ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

新参者

2010年09月30日 | 読みました
     
               デュランタ(宝塚)  ↓  花のあとの実   10-9-18



明日から「国勢調査」が始まります。今日までに調査票を配り終えなければな
りません。説明会の時に「留守でも3回は足を運んでください」と言われまし
た。私は時間帯を変えて5回足を運びましたが、お手渡しできない家が10件
ほどありました。6回目の昨日の夜、ポストに入れて来ましたが、マンションで
、名札もなく、夜の訪問にも明かりもなく無人の感がしました。

ただ今年からは、郵便で送ることが可能になったことです。前回までは渡した
ものを、又回収に廻らなくてはなりませんでした。「今年から、郵送していただ
くことが可能になりました。お送りいただけますか?」と聞きますと、皆さん快
く「そうします」と引き受けてくださいました。

月末に、市役所に届かなかった方には、市役所から連絡があり、又「お送りい
ただけましたでしょうか?」と伺いに行かなければなりません。

その後、廻った地区の地図と名簿を書き、これも今年から変わりました、宅急
便の方が取りに来られますので、渡すと言う用事が残っています。

笑顔と気配りの言葉で、配り終えました。ホッとしたとたんに緊張が解けた油
断からか風邪を引いてしまったようです。風邪には睡眠が一番、今夜から早寝
することにします。



        新参者       東野圭吾


九章からなり一つ一つが独立しているように、2004年から2009年にかけて、
小説現代に不定期に9回に分けて書かれた小説が、1冊にまとめられています。
そしてその9回がまとめれば一つの殺人事件の物語であると言う不思議な本。

この本のように1冊にまとめられていれば、一つの物語に繋がっていると判り
ますが、不定期に足掛け6年にも分かれて発表されると、私だったら、先の話
と結び付ける何で困難です。東野さんは意識的に細切れに書かれたのでしょう
か?それとも長編の合間合間に書き進んでいかれたのでしょうか?いずれにし
ても珍しいと思いました。

加賀恭一郎と言う30過ぎの刑事さんが日本橋署に転勤になり、その管轄では
新入り、すなわち新参者と言うことが題名になっているようです。

1章から9章になり、その章ごとに「これが犯人?」と疑わせて、思わぬ犯人
だった。後で思えば、「この人が犯人よ」と言うくだりが、顔をのぞかせてい
るんです。

やっぱ意推理小説は好きだな~。
     
             ☆   明日お休みします。




          「玉すだれ」   消えたかと思いましたが 咲きました   (10-9-28)
     



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インド家庭料理 26回

2010年09月29日 | 今日この頃
     
                   オーナーの盛り花  秋を感じます


                      今日のお料理 4種類

                         マイプレート

8月は夏休みでしたので、2ヶ月ぶりの教室でした。ショリー先生姉妹、オー
ナー、私達も、みんな元気で厳しい夏を乗り越えました。そして久しぶりに元
気に集まりました。全員出席です。


              「サムバー」  ツーダル(黄色い豆)と野菜の煮込みカレー

カレーですよ。「ツールダル」と言う黄色い小さなお豆さんと季節の野菜を煮込
んで、それこそ色々の香辛料を加えて煮込むのです。今日のお料理の中で唯
一カレーらしい辛さのあるお料理でした。 

     
                   「ドサ」 今日は南インドの料理  
          
                  ショリー先生が「ドサ」を焼いて居られます  
                 「ドサ」をはさんで持っているのではありませんよ
                コテでひっくり返した瞬間です 面白い写真でしょう


インドでは朝ごはんにはお米で作ったものを食べるそうで、この「ドサ」もその
一つです。お米(タイ米が一番いいそうですよ)をペースト状にして、一晩置い
て、発酵させた生地を使いますから、手間は手間ですね。ショリー先生の旦那
様は「ドサ」が大好きで、先生は毎朝焼かれるそうです。お料理上手な奥様を
持った旦那様はいづれの国でも、幸せですね。


     
                      ↑ 「メド バダ」   
     ↓  「ドーナツ型はこうして作るのよ」とショリー先生の妹さんが示してくださいました。
                いつもショリー先生を助けている 良い助手さんです

     

