれど、何となく先を読んでしまう(世間では「感」と言うようですが)自分の思いが少々、「民主党幹部の暗さ」が気になると囁いているのです。

何処のご家庭でも今夜ばかりはテレビが付いているのでしょうね。と言う事は電力消費量も多いという事でしょう。昔は一家に一台のテレビが今は1人一台の時代になっています。我家でも3台のテレビがあり、夜は夫々が自分の見たいものを見ています。選挙速報にしても、コメンテーターの好みがありますから、チャンネルは違います。こうして知らず知らずの内に原子力発電所を必要とする環境に馴染んでいっているんです。

選挙から離れますが、私達は関西ですから、関西電力の原子力発電所の見学にバス、昼食あちら持ちで行ったことを思い出しました。すっかり忘却の彼方にあった思い出です。

これって、一種の口封じと言いますか、軽い接待で認めてもらおうと言う魂胆が見え見えだと何だか辛口のコメントを残してきたのを思い出しました。何十人でしたか、バス一台分ですから50人ぐらいでしょうか、人を集めて申請すれば、何度行っても良いとそのとき聞きました。小旅行のつもりで何度もいっている人もいました。

施設の見学もし、色々説明も受けたと思うのですが、思い出すのはバスに乗って美浜まで行った事、昼食も出たことしか覚えていないのです。そのときの私は仲の良いグループと物見遊山気分だったのだろうと思います。もう数十年前の若い頃の思い出です。

話を選挙に戻します。去年の1月、国会議事堂を見学に行った時、案内されたのが参議院の方でした。あの議事会場に入るべく、又は戻るべく戦った人の氏名が発表されているのが今夜なんだな~とあの日のことを思い出しています。

地震の被災地の皆さんも投票に行かれたのですね。もしかすれば、比例区の方の結果は遅れるかも知れないと言われていましたが、そんな気配も無い様ですので、選挙に差し支えない程度に落ち着かれたんでしょう。
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マリンバの夕べ

2007年07月28日 | 一寸そこまで
            オシロイバナ
        咲かせているわけでもないのに
         どんどん大きくなります
      種が風に乗って飛んできたのでしょうか

竹谷公民館できみこさんの「第20回ファミリーコンサート」親子ふれあい講座のご案内をいただいたので、行って来ました。私が行き始めて何年になるのでしょうか、5~6年になると思います。去年はたかこさんが「朗読」で参加者でした。

そのたかこさんが、会場に行く前に、「一寸お茶しませんか?」とメールをいただいたので、4時に阪神尼崎で待ち合わせました。

私は始めは一人でいくつもりでしたのでカレンダーには「出屋敷行き」のバスの時刻を書いてありました。充分間に合うように行きましたのに、幾ら待ってもバスが来ません。そこで気が付きました。私は今日は「阪神尼崎行き」に乗るんだった。
時刻表を見て待っていましたが、一向にバスが来ません。そこでもう一つの間違いに気が付きました。今日は土曜日なのに私は平日の時刻表を見ていたのです。土曜日は本数が少ないのです。やっとの思いで約束の時間を数分過ぎましたが、たかこさんと会いました。あ~ぁ年は取りとみない!

「マリンバの音色と落語の夕べ」笑福亭瓶太(しょうふくていびんた)さんの落語はお馴染みの「青菜」とマリンバ&落語(七度狐)のコラボレーションでした。

トップバッターは「やまびこコーラスの皆さん」のコーラスです。私の知人が会員ですが、今年は欠席のようでした。次が瓶太さんの「青菜」前ふりの子供たちとの会話が面白かった。

次がきみこさんのマリンバ、「映画音楽メロディ」では「さて何曲でしょう?」とクイズになっていました。去年好評だったので、今年もまたという事です。現地で合流したとしこさんが10曲(圧倒的に大勢の挙手あり)たかこさんが11曲、私が9曲。私の9曲(少数派)が正解でした。私が気が付いたのは、マリンバを聴いてより、ピアノ伴奏のほうを気にしていると曲の切れ目が良く解るという事です。

マリンバ&落語では瓶太さんん落語「七度狐」のワンカットの部分で水の流れと水嵩をマリンバの音で挿入していました。瓶太さんは言っていました「上方落語協会には噺家は200人いるけれど、マリンバとコラボしたのは私が最初ですよ!って。

