ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

夫婦外体外受精

2007年07月17日 | 新聞から
             矢車ハッカ
      この優しい顔をして 凄い生命力です
    冬に葉は地上から姿を消すのに春には集団で登場

フッと気づくと、田んぼの苗は4~50センチに育って風に波立っていました。去年は台風になぎ倒される事も無く、無事刈り取られましたが、今年もそうだと良いな~と見つめました。

テレビで選挙の投票率の話をしていました。何だか今年は率の低い年に当るそうです。何故か12年に一度その年が来るそうで、丁度「亥年」に当るので「亥年現象」って言うそうです。「亥年」の私としてはよからぬ例えに使われるのは嫌~な気がします。それで無くとも関東大震災、阪神淡路大震災は「亥年」なんですから。今年も地震のことは気にしていたんです。

『夫婦外体外受精160組に実施』
諏訪のマタニティークリニックの根津院長が16日に記者会見し、日本産科婦人科学会が禁止している、第三者から卵子や精子の提供を受けた夫婦外の体外受精を、これまでに計160組の不妊夫婦に実施し、その結果124人の赤ちゃんが誕生した事を明らかにした。・・・中略・・・平成8年以降、妻の早期閉経などが原因で卵子の提供を受けて体外受精した夫婦は計111組内40人の妻が双子10組を含む計53人を出産し、現在も4人が妊娠中。夫の無精子等精子の提供を受けた体外受精は49組。44人の妻が71人(三つ子1組、双子11組を含む)の子を出産、1人が妊娠中。卵子提供者の内訳は妻の姉妹(義姉を含む)87人、従妹など親類と友人・知人が各12人。精子提供者は夫の兄弟(義兄を含む)23人、父24人、友人・知人が2人としている。妊娠した妻の年齢は、ほとんどが20~30代で41歳以上が7人最高齢者は46歳と言う。夫婦外の体外受精は、15年に厚生労働省の部会が容認する報告書を出したが、法整備は棚上げ状態になっている。

15年に厚生労働省の部会が容認しているとなれば「罪」では無いと言うことでしょう?4年間も、法整備が棚上げ状態になているのは?今問題になっている少子化対策にも関わる問題なのに何故と疑問が残る。

欲しい人たちにとっては、待っておれなかったのでしょう。子育てには体力がいるのに、それでなくても不妊期間が長く、年ばかり取っていくのですから。

子が授かるのは当たり前と思っていたし、2人の子に恵まれているので、本当に自分の子が欲しいと思っている人の気持ちは解っていないかもしれない。

しかし私の疑問はその点ではなく、提供者の点である。大多数が血縁関係の人である。其処に疑問がある。何気なく考えれば、身元の解った相手だし、同じ血が流れているのだから、似た子が生まれるのだろう。反面、血縁という事は一生を通じて付き合いがあるという事だが、その点は如何考えれば良いのだろう。

提供者にしても、複雑な思いは無いだろうか?まだ子供が小さいからその点についてデーターが無いのだが、もし他人の卵子、精子なら、提供者のその子に対する気持ちを考えなくても良いし、自分達の子として安心して育てられる。

しかし血縁の場合、提供者の子供達との関係はどうなるのだろうか?従兄弟・従妹妹もしくは孫であるべきなのに、半分兄弟・姉妹・子供であるを如何説明するのだろうか?提供者の方の子供は何も感じないと思っているのか?

提供者自身も普通に甥、姪、孫と割り切れるのだろうか?人間の心は複雑である。提供者の連れ合いも又、この複雑さに巻き込まれて悩む事が無いように、人間造りは自然のままが良いような気もするのだが。
コメント (2)
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