「バダ」と言うのは豆を団子状にするということだそうです。「ウラッドダル」
と言うお豆さんを一晩水につけて、挽いてレモンサイズに丸めて、伸ばして、
中央にドーナツのように穴を開けて、火の通りがいいようにして揚げます。

叩くように煉るのですが、それは空気を含ませて、自然に軽く膨れるようにす
る為です。軽く空気を含んでいるかを見るために、時々水の中に小さな塊を落
とします。そしてその浮き具合で軽さを見るのです。面白いでしょう。

     
                           「ポテト マサラ」

このポテトは「ドサ」との相性がいいそうですよ。「ドサ」で包んで食べます
が、巻いて出来たものを「マサラ・ドサ」と言うそうです。




                          「オレル」

何だと思います。インドの硬い石でできた、日本風に言えば、ひき臼のような
ものです。これはミニチュアですが、本物はやはりひき臼ぐらいあるそうです
が、日本のひき臼はふちがありませんが、インドの物はおわんのようにふちが
あるそうです。色んな香辛料をつぶすのに使うそうですが、現代はちゃんと製
品化したものを使うので、このような道具も使わなくなったそうです。

昔のインドのお母さんは一日常お料理のをしていたといってもいい生活だった
ようです。日本のお母さんもそうでしたね。独楽鼠のように家族の為に働いて
いました。私達は娯楽の時間も持てる、良い時代に生まれたようです。





    


 



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「尖閣諸島」の影で「対馬」は大丈夫?

2010年09月28日 | 気にかかる

        「彼岸花」 他の花に埋もれて 必死に首を出しました けなげな花です


世の中「尖閣諸島」でもちきりです。小澤問題はどうなったのでしょうか? 10月
1日から始まる国会で「補正予算案」話し合う時間あるのでしょうか。

今朝の新聞で「尖閣巡視を常能化『漁民保護』名目で方針」の見出し。そうか、
民主党もいよいよ動き始めたか、中国船に対して警戒し始めたかと、にんまり
と読み始めて「?」なんだかおかしい。よくよく見出しを見ると頭に「中国」の文
字、やっぱり民主党が行動を起こしたのではなかったのです。

私は「竹島」「対馬」の事は何度か書きました。その相手は「韓国」でした。
しかし「尖閣諸島」については、中国が違反して地下資源の調査を自分達で
しているとか、境界線を越えて密漁が絶えないとかあっても、中国の行動に
不快感を覚えるにしても誰もが認める「日本の領土」と思っていましたから、
安心していました。

台湾と中国が「尖閣諸島」に目を付け出したのは1968年海底に豊富な資源
があるらしいといわれてからだそうです。日本が42年間何もしなかったのは、
地下資源の埋蔵を調べるお金がなかったからと言う理由だそうです。(30年
間はお互いに採掘しないという約束もあったようですが、中国はすぐに掘り始
めました。約束を守ったにしても12年間が経過しています)日本は資源のな
い国です、すぐ調査するべきだったのではないですか? その調査に費用をか
けるより、他国から買ったほうが安く付くと思ったのでしょうか。要するにや
る気がなかったということなんですよ。

この前の戦争は何故起こったのでしたっけ? 石油の供給全面ストップされた
からではなかったですか?その石油が埋蔵されているというのですよ、「喉元
過ぎれば、熱さをわすれる」ですか、信じられません。

お金がないというけれど、この42年間の間には何度も、好景気の時期があり
ましたよね。税収もたっぷりだったのではないですか? 年金の積み立てでさ
え有り余ったのか、いらぬ施設を乱立させて、今二束三文で売り、大きな損益
を出し、挙句の果ては、積立金が底をつき、私達年金生活者が小さくなって生
活する羽目になったのではないですか。

このたび初めて知りましたが、「尖閣諸島」は個人所有の島だそうですね。政
府は年間2000万円をその所有者に支払っているそうですが、どういう考え
なんでしょうね。これも買い取るより借地料を払ったほうが安いという事ですか。

国会議員は私利私欲に走り、目先のことし考えないといわれても仕方がないの
ではないですか。

菅さん、「尖閣諸島は日本の領土」と話す時、おどおどと小声で言わないで、
力強く正面を見て、世界に発信するつもりで言ってほしい。それでないと聞い
てる私達国民も「ほんとに、日本の領土なん?」と心細くなります。

「尖閣諸島、尖閣諸島」と目が一点に釘付けになっている間に「対馬」が北海
道・富士山の見える土地が韓国、中国人に買い占められて、本土まで乗っ取ら
れたらどうします!