バスで帰って来たのですが、バスは酔っ払いと私の2人だけでした。酔っ払いが運転手に絡み始めました。一方的に酔っ払いが悪いのです。運転手の答え方が気に入らないから、「明日市長に電話する」言うのです。腹に据えかねた運転手が「明日と言わず今から電話しましょう」と詰め寄ります。すると酔っ払いは「もういい!時間だから早くバスをだせ」と言います。運転手が私のそばに来て「私は何か変な事を言いましたか?」とたづねて来ます「いいえ。でも相手は酔っ払ってるよ」「でもあんまり酷いから」確かに運転手に非は無い。運転手は運行始めた。次の駅からは人が乗りこんできたので、酔っ払いはだんまりを決め込んだ。

立花駅の停留場は橋の上と下の二箇所ある、そのことで言いがかりをつけていたので、酔っ払いは立花で下りるのだろうと思っていた。立花で下りたのを見届けて、私は運転席に行った「明日、市長に電話するような事は決して無いと思うよ。でももしも何かあれば私が証人になります。市長と同じ町内の○○と言います。嫌な事は忘れて、安全運転でお願いしますね」良く我慢したと思う。「有難うございます、安全運転します」とニッコリ笑顔を見せてくれたのは思ったより若い人だった。

往きも帰りもバスご難の一日でした。
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国盗人(くにぬすびと)

2007年07月27日 | 一寸そこまで
             ルドベキア
         我家で一番背高のっぽです
           3M以上あります
     青い夏空に届かんばかりに咲いています

厚労省が昨日(26日)発表した「簡易生命表」に寄れば日本人の平均寿命は男性79.00才(前年より0.44増)女性85.81才(0.29)と、男女とも過去最高を更新した。同省が各国の最新データーと比較したところ、男性は05年の4位から2位に、女性は22年連続世界一という事になる。

ジリジリと男性が迫ってきました。昔は「男所帯にウジが沸く」と言われましたが、掃除洗濯は機械任せ、今は小まめな人も増えましたし、少量のお惣菜も売っていますし、女房に先立たれて困るだろうと思っているのは、案外女房本人だけだったりして・・・。

これは今年生まれた0歳児の余命を表すものですから、私達が、その年まで生きるという事とは少し違うような気もします。元気に生活している人ばかりではなく、寝たきりの方も入っているわけで、日本はその率(寝たきりの高齢者)も高いと聞いた事があるので素直には喜べない気がする。

          ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

兵庫県立芸術文化センター中ホール(800席)で「国盗人」狂言の野村満斎さんの演出、主演を友人4名で見に行った。

説明文は『野村満斎演出・出演による 新作「国盗人」。身体性に富んだ 俳優達と共に、狂言の発想を用い、時空間から解き放たれた 新たな劇世界に、悪名高き「リチャード三世」の物語を描きます。不変なるシェイクスピア作品の真髄に迫る「国盗人」にご期待ください』とありました。

入り口を入ると人だかり、何事かと近づいてみると、ビデオでシェイクスピアビギナーのために「国盗人」を100倍楽しむ方法として、東京公演を作者の河合祥一郎と野村満斎のプレ・レクチャービデオの上映だった。

25日から27日まで4回公演で他の日は少し空席もあったようだが、本日は完売で、空席なし。帰ってから気が付いたのだが、最終公演だったわけで、アンコールの回数が異常に多かったわけがわかった。出演の皆様「無事終わった!」とほっとされたのだろう。

シェイクスピアの「リチャード三世」を日本国に当てはめて書かれたもの、狂言の要素も取り入れた河合祥一郎作、舞台は幕間無く、大道具をたくみに使って、場所の転換を図っていた。

衣装がコシノジュンコと言うので楽しみにしていたが、何しろ大部分の照明が暗いのです。だから2階席(1階が奥行き20mとこじんまりと、座席のスロープがきつくしてあるので、2階といえども3階の感があった)の私の目にははっきり解り難かった。パンフレットを見ると悪三郎の心の闇を表す黒い服が素晴らしい。

野村満斎さんは狂言で鍛えた声で台詞もはっきり聞こえる、出場者の皆さんもそうなんですが、ひときはずば抜けている。立て板に水の如き立て続けの台詞・・・、満斎さん働き盛りだな~と言う感じを受けた。

白石かよこさん、妃と悪三郎の母(もしかすれば妃の娘、台詞なしも彼女だったかもしれない)恨み、悲しみ、恐れ、後悔の台詞、凄いど迫力だった。白石さんの「兵どもの夢のあと」と言う台詞に始まり最終場面も同じ台詞で終わる。その場面の白石さんは明治の鹿鳴館のスタイルと言うかモネの夫人像と言うか、白いロングの洋服を着て、パラソルを差して現代を表現していた。

