ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

介護保険 (2)

2007年07月12日 | 新聞から
          雨にぬれた グラジオラス
       雨にもめげず 昨日の強い風にもめげず
           花たちは咲いています

雨が降ったり止んだり、梅雨ですね。昨日までは小台風のように風が強かったです。

「在宅サービス見え難い不正」の記事は言います『生活(援助)は長時間、提供出来ないから、その場合は身体(介護の報酬)を取る』とか『夫婦共に要介護のときは、1人に2時間の伝票を切るより(限度額の残りがあっても)1人ずつ1時間ずつに分けたほうが報酬が高くなる』『妻を介護している夫が月1回自分の通院のためにヘルパーを頼む時、本人は昼前に2つの病院を回ろうとするが、ケアマネは午前と午後に行く事を勧める。ヘルパーが2回訪問すれば、事業所は長く滞在するより効率的に稼げる。不正ではないけれど介護報酬の無駄遣い』

こうなれば人助けではなく商売ですね。

『家政婦より安いから、ヘルパーに長時間来て欲しい。介護保険の不適切なサービスの提供は、しばしば利用者と事業所の利害が合致して起きる』『Kさんは夫が生きていた時から家事は家政婦任せで、自分で掃除洗濯をする習慣が無い。夫亡き後、家政婦を雇う余裕がなくなったので介護保険のヘルパーが頼みの綱。本当は要介護1なのに、認定審査で寝たきりの振りをして要介護2を手に入れ、週に5日、日に2時間半~3時間ヘルパーサービスを使う。Kさんが長時間のサービスを求めるには身体介護をメーンに生活介護を組み合わせる。本来身体介護は排泄の介助や身体の清拭等のケアをする。介護報酬も生活援助より高い。』

寝たきりの振りをして保護を受けられるんですね。こんな人のために介護保険が使われるとは思っていませんでした。

『入浴介護は突発的な事故などリスクもあるため看護職1人と介護職2人計3人ですることになっているため、報酬は1万2500円と高い。介護報酬の高いサービスを受けても、利用者負担は1割なのでその差額は僅か。それで手厚いケアになるなら不満は出にくい。しかし、報酬の9割は国民が負担する介護保険料と税金から支払われるから、無駄遣いは保険料のアップや給付抑制になって利用者に跳ね返る』

利用者負担を増やす方向で考えて欲しい。そうすれば必要以上に利用しようとする人は減るのではないか。介護保険が無い7年前は自分でしていたのだもの。

『介護保険法はヘルパーが同居の家族に介護を行う事を禁じている。しかし庭にある古屋の番地が一番違いであるのを悪用してヘルパーである嫁の住民票だけを古屋に移し、同居でありながら、別居の扱いと申請し介護報酬を受けていた。それは事業所の指図だ』

そんなからくりがあるとはね。事業所もメリットがあるから指図をしたのだろうから、やっぱり正直者は馬鹿を見る保険だな~。

『介護保険では別居の家族介護は禁じられていないが、家庭内でサービスの実体が無くても、ヘルパーと利用者がお互い口をつぐめば不正を証明するのは困難である。嫁いだ娘が実母の担当ヘルパーになり、介護報酬を不正請求し、家で介護しているはずが、親子でスーパー銭湯に通っていた例もある。このケースでは担当者が自宅や銭湯に張り込むなどして、300万円を越す介護報酬の返還を求めた』

まぁ~敵ながら天晴れ!としか言いようがありません。

『最も多いのが「架空、水増し」だが、ヘルパーが書いた伝票と介護報酬の請求記録を一つ一つ突合せ無ければならないので手間と時間がかかる。』

これだけ不正を、抜け道を知らせられれば、介護保険なんていらない、老後は自己責任でと思いませんか?
コメント
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