事を荒立てないでと言いますが、「外交」って如何に自分の意見を相手に納得
させるか、でしょう? 頼みますよ!民主党!! 出来るかな~?
   

  「五時草」 名前の如く午後に咲きます 1cmないちいさな花 今年はあちこちで咲いています
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尼崎市・近松公園の「川柳」

2010年09月27日 | 一寸そこまで

           私の買って来た「2010年 国際原画展」の絵葉書です


久しぶりの長雨ですね。夕方から降り続いた雨、夜中になっても止みそうにあり
ません。明日の朝は花がシャキッとしているでしょうね。今日植え替えた花は特
に喜んでいるでしょう。

9月26日(日)はお寺の施餓鬼に行って来ました。何時もはお年寄りが多いのに、
昨日は目だって若い人、特に幼児を連れた人たちが多かったです。主人もそれ
に気づいたらしく「えらい若い人が多いな~?」「何でか知っている?」「???」
「親の世代が亡くなったからよ」「ふん」「子どもずれが多いでしょう、それは若
いおじいちゃん、おばあちゃんがなくなったということよ」「そうか」こんな会話を
交わす夫婦も珍しいかな?

帰りに隣の近松公園に行きました。そこにも、今年は花がありませんでした。
やはり、暑さがこたえているのでしょうか。我が家でも咲いてはくれますが、
時期が遅れたり、花数が少なかったりします。

そこで私お気に入りの「川柳」が木に掛かっている広場に行きました。思わず
笑い出す「川柳」があり、主人と大笑いしました。ご近所の「川柳教室」の作品
のようです。月の題を半月に一度(生徒半分ずつの作品)変わるようです。もう
少し近ければ読みに来たいのですが、一寸乗換えがあるのが、遠く感じます
(と言っても市内ですけど…)

          元気すぎ死ぬ気がしない八十半ば

これが一番私達に受けましたね。まさに願望を描かれていたという感じです。
元気で長生きできるに越したことはありません。


          行くだけで帰りはない老いの道

まさにその通り! 「門松は冥土の旅の一里塚」でしたっけ? 新年を祝って
立てる「門松」は実は「冥土」への道しるべなんですよ…って。

          夏休み爺のヘソクリ底をつき

お隣にはお孫さんが4人います。夏休みには4人を引き連れたおじいちゃんを見
かけます。特に一人娘のはなちゃんは、おじいちゃんが大好きです。私がはなち
ゃんを見るときはいつもおじいちゃんと一緒です。祖父と私を見ているようで、思
わずにこにこ話しかけてしまいます。はなちゃんは1年生ですが、ちゃんと笑顔で
挨拶が出来ます。

          ヘソクリを隠した本が見つからず

ものの置き場を忘れるって事はしょっちゅうです。私がその立場ならきっと本
に隠したかも知れないな~と思いました。我が家の大蔵大臣は私ですから、そ
の必要はないわけです。政治の世界でも、お金の差配を握っている幹事長が総
理(家長)より一番強いかもね。

          気配りが嬉しい時と邪魔な時

本当に難しいものですね。気を利かせたつもりが、相手方には迷惑で、そっと
してくれた方がありがたい時もあるし…、親切とお節介の見分けが難しいです。

          隠したいわが人生の裏話    

誰にだってありますよね。一つや二つ。勿論、主人にも私にもあると思います
よ。それが知れたからって、どう言うこともないのですが口にしない事。友人間
でもそれと知ったことを、「知ってるわよ」とは言わないで、小出しにほのめか
す、皮肉るといいますかしら、そんな気持ちになってくると、自分の老いを感じ
ます。意地悪婆~さん お~怖、桑原桑原!
 
          太陽を海に沈めて冷ましたい

本当に今年の夏は暑かった。見事に言い表していると思いません? どうすれ
ば、こんなに言い得て妙な「川柳」が出来るのでしょうね、うらやましい!