物語としては、絶対権力者になりたいと言うもので単純、台詞劇と言うか、動き少なく台詞多しです。野村満斎さんを見に行って満足でした。



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カルガモ農法

2007年07月26日 | テレビから
           宝塚(デュランタ)
       れいこさんの花が咲き始めました。
      れいこさんが倒れて、間もなく2年です
   眠り続ける貴女はどんな夢を見ているのでしょうか

「夏の朝曇り」だったら、その日は暑いよ。朝日が昇って、でも何となく日は差さなくて曇っている。静まりかえった庭、ソヨとも動かない葉々。其処に遠慮がちのせみの声。そんな庭を眺めている時「夏だな~、今日も暑いよ」と、夏日を予感する。

四国の無農薬でみかんを作っている会があります。其処からみかんを取るようになってから、もう何年になるでしょうか。初めは細々と始まったようです。NHKのテレビで知った時「昔ながらの甘酸っぱいみかん」と言う事で申し込みました。ただ無農薬ですから、大きさが一定ではありませんし、見場も良くありません。味が濃いものですから、気をつけて重なりを変えないと黴てしまいます。だから少量ずつ、数回に分けて頼みます。それも予約制で前もって日にち、量等を申し込んでおかなければなりません。欲しいと時に欲しいだけと言うわけには行かない不便さがあります。

ジュースも取っていたのですが、飲む人が無くなって止めました。孫達は今の甘いだけのジュースのほうが好きのようでした。

通信も初めは手書きをプリントしたものでしたが、印刷になり今はカラーです。それだけ会員も、作る人も増えたのでしょう。

そして今度は「無農薬米」の販売です。新米を一度買った事があります。我家では「お米」は割りと良いお米をお米屋さんに持ってきてもらっています。その値段もスーパーで買うものより高いのですが、それより「無農薬米」は運賃を入れれば1.5培位します。

先日のお便りでは「カルガモを使った無農薬米」の案内が来ました。勿論、高値ですが、四国は暖かい土地柄、8月の末には届くというので、一番小さな5キロを申し込んでみようかな、と思っていました。

タイミングよく、NHKのプロフェッショナルと言う番組の「カルガモ農法」の達人のお話を聞きました。

その方が始めての人ではなく、前にもう1人の方が居られて、教えを請われ、後にこの方が色々研究されて世界でも「カルガモ農法」の第一人者として認められているそうです。

失敗があったから今があるので、一番辛かったのは、経過を話す仲間がいなく、ただ1人だった事だそうです。今では外国からの引き合いも多いそうです。

カルガモは思ったより小さいんです。孵化器の中で孵化させます。浅い水に入れて泳ぐ練習もさせます。そうして水田に放しても、初めはカラスの食用になってしまったり、他の小動物に襲われたりと失敗を重ね、今は電流を流した線で周りを囲むようにしています。

カルガモが雑草や、水中の虫を食べて、糞をします、その糞が肥料になるんです。草を食べる時、稲を痛めないかと思うのですが、出来るだけ大丈夫に育った時、カルガモを放すそうです。稲を突く時もあるが突かれた稲はそれが刺激になって大きく成長するという。

田植えの手間を省く直播を考えて試行錯誤しているそうです。そこで繁茂するのが稗です、稗は苗より成長が早い為、養分を先取りしてしまう天敵です。所がカルガモは雑草を食べてくれるのですが、稗だけは絶対食べないそうで、生まれて間もない頃から与えてみても絶対食べなかったそうです。

御用が済んだカルガモは食肉として出荷するそうです。最後まで人間の役に立ってもらったカルガモ君,、哀れと言うべきか、有難とうと言うべきか。

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「手放す心」

2007年07月25日 | 新聞から
           ニュージランドの朝顔
          日本に来て12年目です
      こぼれ種です 初めに白が消え、青が消え
   この色が残りました 5㎝にも満たない小さな花です

関西も梅雨があけました。天神祭りの本宮で、船渡御、花火で賑わったようです。私たちも何年か前に、川辺でお船を見送り、花火を楽しみました。

蝉の当たり年だそうで、公園のみならず、街路樹にもあふれ出して、朝から姦しく鳴いています。我家の周りでも鳴いていますが、我家の木は無残にもばっさり切られたので蝉が止まりようがありません。

