大阪・中ノ島・中央公会堂をスクリーンにして 3台のカメラで四季の模様が映し出される
OSAKA 光のルネサンス (10-12-15)
9時過ぎです、インターホーンがなりました。出ますと「お宅のベランダの水道管が
破裂してるんじゃないですか?噴水のように水が出ていますよ」私は驚いて主人と
二人で二階に急いだ。
ベランダに噴水が出来ていた。私はまず元栓を止めに玄関に行きました。主人が
言うには教えてくれた人は通りがかりの方のようでした。本当にありがたかったの
ですが、驚きが先でお礼の言葉も言えませんでした。
ベランダの水道は東(時間貸しの駐車場で、我家のベランダが見通せる)にあり、
玄関は西にあります。ですから、その人はわざわざぐるっと廻って知らせてくれた
のです。
さ~それから「水道屋さんは何処?」と市報を見たり、電話帳を探したり大変です。
以前ポストにほり込まれていたカードを探し出したのですが、私の心に疑いの気持
ちが沸き起こりました。「こんなところに電話していいのだろうか?」「老夫婦だから
とぼったくられるのでは無いだろうか?」
私は2軒隣の電気屋さんに聞いてみようと思い立ちました。電気工事に行くのだから、
その道に詳しいかも知れないと思ったからです。すぐに電話で手配してくれました。
たった3時間ほどの断水でしたが不自由でした。コック一つで水に不自由の無い日本
でよかったと思いました。
それともう一つ、量販店より、少しは高いかも知れないのですが、ご近所ですし
「何かお世話になることもあるかも」と電気製品を、その店で買っているのは間違
いでなかったな~と思いました。
昔は無口、特に男性は無口がよしとされていましたが、今は違いますね、街中でも
女の子顔負けぐらい男子が喋っていますね。う~ん今は少し変わって来ましたね。
友達と共に居る時でさえ、お互いそれぞれ携帯をいじっている光景を良く見ます。
これって、やっぱり無口って言う?
封建社会の男女の地位をあらわす言葉に男は家では「飯」「風呂」「寝る」の3言
ぐらいしか奥さんに言わないといわれて来ました。
以下は高峰秀子さんの「にんげんのおへそ」からの抜書きですが、
・ 舌はわざわいのもと
・ 言わぬが花
・ 目は開けておけ 口は閉じておけ
・ ものは言いようで角が立つ
・ 言いたいことは 明日いえ
・ 知るものは言わず 言うものは知らず
・ 沈黙は金
・ ひとこと多い
現代は、『一口でも多く』と言う世の中に大逆転している。と書いてありました。
思えば『考えてから語れ』と言う諺がこんなにあるとは気づきませんでした。『目
は開けておけ 口は閉じておけ』は知らなかったような気もします。
デコちゃんはこれらの諺がよしと思う生き方をしてこられたのでしょうね。
私が一つ選ぶとすれば、良く感じる「知るものは言わず 言うものは知らず」です。
言い換えれば「知ったかぶり」です。まだ自分のものになっていない知識を、さも
知っているかのように話す人が居ますが嫌だな~と思います。
この年まで生きてきますと「年の功」と言う言葉通り、人を見る目、まやかしを見
抜く感は備わります。だからデコこちゃんと同じく、少人数でいい、心通い合う友
と友情を深めて生きたいな~と言う気持ちが高まりました。