           ↑  「 絵葉書」          ↓   「マグネット」です
    
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イタリア・ボローニャ・2010国際絵本原画展

2010年09月24日 | 一寸そこまで

                           本日のチケット


  ↑   玄関前の絵     ↓   玄関ホールの絵 (「記念撮影しましょう」と書いてあります)


「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。今年はこの暑さは彼岸過ぎても
続くと思っていましたが、やはり「諺」が勝ちました。

大谷美術館に行ってきました。原画展を見始めてから20年は見続けていると
思います。本屋に行っても、絵本の売り場にはめったに足を運ばなくなりまし
たが、この原画展だけは、毎年見続けています。

始めの頃は日本人の入選者はまれだったように思います。近年は多いですね、
特に女性が多くなりました。今年の展覧会では韓国が目に付きました。

昨年は紙や布を貼り付けた「貼り絵」的なものが増えて驚いたのですが、今年
は数えるほどしかなく、描くという手法に戻った感じでした。見慣れているタッ
チ・色合いを見ますとホッとします。玄関前、玄関ホール、チケットの絵を観ま
すと「ボローニィアの絵だ!」と一目でわかりますものね。

アフリカの絵に日本画的構図や色彩を観た時は驚きました。又、スペインの
「田植え」の絵で、スペインもお米を作るのだ、そういえば「パエリア」も土台
はお米でした。

白黒のタッチのものでは、今テレビで放映中の「鬼太郎」のタッチを思い出し
ました。

日本の女性のものでは「梅干の漬け方」の絵本がありました。外国の人は梅
干のすっぱさには驚くのではないでしょうか? 面白い題材が絵本になるの
だな~と感心しました。日本女性も頑張っています。

楽しみにしていた庭園の花は「野カンゾウ」だけ、と言ってもいいくらいで、今
年は花がありませんでした。仕方がないし、来年の干支が「兎」だったことを思
い出し、庭の「兎の置物」を写して来ました。現実的で、童画のような可愛さが
ないので今まで写しませんでした。「背に腹は代えられぬ」と言う気持ちでしょ
うか。


                      道路に面した看板

午後からは「唱歌の学校」に行きました。大谷美術館から15分ぐらいでしょ
うか。

先々週はお休みでしたし、先週は高濱議員のお話を聞きに議事会場に行きまし
たので、お休みをして、3週間ぶりでした。

みわさんも夏休みから、づ~とお休みで、先週から出られたそうですが、先週
は私がお休みで、お会いするのは2ヶ月ぶりです。クラスには尼崎からの人が
3人います。私を除いて、お二人は「ハーモニカ」も習っておられます。そのお二
人が「白井さん、辞められるのね、ようやっておられたのにね~。今度は白井
さんのスタッフだったいなむらさんが出るのね? それならきっと白井さんの
路線をついでくださるんでしょうね。又入れますね。私の1票(ご主人も入れて
くださったと聞いていますから、2票です)何て役にたたないでしょうけど…」
と話しかけてこられました。

「何を言われます。その1票が欲しくて選挙は戦うんですもの、1票で勝敗が
決まる時だってあるのですもの」「そういえばそうやね」市長選のときも高濱
さんのときも、選挙票葉書を出させていただいたのでした。

しかし、このたびはまだ心を決めているわけではありません。「県会報告」は
いつも送ってくださっているので、彼女がきっちりしていると言うことは十分
知っているつもりです。しかし、書類上だけで実際にお話したことがないので
…。

やはり一度は、自分の耳で聞いてからと思っていますが、折角、みわさんが
「今度も入れるわね」と言ってくださっているので「もし又、選挙葉書を頼まれ
ましたら、出させていただきますね」と答えました。

いつも野菜を頂くごとうさんも「白井さん辞めるんだってね、時々ブログ読ん
でますよ」と声を掛けてくださいました。残念なことに住所は他市ですが「全
日空」のOBと言う事で心にかかっておられるのでしょう。

もう一人、ブログを読んでくださっている方からメールを頂きました。やはり
他市の方ですが、尼崎の中学の校長で退職なさった方ですから、新聞発表
前にこのニュースを知っておられて、メールを頂いたのには驚きました。「蛇
の道は蛇」でしょうか…。「よくやっておられたのに、続けれはいいのに」と
言ってくださいます。

「人間、惜しまれて辞すのが花」かもしれませんね。




             ↑   売店の壁に掛かっていた 「ポスター」?     ↓
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「遍路歩記」写真展を見て

