【先週の鳥】
更新が長らく空いてしまいました。
先週は2年ぶりの「TEUCHI」ライブに参加してきました。
榎本さんは以前にもまして素敵でした。そして恐怖でした。
タイミングを逃してしまったけど、感想はちゃんと書きたい。
■スマイルプリキュア! 第18話「なおの想い!バトンがつなぐみんなの絆!!」
疾風怒濤の緑川さん。
このたび、大会のリレーに出場することになりました。
そこまでは良かった。何の問題もなかった。
緑川さん:
「他のメンバーは、星空さん・日野さん・青木さん・黄瀬さんがいいです」
「星空さん」とか名字呼びされると、すごくトキメキますね。
下手に名前で呼ぶより、ずっと名字で呼べばいいんだ。
プリキュアさんには他人行儀感が足りてない。
それはともかく、緑川さんの指名により、いつもの5人メンバーでリレーに出ることになりました。
スポーツやってる日野さんはそこそこ。
星空さんも意外と足が速いらしく、青木さんと同じくらいのようです。
まぁ青木さんが意外と足遅いのかもしれませんが。
どうにかこうにか様にはなってる星青日と違い、致命的なのが黄瀬さん。
全くもって走れません。走る気もありません。
さりげなく緑川さんも言ってますが、根本的な走りこみの量が足りてません。
どうにかこうにかやる気を出して、少しずつ練習をしては見ますが…。
クラスメイト:
「何で黄瀬?」
ごもっともな意見です。
緑川さんは「勝ち負けは気にしない」とおっしゃってますが、これはクラス行事。
仲良し5人組は良くても、他の方々にとっては迷惑極まりません。
緑川さんも、ここら辺ちょっと良くない。
本当に勝ち負けを気にしないのなら、もっとクラス全体も巻き込んで盛り上げるべきだった。
クラスメイトの本音を聞いた黄瀬さんはへこみまくり。
まぁ先日の嘘つき事件により、好感度は下がりまくってます。
美化ポスターでも、自分の趣味に走りまくって、勝ち負け度外視でしたし…。
そもそも、あの頃から友達は少なそうでした。
黄瀬さん、クラスでかなり辛い立場に置かれてるんじゃないかな。。
黄瀬さんの不安をよそに、体育祭はどんどん進み、リレーは目前。
そんなちょうどのタイミングで、いつものようにバッドエンドさんもやってきます。
そしていつものように言う。「どうせ負ける」「弱い奴は弱い」。
緑川さん:
「違う!」
「仲間と一緒じゃないとできないことがある!」
「やりもしないで諦めたりしない。どうせなんて絶対に言わない」
「リレーもプリキュアも、みんなと一緒にやり遂げたい」
みんなと力を合わせれば、できないことなんてない。
心の底からそう信じているというより、そうであって欲しいから証明してみせる。
そんな悲壮感すら伝わってきます。
現実は厳しい。分かってるからこそ、意地でも叫ぶ。できないことなんて、ない。
実際、予想された通り、黄瀬さんは惨敗なされました。
そりゃそうです。
他のクラスの人たちだって、同じように頑張ってるんだから。
黄瀬さんからバトンを引きついた緑川さんも、最下位からの追い上げという不利な立場で頑張りましたが、結果的に転倒。
黄瀬さんのビハインドを取り戻そうとして、無理をした結果であることは想像にかたくありません。
やはり足手まといは、文字どおりに足手まといだった。
だけど彼女たちの奮闘を見て、当初否定的だったクラスメイトも応援してくれました。
結果は負けでも、頑張った過程は無駄ではなかった、はず。
何故にもっと早くクラスメイトを巻き込まなかったのかとか。
努力する姿勢そのものは、足が遅かろうが速かろうが関係ないはずなのだから、勝ち負けを気にしない理由にはならないのでは、とか。
疑問点はあるにはあるけど、それこそが緑川さんの葛藤なんだろうなと思ってみた。
「スマイル」さんは、非常に残酷なテーマを扱ってるように思います。
「結果がダメでも努力を評価する」というのは、聞こえはいいし、一見優しく思える。
でもここから派生する問題も既に提示されてます。
つまり、
「結果がダメだと分かっていても、努力せねばならない」
「結果が成功でも、努力していなければ価値がない」
このふたつが浮上してしまう。
前者は星空さんの「スマイルでいないとハッピーが逃げてしまう」発言と同種。
辛くても、決定権が自分の努力にあるのなら、逃げることも諦めることもできない。
今回の件も、黄瀬さんではなく、他の級友に代わっても本質的には問題はなかったはず。
(黄瀬さんでないとクラスが盛り上がらないわけではないし、「みんなでやる」ことにも違反しない)
本人の努力で評価が決まるのなら、玉砕が明白でも特攻するしかなくなってしまう。