漢字教室の先生は京都北部から来ておられるのですが、お庭に「キーウイの木」が在って、毎年1000個ほどのキーウイが生り、奥様のお友達が毎年楽しみに「キーウイ狩」に来られているそうですが、今年はたった1個だそうです。これは花を付け実になる時期の気温の影響だろうと言っておられました。お向えの家も3個だそうです。なすびも不作だそうです。今年のなすびはほんとに高いです。

そういえば気になっていたのですが、野菜の値段が近頃安定しません。今日安いと思っても明日は驚くほどの高値になっているのです。かといって野菜の買いだめはしたくありませんし、その日の安い物を買ってお献立を考えるしか仕方がないのでしょうか?何故値段がこんなに一定性がなくなったのでしょうか。

スイカがおいしそうですね。買いたいな~と思うのですが、重いな~と敬遠してしまいます。昔はまるっぽ買っていたのにね・・・。スーパーも近いんだから買い物を置いて、もう一度スイカを買いに行けば良いのだけれど、一度帰ると又出たくないのよね。ジムの帰りに買い物をして、午後はじ~とクーラーと仲良しの日が来たようです。

「初物を食べる時、東を向いて笑えば、75日長生きできる」って、ご存知です?
先日新聞に載っていました。私はつい最近まで知りませんでした。もう何年前になるでしょうか、鹿児島で弓を作っている、主人の従兄弟が、神戸での展示会に来られて、ご夫妻と夕食を共にした事があるんです。その時、奥さんが「東はどちら?」と聞かれて、お出しした「何が初物」だったか忘れましたが、ご夫婦で「東」を向いて笑われたんです。私はそのとき初めて知ったんですが、色々な言い伝えがあるんですね。

「初物」については、夫々の初物を食べられる時まで生きている幸せを「あ~ぁ、今年もスイカを食べられた。元気で居ればこそだ・・・」と感謝の気持ちを笑顔に託したのでしょうか? それにしても「何故、東なの?」「何故75日なの?」理屈抜きですればいいのですが、ついつい考えてしまうのですよ。

似たものに「寿司の恵方、巻き寿司丸かぶり」がありますが、これは寿司を買ってもらう事の推進の為にお寿司協会が作ったそうですが、案外このあたりを参考に作られたものかも知れませんね。

新聞に載っていましたが、アルフォンス・デーケンと言う神父さんが「老年期には『手放す心』を持つ事が大切だ」といわれます。ご尤もだと思います。長生きすればするほど、人、物との関わりも増え、それに執着する心が芽生えます。それが自分の手から零れ落ちそうに成ると、執着が憎しみに変わったりします。心も老化現象をおこいていると、悲しい結果を見ます。

この言葉を読んだ時、嬉しさに泣き出したい気持ちになりました。『手放す心』よ~く覚えておきます。そして物への執着心を無くす事に努め、心安らかに生きて行きたいと思います。「言うは易し行い難し」だろうな~。
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やさしくね

2007年07月24日 | 読みました
           ボブオリンク 雌花
            丈夫な品種です
           淡々と生きています

早いもので「ねむの木学園」の展覧会を見に東京に行って、一ヶ月がたとうとしている。「やさしくね やさしいことはつよいのよ」は記念に買った小さな本である。絵を見ながら小さな子供にお母さんが話して聞かせられるように宮城まり子さんの短い文章が添えてある。

一面に絵があって、その反対側に詩があります。あの絵も見たな、この絵も会場で見たなって、思い出しながら見ています。でも半分は初めて見る絵です。

絵本だから、やっぱり色彩の綺麗な絵が選ばれています。あの展覧会でスターだった子の絵は入っていないようです。あの子の絵はこのちっちゃな絵本には入りきれないのです。大きな画面でないと、その思いは伝わらないのだと思います。

パソコンの前にはカレンダーに付いてきた卓上カレンダーがあります。1ヶ月が過ぎると絵葉書として使えるようになっています。その中の一枚が絵本にも載っていました。何だか嬉しい気持ちです。

60編ほどある詩の中から、私の好きなものを3編選んでみました。幼い子でも読めるように大方がひらがなで書かれています。如何しても漢字を使う時はルビが打てあります。

       おともだち

     おともだちってなあに
     それは、たのしいとき
     ちょっぴりおすそわけする人
     おともだちってなあに
     だれにもおはなしする人いないとき
     心のすみっこ、みせちゃった人

     おともだちってなあに
     それは、うれしいとき
     ちょっぴりもらってもらえる人
     おっともだちってなあに
     誰にもおはなしする人ないとき
     きいてもらえる人