2010年09月23日 | 一寸そこまで
    
               宮本さんが遍路で出会った青年達ですが
            過って彼らは別々に世界中を旅していた青年です
              その二人が、外地の旅先で出会いました
              そして又遍路道で出会ったと言うのです
              そんな不思議な出会いもあるのですね~
           これからの人生 無二の親友になる兆しでしょうか


今宵は満月です。お月様が綺麗です。風があるのでしょう、今まで見たことのない
速さで雲が流れているのが判ります。


22日(水)朝日新聞大阪本社のアサコムホールでの催し、宮本光男さんの「遍
路歩記」を見に行ってきました。宮本さんのブログは見ていましたので、楽しみ
に行きました。

ご本人の言葉によりますと「…前略… 私はカメラマンではない。だから写真
展とは違う。歩きながら撮ったカットに、毎日付けた日記に絡めて絵日記なら
ぬ写真日記としてみていただきたい。 
そしてぜひ四国を歩いてください。四国で迷子になってみてください」

題名の通り、四国88ヶ寺の写真ではなく、遍路路で出会った人たち中心の写
真でした。私もいろんな方との出会いはあったのですが、写真は撮りませんで
した。都会育ちの私は、自然がとても恋しくて、もっぱら、花や風景でした。

今日のこの写真を見て、私も出会った方にお願いして、写しておけばよかった
と後悔の思いです。それこそ一期一会の思い出だったのに…。

「そえみみず」の遍路道歩きたかったです。前日の雨で、「危ないから止めな
さい」と宿の方に止められて国道を行きました。味気ない国道を歩きながら
「歩きたかった!」と呟いていました。宮本さんは歩かれたようですが、遍路
道に手が加えられて、無粋な階段の写真でした。「せんでもいい事を…!」と
言う宮本さんの呟きと共に。

女体山越え:最後の難関と言われるコース、覚悟して往きました。そこさえ越
えれば「88番の結願寺」その難所が何処にあるかもしらぬまま、垂直に限り
なく近い崖を目にしたとき、「ここだ!」と杖を持っては登れないので、主人
に持ってもらい「がんばれ!がんばれ!」と自分を励ましながら登りました。
だが難関はそこだけで、気がつけば、大窪寺についていました。「あれっ!」
と言う感じでした。宮本さんもそのように感じられたようです。

お接待:観るに見かねて、車へのご招待がありました。宮本さんも私も、親切
に感謝はすれど「歩きたいので…」お断りしたこと。道を間違っていると、何
処からともなく「そっちじゃないよ」と声が掛かる、自動車を止めて声が掛か
る、四国の人の親切を宮本さんも私も受けた。お接待もお金、品物と数えき
れないくらい受けた。

私が一番印象に残っているのは、早朝でした。手に持った笊から「今、畑から
採ってきたのよ、お接待します」と4粒のイチゴを下さった。ご自分が食べる
つもりの数個のイチゴを私達の為に分けてくださったおばあさん、本当にあり
がたかったです。

写真を見ながら色々なことを思い出しました。時には当時のことを思い出し、
胸に迫る思いもありました。

あ~、遍路しておいてよかった、とつくづく思いました。遍路の経験が、私を
変えたのか変えなかったのか判りません。2年かけての区切り打ちですから、
四国の自然の美しさ、人の情けのありがたさは、常々思い出しております。思
い出している時の私は、心豊かにそして優しくなっています。

四国の子ども達は、出会えば、大きな声で挨拶してくれます「おはようござい
ます」「こんにちわ」って、その子ども達の笑顔に添えられていた文章の一部
です。心に残った言葉「挨拶は心のごみを へらしてくれる」本当に、挨拶の
接待を受けると、その日一日辛さに耐えられる気がしたものです。

「また四国に来てください」と宮本さんの声に送られて、会場を後にしました。

心ではもう一度行きたいと思っています。でももう一度1400キロ歩きとお
せる体力はないと思います。だからあの時行ってよかったと思っています。大
きな心の財産になっています。



              「紐サボテン」の花   今年は沢山咲きました
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大阪・新歌舞伎座の柿葺落(こけらおとし)