後者は先日の青木さん。
何をやっても標準以上にできてしまい、それがかえって己の道を見失わせてしまう。
本来なら、結果が成功ならば評価されて満足して良いのに。
苦労しなければ価値がないというのでは、本末転倒。
今回のリレーも、足の遅い人の努力が、足の速い人の努力よりも感動的であるなんて理屈はありえないのだから、黄瀬さんである理由が本来はない。
特に今回は「いつか家族はバラバラになる」ことを心の奥に抱えている緑川さんが主だっただけに、なかなか奥深い話だったように思います。
「勝ち負けにこだわらない」と言ってはいるものの、いざ実際には、本来以上の無理をして走っちゃってる。
「努力すれば評価がついてくる」ニュアンスよりも、「負けると分かっていても戦う」的印象が強かったような…。
【今週の星】
星空さん:
「バトン、絶対落とさないようにする」
落としまくったんですね、星空さん…。
【今週の星2】
プリキュアさんは髪の毛おろすと別人のごとし。
歴代の娘さん、みんなこんな感じで集合したらいいのに。
桃園さんあたりが企画してくれないかしら。
【今週の星3】
勇ましいです。こうして見ると、ふたご姫みたい。
星空さんのポテンシャルは、まだまだ底が見えない。
【今週の青】
放送前は、星-日・緑-青みたいな雰囲気だったけど、気がつけばメルヘン星空さんと組んでる青木さん。
青木さんも頭がもにょもにょですしね…。
この流れは予想できなかった。
【蛇足】
コメントを貰ったので、遅ればせながらちょっとだけ補足。
先々週の芸人回に対して「子供が喜ぶから」という理由での肯定意見を貰いました。
これはおかしい。
何故なら「芸人回をやらないと子供は悲しむ」前提がないと、この理屈は成立しないから。
(芸人を出さなくても子供は喜ぶのなら、あえて芸人を出す理由になってない)
肯定する根拠にはなっても、否定に対する反論にはなってないんですね。
もう一つ、私としては「出すな」という意味合いで書いたのではないので、そこは補足したい。
最大の問題は「芸人が出たこと」ではなく、「使い方が下手」だと思うのですよ。
なまじ玩具やテーマを物語に組み込むスキルが凄まじいだけに、とても勿体ないと思う。
更新が長らく空いてしまいました。
先週は2年ぶりの「TEUCHI」ライブに参加してきました。
榎本さんは以前にもまして素敵でした。そして恐怖でした。
タイミングを逃してしまったけど、感想はちゃんと書きたい。
■スマイルプリキュア! 第18話「なおの想い!バトンがつなぐみんなの絆!!」
疾風怒濤の緑川さん。
このたび、大会のリレーに出場することになりました。
そこまでは良かった。何の問題もなかった。
緑川さん:
「他のメンバーは、星空さん・日野さん・青木さん・黄瀬さんがいいです」
「星空さん」とか名字呼びされると、すごくトキメキますね。
下手に名前で呼ぶより、ずっと名字で呼べばいいんだ。
プリキュアさんには他人行儀感が足りてない。
それはともかく、緑川さんの指名により、いつもの5人メンバーでリレーに出ることになりました。
スポーツやってる日野さんはそこそこ。
星空さんも意外と足が速いらしく、青木さんと同じくらいのようです。
まぁ青木さんが意外と足遅いのかもしれませんが。
どうにかこうにか様にはなってる星青日と違い、致命的なのが黄瀬さん。
全くもって走れません。走る気もありません。
さりげなく緑川さんも言ってますが、根本的な走りこみの量が足りてません。
どうにかこうにかやる気を出して、少しずつ練習をしては見ますが…。
クラスメイト:
「何で黄瀬?」
ごもっともな意見です。
緑川さんは「勝ち負けは気にしない」とおっしゃってますが、これはクラス行事。
仲良し5人組は良くても、他の方々にとっては迷惑極まりません。
緑川さんも、ここら辺ちょっと良くない。
本当に勝ち負けを気にしないのなら、もっとクラス全体も巻き込んで盛り上げるべきだった。
クラスメイトの本音を聞いた黄瀬さんはへこみまくり。
まぁ先日の嘘つき事件により、好感度は下がりまくってます。
美化ポスターでも、自分の趣味に走りまくって、勝ち負け度外視でしたし…。
そもそも、あの頃から友達は少なそうでした。
黄瀬さん、クラスでかなり辛い立場に置かれてるんじゃないかな。。
黄瀬さんの不安をよそに、体育祭はどんどん進み、リレーは目前。
そんなちょうどのタイミングで、いつものようにバッドエンドさんもやってきます。
そしていつものように言う。「どうせ負ける」「弱い奴は弱い」。
緑川さん:
「違う!」
「仲間と一緒じゃないとできないことがある!」
