穴にハマったアリスたち

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「黒の協奏曲」「闇のBAROQUE」:マーメイドメロディーぴちぴちピッチ感想

2022年03月01日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
フル☆アニメTV様で「ぴちぴちピッチ」および「ピュア」の無料配信中。2022年5月9日まで】

●黒の協奏曲~concerto~ / 闇のBAROQUE -バロック-

追加敵・ブラックビューティーシスターズ(以下BBS)のお歌。演じる土屋実紀さん、下屋則子さんらによる非公式ライブの名前「Voice in the Live」はこのお歌の歌詞が元ネタ。

「強い新キャラ」は数あれど、ここまで説得力と衝撃を伴ったケースは珍しいのでは。調子にのりまくり暴虐の限りを尽くしていた人魚さんのお歌が効かない。それどころか反撃で歌いだした。しかも上手い!
当時の実況で「因果応報」「やられて嫌なことはやめましょう」との投稿が相次いだのは懐かしい思い出。

「ぴっち」は生物種レベルの孤独と愛をテーマにしていると思っているのですが、BBSもその例にもれず、行動原理が切なく矛盾に満ちています。

彼女らはオニアンコウの水妖。深海に棲む彼女たちは、光を否定すると同時に切望しています。「暗い深海に戻るのは嫌」と言いつつも「傷ついたら深海で癒す。ここが一番落ち着くから」と矛盾した言動を繰り返します。

アンコウの有名な生態「発光して餌をおびき寄せる」は、「光に焦がれたものの哀れな末路」として嘲笑の対象ともいえますが、それでもBBS自身も光を求める本能を捨てきれない。この葛藤は「黒の協奏曲」「闇のバロック」の歌詞にも表れています。

【黒の協奏曲】
『愛に守られている シアワセナモノタチ』
『伝わると信じている 瞳がまぶしい』

【闇のバロック】
『変わり果てた世界で 運命の脆さを知る』
『あてのない悲しみが 心を砕く前に』
『黒い罠のささやく 未来を目指し 共に行こう』

全否定しているのにそれを求め、求めているのに進化した果てはそれは受け付けない。

「もしも第三部があったならBBSが仲間になっていたのでは」は願望も込めて当時妄想されました。が、実際のところBBSは地上に適応できず、悲劇的な結果になっていたようにも思います。
そして当時の切実なる願いが叶い、めでたく第三部が始まったのですがBBSは復活なさるんだろうか。原作版ではアニメ版ほどの存在感はないとはいえ、何らかの展開があったらどうしよう。

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