2010年09月22日 | 一寸そこまで
     
          ↑   大阪・新歌舞伎座のチラシ     ↓ 客席と緞帳


9月21日(火)新歌舞伎座に行ってきました。…と言うと望んでいったと思われ
るでしょうが、実は大失敗の末、京都・南座と新歌舞伎座を間違ったと言う、言
うも涙聞くはバカらしい話があるのです。

今月が誕生日であることは前に書きました。そのプレゼントとして「南座の券」
をプレゼントしてもらうことにしたのです。そして自分の行ける日を書いて息子に
渡しました。数日して「券」が手渡されました。

私は大喜びで「券」の日付けを確かめ、封筒の上に赤いマジックで大きく書き、
冷蔵庫の扉にはり、その日の来るのを、一日千秋の思いで待っていました。

当日、坂東玉三郎が観れると期待にわくわくしながらシートに座っておりまし
た。開場10分前ご婦人方が5人入ってきました。「あの~、席はお間違いで
はないですわね」私はチケットを見せました。「アラ!間違っていませんね。
それに買われた日にちも同じですね。これってダブルブッキングかしら、一寸
聞いてきますね」リーダー格の人が聞きに行かれました。

係りの方が来られて「チケット拝見できますか?」私は差し出しました。「お
客様、これは大阪の歌舞伎座のものでございます」「えっ!」私はビックリし
ました。もぎりの方も気づかなかったようです。よく見ると確かに「新歌舞伎
座の切符」です。

そういえば息子に頼む時「歌舞伎の切符くれる?」「うん、いける日を書いて
…」と言う会話で、京都の南座とは言わなかったように思います。歌舞伎に興
味のない彼は歌舞伎=大阪の歌舞伎座と思ったらしいのです。でもチケットが
来た時点で、私がよく(目を1cm上に向ければ)見れば、間違いはわかって、
買いなおす事もできたのです。

思い込みの激しい年齢になった私は、見たい南座と信じて、日にちだけをチェ
ックしたのでした。取り返しのつかないことをしてしまったわけです。すごすご
と南座を後にしました。

もう見る気が失せて家に帰ろうかと思いました。でも折角1万5千円もする切
符を買ってくれた息子にすまないと思い、やっぱり新歌舞伎座に行くことにし
ました。

開演は此処と同じ11時です。1幕目は1時間ほどで終わり、幕間が30分お
弁当の時間があるから、今から行ったら2幕目に間に合うかもしれない。私の
頭はフル回転です。

運の悪い時はこんなもの、私がプラットに降りたときに特急電車はテールラン
プを見せていました。此処で又20分ロスしました。次の特急の中で次の行動
を考えました。

果て「新歌舞伎座は何処にあるの?」今月が杮落としと言うことは新しい場所
なんです。私は場所さえ知らないのです。タクシーを張り込むことに決めまし
た。

ですが「待てよ!大阪駅のタクシー乗り場って何処にある?」今度はタクシー
乗り場がわからない。エイッ!成り行きに任せよう!と腹を決めました。

梅田に着きました。まずJRに向かって歩こうと階段を降りました。天の助けか? 
目の前にタクシー乗り場があったのです。私は駆け寄りました。でも新しい場所
です、タクシーの運転手と言えども知らないかも知れない。「すみません、今月
から始まっている新しい新歌舞伎座後存知ですか?」「ええ。昨日お客様に教
えてもらいましたから…」私は安心して乗り込みました。

「ビルの中ですからね、歌舞伎座と言う感じはありませんよ」と運転手さん。
確かにビルの6階ですから、道路わきに幟が4本はためいているだけでした。

いり口で聞きました「今、幕間ですか?」「そうですが、もう始まりますよ」
私は切符の正しい座席に座りました。

新しい歌舞伎軍団ですから、皆さん若くて美しかったです。でも、玉三郎さん
のように華がないのです。贔屓の引き倒しかもしれませんが…。

どうにか切符を無駄にしないですみました。でも南座への未練を断ち切ること
は出来ませんでした。

夕刊を見て、又悔しい思いをしました。私が切ない思いをしている日に「義経
千本桜の『吉野山』の部」の忠信の海老臓と静御前の玉三郎がどんなに綺麗
だったかの記事が載っていたのです。『吉野山』の部は昼の部では1ヶ月興
行のうち7日間しかないのです。(夜の部は毎日。歌舞伎は夜の部が良いと
いわれていますだから)その日を取ってと頼んだのです。その場面なら玉三
郎が、舞台に立つ時間が長いと踏んでいたのです。