「やりもしないで諦めたりしない。どうせなんて絶対に言わない」
「リレーもプリキュアも、みんなと一緒にやり遂げたい」
みんなと力を合わせれば、できないことなんてない。
心の底からそう信じているというより、そうであって欲しいから証明してみせる。
そんな悲壮感すら伝わってきます。
現実は厳しい。分かってるからこそ、意地でも叫ぶ。できないことなんて、ない。
実際、予想された通り、黄瀬さんは惨敗なされました。
そりゃそうです。
他のクラスの人たちだって、同じように頑張ってるんだから。
黄瀬さんからバトンを引きついた緑川さんも、最下位からの追い上げという不利な立場で頑張りましたが、結果的に転倒。
黄瀬さんのビハインドを取り戻そうとして、無理をした結果であることは想像にかたくありません。
やはり足手まといは、文字どおりに足手まといだった。
だけど彼女たちの奮闘を見て、当初否定的だったクラスメイトも応援してくれました。
結果は負けでも、頑張った過程は無駄ではなかった、はず。
何故にもっと早くクラスメイトを巻き込まなかったのかとか。
努力する姿勢そのものは、足が遅かろうが速かろうが関係ないはずなのだから、勝ち負けを気にしない理由にはならないのでは、とか。
疑問点はあるにはあるけど、それこそが緑川さんの葛藤なんだろうなと思ってみた。
(左画像) きゃらスリーブコレクション スマイルプリキュア! キュアマーチ (No.090) (右画像) スマイルプリキュア! キャラポスコレクション BOX |
「スマイル」さんは、非常に残酷なテーマを扱ってるように思います。
「結果がダメでも努力を評価する」というのは、聞こえはいいし、一見優しく思える。
でもここから派生する問題も既に提示されてます。
つまり、
「結果がダメだと分かっていても、努力せねばならない」
「結果が成功でも、努力していなければ価値がない」
このふたつが浮上してしまう。
前者は星空さんの「スマイルでいないとハッピーが逃げてしまう」発言と同種。
辛くても、決定権が自分の努力にあるのなら、逃げることも諦めることもできない。
今回の件も、黄瀬さんではなく、他の級友に代わっても本質的には問題はなかったはず。
(黄瀬さんでないとクラスが盛り上がらないわけではないし、「みんなでやる」ことにも違反しない)
本人の努力で評価が決まるのなら、玉砕が明白でも特攻するしかなくなってしまう。
後者は先日の青木さん。
何をやっても標準以上にできてしまい、それがかえって己の道を見失わせてしまう。
本来なら、結果が成功ならば評価されて満足して良いのに。
苦労しなければ価値がないというのでは、本末転倒。
今回のリレーも、足の遅い人の努力が、足の速い人の努力よりも感動的であるなんて理屈はありえないのだから、黄瀬さんである理由が本来はない。
特に今回は「いつか家族はバラバラになる」ことを心の奥に抱えている緑川さんが主だっただけに、なかなか奥深い話だったように思います。
「勝ち負けにこだわらない」と言ってはいるものの、いざ実際には、本来以上の無理をして走っちゃってる。
「努力すれば評価がついてくる」ニュアンスよりも、「負けると分かっていても戦う」的印象が強かったような…。
【今週の星】
星空さん:
「バトン、絶対落とさないようにする」
落としまくったんですね、星空さん…。
【今週の星2】
プリキュアさんは髪の毛おろすと別人のごとし。
歴代の娘さん、みんなこんな感じで集合したらいいのに。
桃園さんあたりが企画してくれないかしら。
【今週の星3】
勇ましいです。こうして見ると、ふたご姫みたい。
星空さんのポテンシャルは、まだまだ底が見えない。
【今週の青】
放送前は、星-日・緑-青みたいな雰囲気だったけど、気がつけばメルヘン星空さんと組んでる青木さん。
青木さんも頭がもにょもにょですしね…。
この流れは予想できなかった。
【蛇足】
コメントを貰ったので、遅ればせながらちょっとだけ補足。
先々週の芸人回に対して「子供が喜ぶから」という理由での肯定意見を貰いました。
これはおかしい。
何故なら「芸人回をやらないと子供は悲しむ」前提がないと、この理屈は成立しないから。
(芸人を出さなくても子供は喜ぶのなら、あえて芸人を出す理由になってない)
肯定する根拠にはなっても、否定に対する反論にはなってないんですね。
もう一つ、私としては「出すな」という意味合いで書いたのではないので、そこは補足したい。
最大の問題は「芸人が出たこと」ではなく、「使い方が下手」だと思うのですよ。
なまじ玩具やテーマを物語に組み込むスキルが凄まじいだけに、とても勿体ないと思う。