平成15年3月14日(金)
第60番札所 横峰寺
距離:27K 栄屋旅館 ~ 横峰寺 ~ 香園寺 ~ 宝寿寺
3月14日10:14 こばやしさん (受)
お早うございます。昨日はお疲れ様でした。疲れすぎて眠れなかったのではないでしょうか。
計画通りに行かないのも、お大師さんの筋書き通りだったりして、又ゆっくり楽しみに来て欲し
いのかもしれません。が、やっぱりがっかりですよね。元気を出して又頑張ってください。足大
丈夫ですか。
11:45 ふじいさん (送)
横峰山頂で~す。今回のハイライトで~す。雪が残っています。
11:47 こばやしさん(送)
先ほど横峰山着きました。
18:48 ひろあき (送)
石鎚山雪で登れません。明日から雨なので帰ります。鍵外しておいてください。
21:00 うえきさん (送)
メール有難うございました。今夜のフェリーで帰ります。
21:04 かずよ(送)
今日は良いお天気でしたか?メール有難う。今、今治港です。
21:06 かずよ (受)
本当に良いお天気でした。無事卒園式も終わり、天気に恵まれて何よりでした。
21:09 ふじいさん (送)
メール有難うございました。今夜帰ります。又ね。
21:13 ふじいさん (受)
お疲れ様、帰ったらごゆっくりお疲れを癒してくださいな。又ゆっくりお話しできる時間を
ください。おやすみなさい。
21:15 かわしまさん (送)
石鎚山雪はクロウズです。今日帰ります。メール有難うございました。
21:24 こばやしさん (送)
今、今治港に居ます。雨が降り出しました。帰る事にして正解のようです。又帰りまして
から、ご参考までのメールいたします。何度もメールにご協力有難うございました。
21:44 かわしまさん (受)
わ~何と日々の雑用やあれこれと流されていましたらあっという間に…今年第一回めの
お遍路さん無事終えられてのご帰宅お待ちしております。
私達が朝食に行った時は、2人連れも女の人も、もうご飯を済ませておられ
た。6時45分の出発しました。いよいよ「横峰山」此処が天気になるように
プランを立ててきました。幸いな事に今回は一度も雨に降られていません。
宿のご主人に曲がり角さえ間違わなければ一本道と言う道を教えていただ
きました。石鎚橋を渡りだんだん山に入っていきます。飲料水を造っている
大きな工場がありました。道路を隔てた空き地に車を止めて女の方が降り
てこられて、手には缶コーヒを持っていました。私に近づいてこられた。「私
はこの工場で働いているものです。お接待させてください。前を行くのはお
連れさんでしょう?上げてください」と2本の缶コーヒをくださいました。
そしてこう言われました「此処から頂上まで6Kお便所がありません。男の人
は良いけれど女はね~。使っていきませんか?水洗ですからきれいですよ。
お連れさんと離れても一本道ですから大丈夫ですよ」主人が前を行っている
のをご存知で、私がはぐれないかと心配していると思って「一本道」だからと
安心させてくださったようです。お言葉に甘えて、トイレを使わせていただき
ました。少し急ぎましたら追いつきました。歩いて暑くなったので一枚脱いで
いますと男性遍路さんも追いついてこられました。
暫く行くと女遍路さんが休んでいました。今此処に居るという事は、同じ宿の
人に違いない。「ビジネスハウス国安」からだと到底、今、此処に居るはずが
無い。でも???です。昨夜は70代の背中を丸めた人は居たけれど、こん
な50代の人居なかった。???「あの人昨日一緒だった人?」と主人に思
わず聞きました。「そうや、吃驚したわ!! 女は化け物やな~!!」と主人。
そこに居る人は昨夜の年寄りではない。如何見ても50代の女性です。20歳
のギャップ!どう説明すれば良い? 「化粧」と言う字をなるほどと納得しまし
た。
よく女優さんでスッピンだとその人と解らない人が居ると聞いていましたが、そ
んな大げさな!と信じていませんでした。でも今日からは信じます。本当にお
化粧は化けるんです。きっちりと白く塗り眉を描き、目にラインを入れ、唇を鮮
やかに赤く塗り… 70代が50代に化けたんです。白衣に身を固め、手甲脚
絆に、菅笠を被り、金剛杖を持って立つこの人は、お人形の様に奇麗でした。