勿論、新歌舞伎座のチケットを無駄にするつもりで「どんな席でもいいですか
ら、空席はありませんか?」と聞きました、特別の日ですからね「今日は満席
です」と悲しい返事でした。

帰宅後、主人に話しますと「よその切符で座っていて、それが判った時は恥ず
かしかったやろ?」「がっくり来て、悲しくて人のことなど考えられなかった。
『すみませんでした』と言うのが精一杯だったよ」

「柿葺落を観ると寿命が延びる」そうですから、これを信じて、「めでたしめ
でたし」といたします。考えられないようなへまをやった、一日でした。


     
       ↑   本当は見たかった 京都・南座の題目     ↓   館内と緞帳
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敬老の日に霞んだお彼岸の入り

2010年09月20日 | 今日この頃

      明日は「中秋の名月」です     尼崎・スポーツクラブ・ウッディのカウンター


今日はお彼岸の入りであり、「敬老の日」でもあります。ハッピィマンデーとかで、
決まった日でないのでわかりにくいですね。あまり、外国の真似をして弄繰り回
さないで欲しいです。名前も、敬老の日 → 老人の日 → 敬老の日と変わり
ました。


今日から「国勢調査のご案内」のチラシ配りをしながら、4年前の住人が居ら
れるか如何かをチェックしに回りました。マンションでは表札のないのが困り
ますね。皆さん、用心しておられるのですね。でも家主さんによるのかも知れ
ません。個人的な家主さんの家はちゃんと表札があります。大きな会社組織
のマンションは名無しのゴンベイさんが多いようです。やっぱり、あんまり用心
していると、自分を否定(無)している様に感じますが…。いいのかな~?



     「芦屋・竹園」に巨人軍が1:0で阪神に負けて帰ってきました   (10-9-18)

18日(土)は主人の誕生日でした。芦屋の「焼き鳥や」さんに行きました。
私の時は神戸ステーキで、ずいぶんの差ですが、ご本人の希望ですよ。

芦屋の駅を降りて陸橋から下を見ますと竹園旅館の前で黒い服の人がず
ら~りと並んでいます、群集も見えました。「何事?何方が?」と行ってみ
ました。

待っている人に「何を待っていますか?」「巨人軍が帰ってくるのです」「あ~
負けて帰ってくるのですね」「えっ! 負けたんですか?」「1:0で負けたんで
すよ」「知らなかったわ」と会話しながら、私達も待ちました。1分もしない間
に2台のバスが到着して、旅館の黒服さんたちが、最敬礼でお出迎えです。
カメラを持って走ったのですが、監督や主力選手は人垣で見えませんでした。
群集からは「お帰り!」「明日はがんばれよ!」の声が飛んでいました。

言葉どうり巨人は頑張りましたね。集まった群衆からは「明日もがんばれよ!」
と声が掛かったのでしょうか? 今日は負けました。阪神の勝です。阪神優勝
するかな~? お菓子のバーゲン待ているのですけど。
                              (1470回)
              ☆ 明日お休みします。
 
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老人のバス定期の行く末は?

2010年09月17日 | 気にかかる

      「ケーニガー」  こぼれ種で咲きますが これ1色になりました  (10-5-20)


菅さんの第二次内閣?やっぱり半分は留任横滑りでしたね。でも後の半数の
方は、私はまったく知らない方でした。この方達もやはり国旗国歌をうやまわ
ず、中国、韓国におもねる人たちなんでしょうか? この頃、新しい事に疑心
暗鬼になっている私がいます。どうか杞憂でありますように。


今日も市議会に通いました。ご町内の高濱市議が質問に立たれるからです。
午後3時前から、80分と言う事でしたから、昨夜のうちに、メインの肉じゃが
のジャガイモ、玉ねぎ、糸こんを煮込んでおき、朝になってから肉を加え、味が
滲みるように用意しておきました。こうしておくと夕飯にあわてなくてすみます
から…

私の聞きたかったのは「市バス経営について」でした。尼崎は、今月一杯で
「老人の無料パス」は廃止になります。昨日、主人と二人分、18000円を支
払って、10月からの定期(1年分)を買って来ました。

