ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

茂庵

2007年07月07日 | 一寸そこまで
             ルリマツリ
       何方に頂いたかどんどん茂ります
      何ともいわれないくすんだ藤色が素的!

今日は七夕さん、曇りのち雨の予報に心配しましたが、嬉しい事に暑いぐらいのいいお天気でした。今夕は織姫と彦星のデートは如何だったのでしょうか?此処からはたとえ快晴の空でも天の川を見ることは出来ません。6年前、孫と二人旅で行ったグランドキャニオンの宿の夜、食事をしてコテージに帰る時、足元も見えないくらいの漆黒の夜、天上にはミルクウエィの名が示すとおり、乳白色の帯が流れていた。日本では屋久島でも見たが、さて今夜は無事会えただろうか?

07-07-07:今日なんです。見事に07が並びましたね。たまちゃんからのメールで気がつきました。

一昨日に続き、今日も京都へ行ってきました。今日は友人5人と「茂庵のお茶席」に行ってきました。普通のお部屋でお茶を頂く事はありますが、「にじり口」から入るお茶席は始めての経験です。

先ずランチを済ませてからと言うことで、田舎席(お茶席)をもう少し登った所にある「喫茶 茂庵」でランチすることにしました。ここまで上ってくる道はうっそうとした木々の間の小道を登ってきました。

「茂庵」は木造二階建て。引き戸をあければ小さな靴脱ぎがあり、直ぐの階段を登り二階にある。屋根の棟木もそのままの、趣のある空間が広がる。京都市内を眼下に納める席は窓に沿ってあり、二人ずれの好む席のようだ。私達は5人ゆえ反対側に椅子一つ追加して座った。「月替わり定食」(豚肉とジャガイモの冷しゃぶサラダ風とライ麦パン、パンプキンスープ)を食後のお茶は「柚子茶」を頼んだ。

こんな辺鄙な所にも人は集まる。若い人が多いのは「ネット」のお陰のようだ。注文を見ていると「定番ランチ」(ピタパン三度とスープ、豆のマリネ)を注文する人が多いようだった。

ランチのお味は可もなく不可もなし。「冷しゃぶ」の豚肉がもう少し小さい方が良いのと、量が一寸多すぎる。若者向きだな~と感じた。若い人が多いのも頷ける。一組だけ5.6才の男の子を連れた家族連れが居たが、きっと定番のランチのサンドを食べたのだろうな~?

サンドの内容は3種類から選べる「ミンチとカレーの野菜炒め」「トマトとモッツアレチーズ」「なすズッキーニとベーコン」から選ぶのだが、子供は「ミンチ」かな?それとも親子三人、三種類分け合って食べたんかな?

卓上には「シモツケ草」が浮かべてある可愛い演出。一寸した心遣いが嬉しい。

水のグラスが軽い。販売している値を見て吃驚、1個3千円である。壊さないでよかった!部屋の中央の台にはグラスの他にも色々と小物が並べられ若い人の気を引いていた。どれもこれも品よく購買欲をそそるが、それなりに高い。

そういえば庭の蹲にも「アジサイ」が浮かべてあったっけ。あちこちに竹で蓋をした井戸があった。そのあたりにお茶室が点在していたのであろうか。

「茂庵」は大正時代、事業に成功した八瀬大原出身の谷川茂次郎という方がこの地、神楽岡(吉田山)に茶室8席(現在は、そのうちの田舎席と静閑亭のみ)と月見台、森の茶苑を建て、「裏千家」を強力に後援した。

現在は「藪の内流」。藪の内流は武士の作法だそうで、大小脇差は茶室の外に置くが、小刀は左に差す為、他の流儀と違って「袱紗」を右に挟む。又作法も他は膝上で、静に手前をするが「藪の内」は膝の外で動作を行う為、所作が大きく美しく見えるとの事です。
                          続く・・・
コメント
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