ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

「手放す心」

2007年07月25日 | 新聞から
           ニュージランドの朝顔
          日本に来て12年目です
      こぼれ種です 初めに白が消え、青が消え
   この色が残りました 5㎝にも満たない小さな花です

関西も梅雨があけました。天神祭りの本宮で、船渡御、花火で賑わったようです。私たちも何年か前に、川辺でお船を見送り、花火を楽しみました。

蝉の当たり年だそうで、公園のみならず、街路樹にもあふれ出して、朝から姦しく鳴いています。我家の周りでも鳴いていますが、我家の木は無残にもばっさり切られたので蝉が止まりようがありません。

漢字教室の先生は京都北部から来ておられるのですが、お庭に「キーウイの木」が在って、毎年1000個ほどのキーウイが生り、奥様のお友達が毎年楽しみに「キーウイ狩」に来られているそうですが、今年はたった1個だそうです。これは花を付け実になる時期の気温の影響だろうと言っておられました。お向えの家も3個だそうです。なすびも不作だそうです。今年のなすびはほんとに高いです。

そういえば気になっていたのですが、野菜の値段が近頃安定しません。今日安いと思っても明日は驚くほどの高値になっているのです。かといって野菜の買いだめはしたくありませんし、その日の安い物を買ってお献立を考えるしか仕方がないのでしょうか?何故値段がこんなに一定性がなくなったのでしょうか。

スイカがおいしそうですね。買いたいな~と思うのですが、重いな~と敬遠してしまいます。昔はまるっぽ買っていたのにね・・・。スーパーも近いんだから買い物を置いて、もう一度スイカを買いに行けば良いのだけれど、一度帰ると又出たくないのよね。ジムの帰りに買い物をして、午後はじ~とクーラーと仲良しの日が来たようです。

「初物を食べる時、東を向いて笑えば、75日長生きできる」って、ご存知です?
先日新聞に載っていました。私はつい最近まで知りませんでした。もう何年前になるでしょうか、鹿児島で弓を作っている、主人の従兄弟が、神戸での展示会に来られて、ご夫妻と夕食を共にした事があるんです。その時、奥さんが「東はどちら?」と聞かれて、お出しした「何が初物」だったか忘れましたが、ご夫婦で「東」を向いて笑われたんです。私はそのとき初めて知ったんですが、色々な言い伝えがあるんですね。

「初物」については、夫々の初物を食べられる時まで生きている幸せを「あ~ぁ、今年もスイカを食べられた。元気で居ればこそだ・・・」と感謝の気持ちを笑顔に託したのでしょうか? それにしても「何故、東なの?」「何故75日なの?」理屈抜きですればいいのですが、ついつい考えてしまうのですよ。

似たものに「寿司の恵方、巻き寿司丸かぶり」がありますが、これは寿司を買ってもらう事の推進の為にお寿司協会が作ったそうですが、案外このあたりを参考に作られたものかも知れませんね。

新聞に載っていましたが、アルフォンス・デーケンと言う神父さんが「老年期には『手放す心』を持つ事が大切だ」といわれます。ご尤もだと思います。長生きすればするほど、人、物との関わりも増え、それに執着する心が芽生えます。それが自分の手から零れ落ちそうに成ると、執着が憎しみに変わったりします。心も老化現象をおこいていると、悲しい結果を見ます。

この言葉を読んだ時、嬉しさに泣き出したい気持ちになりました。『手放す心』よ~く覚えておきます。そして物への執着心を無くす事に努め、心安らかに生きて行きたいと思います。「言うは易し行い難し」だろうな~。
コメント (5)
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