お話から受ける感じでは(前に私も書きましたように)定期購入者は少なく、
乗車ごとに、50円を払う人が多いようです。これでは市の会計からの補助金
の代わりはとても出来ないのでしょう。

高濱さんは、来年に1.5倍に値上がりすれば、定期購入者は減り、現金払い
が増え、益々、収入がおぼつかなくなると予想されました。

その通りだと思いますよ、現に私は来年からは現金払いにしようと思っていま
す。今年の9000円なら損切りになっても1000円までだと計算しているので
すが、これが1.5倍になればみすみす損になりますから、定期を買うのは止め
ようと思っています。

今から何十年前でしょうか、市役所が「レディース・アイ」と言う市制に対す
る女性の目と言うのでしょうか、勉強会のようなものがあり、私も参加させて
いただき、市役所の仕事の話を聞いたり、施設見学をさせていただきました。

その時に「バスの無料パス」の話を聞いて驚きました。市民の為にしてくれる
制度と思っていたのに、本当は交通局に補助する為のものではないのかと感
じたからです。

「パス」を使う人も使わない人も、一括して(その頃は60歳でしたか)その資格
が出来た人の人数分の補助金をバス会社に補助していると聞いたからです。

私の姑も「無料パス」を貰っていましたが、出歩かない姑は1年に両手で数え
られるほどしか使っていませんでした。これではバス会社丸儲けです。

その頃の市の財政が赤字だったのか、黒字だったのか知りませんが、ずいぶ
んバス会社を甘やかす制度だな~と思いました。元市バスの運転手から市議
になった方がいましたが、その人が元の古巣に頼まれて言い出したのかな~
何ていらん事を考えました。

その他にも待遇についてのお話も出ました。赤字財政なのに、ずいぶんと豊
かに、給料は多い、年休はばっちり取り、祝祭日の出勤には日当35%増し
だそうです。

バスだけではなく、他のことでも市民が税金の使い道に関心が薄いのを良いこ
とに悪癖をあらためず、負債を積み重ねているような気がします。

高濱さんが「市民目線」と言う言葉を使っておられましたが、そして発表の最
中に野次が飛んでおりましたが、市議の皆さんは市民の代表なんですから、
役所の味方をするのはおかしいと思います。バス会社のまわしものかな?

市民の身になって働いてくださる人を選ばなければ、市の負債は減らないで
しょう。それには私達市民ももっと市税の使い道に関心を持たなければいけ
ないな~と遅まきながら思いました。




            ↓  花のあとです  種が一杯詰まっています
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柴田トヨさんの詩集

2010年09月16日 | 新聞から

         「黒法師」  チョコレート色です    ご近所で   (10-4-23)



何時もは図書館で借りているのですが、久しぶりにお金を出して本を買いまし
た。柴田トヨさんの詩集です。テレビで紹介された時に知りました。「あ~良い
な~」と思って、早速買いました。

柴田トヨさんは、98歳だそうです。凄いですね。それまで日本舞踊を楽しん
で居られたのですが腰を痛めて出来なくなりました。一人の生活(20年だそ
うです)に倦んでいるとき、若い時から読書が好きだったことを知っている息
子さんが「詩」を書くことを薦めたそうです。

産経新聞の「朝の詩」に投稿するようになり、注目を集めました。とても優しい
言葉で綴られているのですが、その詩には経験から来る裏づけの重さがあり
ます。あまりにも的を得ていて、涙が流れることもあります。「70過ぎて体がえ
らい」なんて言っていた自分が恥ずかしい。トヨさんを目指して、前を向いて生
きていこうと言う気になっています。

2編の詩を選んでみました。それぞれの感性で読んでみてください。何か心に
響くものがあるはずです。


「くじけないで」

ねぇ 不幸だなんて
溜息をつかないで

陽射しやそよ風は
えこひいきしない

夢は
平等に見られるよ

私 辛いことが
あったけど
生きていてよかった

あなたもくじけずに               (平成20年4月)

「朝はくる」

一人で生きていく
と 決めた時から
強い女性になったの
でも 大勢の人が
手をさしのべてくれた
素直に甘えることも
勇気だと わかったわ

(私は不幸せ……)
溜息をついている貴方
朝は必ずやってくる

朝日も
さしてくる筈よ                   (平成21年10月)








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