ほんとにそうだと思うんです。聞いてもらいたい事を安心して話せるようになったらお友達だと思うんです。一寸した自慢も、ニコニコして聞いてくれる人、淋しい時悲しい時、会いたくなる人、その事を話さなくっても、会っていると心が安らぐ人、たとえ仲良しでも言いたくない事もあるでしょう、だから私は親しき仲にも礼儀ありで「あの話、アレからどうなったの?」とか聞かないことにしているの。私だって、話したくないこともあるし、自然に話したくなるまで待ってるの。心の安らぎを得られる友達って大切よ。


       にわとりのあかちゃん

     にわとりがあかちゃんうんだよ。
     たまごだったの。
     でも、おかあさんがいっぱいだいていたから、
     ひよこくんになった。うれしいね。
     いっぱいだいたらかわるんだね。

「いっぱいだいたらかわるんだね」そうなのよね。一杯の愛情を貰ったら、いい子でいられるって事でしょう?展覧会で思ったの、本当にまり子さんって子供一人ひとりと向き合っているんだな~、その子に合った方法で愛情を示しているんだな~って。私にはとても出来ない事だわ。


       おはなばたけのまり子さんと私

     お花が咲いてきれいねっていつたら
     かあさんが、そうね。
     みんなが、種をまいて、
     お水をあげて、守っていたから、
     お花がこんなに、きれいに咲いたのよ。
     お花って、人の言葉もきこえるのよ。
     やさしいお話をしてたら、
     うれしそうな顔して、にこにこ笑うのよ。
     いいねェ、感じたこと そのまんま、絵にしてね。
     感じたことは、
     感じる人に通じる 言葉があるのよ。

「ねむの木学園」の子はまり子さんの事「まりこさん」「おかあさん」って呼ぶらしいのよ。その時々の感情で呼ぶのでしょうか。お姉さんとかお友達と感じたときは「まりこさん」って呼ぶのでしょうね。

まり子さんお体が少し悪いらしいのですが、元気になって、何時までも「おかあさん」と子供たちに慕われる人でいて欲しいと思います。

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国語

2007年07月23日 | 気にかかる
         ボブオリンク(木立性ベコニア)
       雄花、この時期の色が一番好きなんです

唱歌の学校は来月の24日までお休みなんですが、漢字教室はお盆休みだけで、ず~っとあるんです。行ってしまえば楽しいのですが、行き帰りが暑いな~。

教育技術法則化運動代表の向山さんの「漢字、計算は家で勉強する事で、学校では教えないという教師が激増している」と言う記事に「それはきわめて稀な例ではないか」「とても信じられない」と言う反応があったそうだ。

しかし向山さんは『少し前、九州の若い教師が校長、学年主任から「国語の時間に毎回、5分ほどの漢字指導をしているをやめなさい、教科書を読ませる音読もやめなさい」・・・中略・・・「うちの市のカリキュラムには音読指導や漢字指導は配当されていない。カリキュラム違反だ」と言うのが理由だ。ところで学習指導要領には「漢字の読み書きが出来るようにすること」「声に出して読む事」と書いてある。法令違反はその市なのである。しかし校長は若い教師に厳命した。「このまま漢字指導や音読を続けるなら、貴方を指導力不足教員とする」デタラメな校長によって、教師と授業が壊されている。教育委員会は何をしているのだろうか』

国語の時間に書き取りと音読を止めたら、何を教えるのか?そもそも国語とは、自分の生まれた国の言葉を読み書き、話す事を教える学科ではないのですか?

私達の時代には無かった「書き順」が重要視されているが、そんなに重要なものとは思えないのですが。書き順は「お習字の時間」で充分だと思うのです。

音読は繰り返しているうちに自分なりに上手に読めるようになり、嬉しかった覚えがある。そして自然に暗唱してしまうこともある。人が上手に読むのを聞く事も又楽しいもので、頭の中に物語が映像として浮かんでくる。

小さい時から親が子供に読み聞かせるのは、とても良い事だと奨励さている。お話を頭の中で組み立てられ、そうなると早く自分で読みたいと思うようになり、読むという事に興味をもてば、自ずから他の学科の教科書も理解が早まり、落ちこぼれる事は無いと思う。「落ちこぼれ」言いえて妙ではあるが、こんな言葉、何時頃から言われるようになったのだろうか?言われる本人は随分と傷付くだろう。

毎日では無かったが、授業前の書き取り、簡単な計算は私達の時代にもあったと記憶している。採点はお隣同士ノートを交換して○Xをつけた。目的はとった点数ではなく、あくまでも漢字を覚える事にある。だから先生の閻魔帳には記入はされなかったように思うが、遙か遠い昔の事ゆえ確信は無い。