彼女は2度目だそうです。一度目は彼女の写真を撮る為に、ご主人が付いて
こられたそうです。(さもありなん! この美しさです)でももう一度で良いと今
回は1人だそうです。26日ごろ結願して、東京に帰られるそうです。心臓に病
を持っておられるという事でした。
「四国の道休憩所」に着きました。其処のテーブルの上には沢山のキーウイ
がビニールに入って置いてありました。この2.3日寒いといっても、テーブル
に日がまともに当たる事もあったのでしょう、勿体無いのですが、大半がジュ
クジュクに熟れていました。比較的固そうなのを2個頂いていく事にしました。
いよいよ横峰山へ…。始から急な階段でした。「国分寺」で出会った男遍路さ
んが言っておられた。「横峰寺は前山がありません。だからたった2Kだけれ
ど登りだけなんです。その代わり下りは前山があるので登り下りがあって楽で
すよ」言われたとおりでした。急勾配が始から終わりまで登り1本でした。
始こそ、水の流れる音が聞こえて居ましたが、ある程度登ると音が一切無くな
ってしまいました。シ~ンと静まり返った山は私1人しか居ない感じでした。私
は何度も考えました。私の前には主人、元警官の遍路さん、私を追い抜いてい
った老人と若者、私の後には化粧美人の女遍路さん、5人は(私を含めて6人)
前後して登っているはず。でもその気配は全く無く、静まり返って居ます。生
き物の気配なしです。私は喘ぎ喘ぎ登りました。登り始めて1時間半でやっと
山門に着きました。主人は20分前に着いていたそうです。
第60番札所 横峰寺の山門を入りますと納経所がありました。本堂、大師堂
はもう少し上なので、拝む前に納経を済ませても良い事になっていると、納経所
の前で足の豆の手入れをしていた元警官遍路さんが教えてくれました。寒い時
期は此処納経所で「甘酒」のお接待があるそうですが、「車ですか?歩きです
か?」と訊ねられましたが、今日は「甘酒」は無いようでした。
横峰寺の山門 正攻法で登るとこの仁王門に至る
右に大きな草履が見えています
横峰寺本堂前 元警官遍路さんとお互いに写しあう
横峰寺 大師堂
61番 香園寺に下る道より本堂を望む
第60番札所 横峰寺
距離:27K 栄屋旅館 ~ 横峰寺 ~ 香園寺 ~ 宝寿寺
3月14日10:14 こばやしさん (受)
お早うございます。昨日はお疲れ様でした。疲れすぎて眠れなかったのではないでしょうか。
計画通りに行かないのも、お大師さんの筋書き通りだったりして、又ゆっくり楽しみに来て欲し
いのかもしれません。が、やっぱりがっかりですよね。元気を出して又頑張ってください。足大
丈夫ですか。
11:45 ふじいさん (送)
横峰山頂で~す。今回のハイライトで~す。雪が残っています。
11:47 こばやしさん(送)
先ほど横峰山着きました。
18:48 ひろあき (送)
石鎚山雪で登れません。明日から雨なので帰ります。鍵外しておいてください。
21:00 うえきさん (送)
メール有難うございました。今夜のフェリーで帰ります。
21:04 かずよ(送)
今日は良いお天気でしたか?メール有難う。今、今治港です。
21:06 かずよ (受)
本当に良いお天気でした。無事卒園式も終わり、天気に恵まれて何よりでした。
21:09 ふじいさん (送)
メール有難うございました。今夜帰ります。又ね。
21:13 ふじいさん (受)
お疲れ様、帰ったらごゆっくりお疲れを癒してくださいな。又ゆっくりお話しできる時間を
ください。おやすみなさい。
21:15 かわしまさん (送)
石鎚山雪はクロウズです。今日帰ります。メール有難うございました。
21:24 こばやしさん (送)
今、今治港に居ます。雨が降り出しました。帰る事にして正解のようです。又帰りまして
から、ご参考までのメールいたします。何度もメールにご協力有難うございました。
21:44 かわしまさん (受)
わ~何と日々の雑用やあれこれと流されていましたらあっという間に…今年第一回めの
お遍路さん無事終えられてのご帰宅お待ちしております。
私達が朝食に行った時は、2人連れも女の人も、もうご飯を済ませておられ
た。6時45分の出発しました。いよいよ「横峰山」此処が天気になるように
プランを立ててきました。幸いな事に今回は一度も雨に降られていません。