算数の計算も然り、数台の計算をしたと覚えている。計算といえば「そろばん」は如何なんだろう。算数の時間に計算機持参もよしと言うほどだから、余り重要視されていないのだろうか。今は「フラッシュ暗算」とか言って、スクリーンにパッと現れる数字を暗算していく、私には神業としか思えない。

法令違反の市や校長、長いものには巻かれよ先生(自分が楽)にとっては熱心な先生は目障りなんでしょう。本文には書かれていなかったのですが、それでは校長はどんな授業をせよというのだろう。聞いてみたい。

今日も私の先生が言っておられたが「略しては意味が全く違ってしまう字」を略した文部省の役員に腹を立てておられたが、その「何故略してはいけないか」をも私達は勉強しているのです。今日一番驚いたのは「犬」と言う字は習うが「猫」と言う時は習わないという事でした。身近にいる動物なのに何故?
                           (450回)




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原子力発電所

2007年07月22日 | 気にかかる
          貴女のお名前何て~の?
        葉をさわるとレモンの香がします
         よ~く知っていた名前なのに
          如何しても思い出さない

4時に起きて、神戸まで水汲みに行った。20ℓのポリ容器12個と2.7ℓのもの10本に、年に数回汲んで来る。本当は煮炊きにも使いたいのだが、それをすると何度も汲みに行かなければならないので、生飲みに使っている。前回まで水の出を絞っていて出が悪かったのに、今日は割りと良く出た。800円前後掛かるのが600円で済んだ。何方か文句を言ってくれたのかな?早く行くのは量が多いし混まない内にと思うから。今日は4組もいて(蛇口3っ)皆さん大口でした。考えは同じなんでしょう。

被災地の柏崎刈羽原原子力発電所(東京都民の為に使われる)が問題になっています。勿論、放射能漏れを懸念する反対派と、国の見返り金で成り立とうとする賛成派とで、賛成派が勝って発電所が建設されたのでしょう。「だからもう操業を止めて欲しい・・・」って怒っている人がいましたが、一般のおばあさんが「怖いけれど、補助で市が潤っているのだから仕方が無い」とも言っていました。

賛成派が多く、見返り金を受け取り現在に至っている限り、一方的に東京電力を悪し様には言えない気がする。補助金は23億円、公金で豊かな暮らしを経験した今、おいそれと元に戻れるのだろうか?

自然災害により注目の的になった原子力発電所、私はこの日本では両手に一杯ぐらいかと思っていた。所が調べてみると、日本には現在52基もあるというのです。世界中で、アメリカ109基、フランス55基に次いで3番目だというのです。

アメリカが倍の数といえども国土の大きさが違います。国土の大きさで比べるとダントツ日本が多いのではないでしょうか? なのに如何してみんなが知らなかったのだろう。やはりもしもの不安はあるので余りおおぴらにしないで作られてきたのかな~。

資源の乏しい日本では、今後も原子力発電所の建設が必要であると考え、現在6基の原子力発電所の建設を計画しているそうです。

資源の多い国といっても、今の世の中のように制限無く使っていけば、資源も枯渇する日が近いでしょう。石油、石炭、原子力に変わる新しいエネルギーで、現在最も注目されているのが太陽光発電と風力発電です。これらは元々自然界に存在するエネルギーですから環境破壊がありません。又無くなる心配もありません。

理想的なクリーンなエネルギーは良い事尽くめのようで、何故そうしないのかと言う事になります。一度に沢山のエネルギーを取り出せないことです。たとえば太陽光発電で100万キロワットの発電を行うとすると130平方キロメートルの広大な面積が必要です(東京ドーム1000倍の広さ)。これはアメリカのように国土の大きい国は可能でも日本では無理のようです。

一方、風力発電に利用する風車の様な鉄塔ですが、テレビで見る限りでは、そんなに大きいものとは思いませんでしたが、私は滋賀県で1本にょきっと立つそれを見た時、予想外の大きさに驚きました。あんな大きなものがニョキニョキと建って居る事を想像しただけで圧倒されます。

日本の周りに一杯ある水、水力発電は出来ないものなんでしょうか?私達が極力電力使用を節約するように努める事が大切なのは言うまでも無い事です。

原子力発電所の所在地の皆様方の犠牲?の上に成り立っている現在の便利さです。この機会に、もう一度考え直さなければならない時が来ているようです。

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