宿のご主人に曲がり角さえ間違わなければ一本道と言う道を教えていただ
きました。石鎚橋を渡りだんだん山に入っていきます。飲料水を造っている
大きな工場がありました。道路を隔てた空き地に車を止めて女の方が降り
てこられて、手には缶コーヒを持っていました。私に近づいてこられた。「私
はこの工場で働いているものです。お接待させてください。前を行くのはお
連れさんでしょう?上げてください」と2本の缶コーヒをくださいました。
そしてこう言われました「此処から頂上まで6Kお便所がありません。男の人
は良いけれど女はね~。使っていきませんか?水洗ですからきれいですよ。
お連れさんと離れても一本道ですから大丈夫ですよ」主人が前を行っている
のをご存知で、私がはぐれないかと心配していると思って「一本道」だからと
安心させてくださったようです。お言葉に甘えて、トイレを使わせていただき
ました。少し急ぎましたら追いつきました。歩いて暑くなったので一枚脱いで
いますと男性遍路さんも追いついてこられました。
暫く行くと女遍路さんが休んでいました。今此処に居るという事は、同じ宿の
人に違いない。「ビジネスハウス国安」からだと到底、今、此処に居るはずが
無い。でも???です。昨夜は70代の背中を丸めた人は居たけれど、こん
な50代の人居なかった。???「あの人昨日一緒だった人?」と主人に思
わず聞きました。「そうや、吃驚したわ!! 女は化け物やな~!!」と主人。
そこに居る人は昨夜の年寄りではない。如何見ても50代の女性です。20歳
のギャップ!どう説明すれば良い? 「化粧」と言う字をなるほどと納得しまし
た。
よく女優さんでスッピンだとその人と解らない人が居ると聞いていましたが、そ
んな大げさな!と信じていませんでした。でも今日からは信じます。本当にお
化粧は化けるんです。きっちりと白く塗り眉を描き、目にラインを入れ、唇を鮮
やかに赤く塗り… 70代が50代に化けたんです。白衣に身を固め、手甲脚
絆に、菅笠を被り、金剛杖を持って立つこの人は、お人形の様に奇麗でした。
彼女は2度目だそうです。一度目は彼女の写真を撮る為に、ご主人が付いて
こられたそうです。(さもありなん! この美しさです)でももう一度で良いと今
回は1人だそうです。26日ごろ結願して、東京に帰られるそうです。心臓に病
を持っておられるという事でした。
「四国の道休憩所」に着きました。其処のテーブルの上には沢山のキーウイ
がビニールに入って置いてありました。この2.3日寒いといっても、テーブル
に日がまともに当たる事もあったのでしょう、勿体無いのですが、大半がジュ
クジュクに熟れていました。比較的固そうなのを2個頂いていく事にしました。
いよいよ横峰山へ…。始から急な階段でした。「国分寺」で出会った男遍路さ
んが言っておられた。「横峰寺は前山がありません。だからたった2Kだけれ
ど登りだけなんです。その代わり下りは前山があるので登り下りがあって楽で
すよ」言われたとおりでした。急勾配が始から終わりまで登り1本でした。
始こそ、水の流れる音が聞こえて居ましたが、ある程度登ると音が一切無くな
ってしまいました。シ~ンと静まり返った山は私1人しか居ない感じでした。私
は何度も考えました。私の前には主人、元警官の遍路さん、私を追い抜いてい
った老人と若者、私の後には化粧美人の女遍路さん、5人は(私を含めて6人)
前後して登っているはず。でもその気配は全く無く、静まり返って居ます。生
き物の気配なしです。私は喘ぎ喘ぎ登りました。登り始めて1時間半でやっと
山門に着きました。主人は20分前に着いていたそうです。
第60番札所 横峰寺の山門を入りますと納経所がありました。本堂、大師堂
はもう少し上なので、拝む前に納経を済ませても良い事になっていると、納経所
の前で足の豆の手入れをしていた元警官遍路さんが教えてくれました。寒い時
期は此処納経所で「甘酒」のお接待があるそうですが、「車ですか?歩きです
か?」と訊ねられましたが、今日は「甘酒」は無いようでした。
横峰寺の山門 正攻法で登るとこの仁王門に至る
右に大きな草履が見えています
横峰寺本堂前 元警官遍路さんとお互いに写しあう
横峰寺 大師堂
61番 香園寺に下る道より本堂を望む