買いました。
内容不明のまま話題大沸騰していた1冊、中身は人気の高さを裏切らないものでした。
本全体から愛と気迫が漂ってる。
読むのが勿体ないと思いつつ、気がつけば全部一気に読んでいた。
内容:
・オールスターズDX3の紹介
・プリキュア声優からの色紙とコメント
・歴代スタッフインタビュー&対談
・オールスターズ21ポストカード
・綴じ込み両面ポスター
声優さんからの色紙は、お手製のイラスト付き。
画伯が無駄に手慣れておられる。
そしてSSのお二人さんが、何故フラッピに代筆を頼んでるのか、真相は榎本さんのTwitterで。
インタビュー&対談は圧巻。
大塚さん、鷲尾さん、梅澤さんへのインタビューに始まり、無印からスイートまでのシリーズディレクターとキャラクターデザイナーの対談がぎっしりと。
それぞれの方、それぞれのシリーズにより、考え方がそれぞれ違うのが印象深いです。
「SS」の「変身するときに笑顔を振りまきたくなかった」「日常を大切にしたいけれど、自分たちの世界を守るために変身せざるを得ない」等とか、「ハートキャッチ」さんとは180度違う。
でもそれぞれ信念をもって作られてるので、説得力が凄い。
確かに、美翔さんは変身することに憧れ感は持ってない感じだし、そういうのはシリーズの雰囲気にもあってない。
他にも「(それまでのプリキュアシリーズでは)ナックルガードが必須とは知らなかったので、フレッシュでは廃止した」とか。
「ナックルガード」とか女の子の服の話をしてる時になんでそんな単語が。さすが桃園さん、素手だ。
そんなしょうもないツッコミをするのが恥ずかしくなるほど、とにかく密度が濃い内容。
感じたところを書きならべていくと、全文引用する羽目になりそうなくらい。
だから書きたいことは山ほどあるけど、我慢してみる。
対談のページに載っている初期ラフも面白いです。
美墨先輩も、登用されるまでに色々な髪型を試されたのですね…。
セーラー服を着てる夢原さんとか、どこまで人を誘惑すれば気が済むんでしょうか。
作っておられる方々の熱さが、紙面からバシバシ伝わってきます。
こういう覚悟と情熱で仕事をして、実際に素晴らしいものを作りあげている方がいると思うと、同じ社会人として(というのが憚れるほどにレベル差がありますが)励まされます。
大塚監督の言葉「極論を言えば、子供たちは映画の中身を覚えていなくてもいい」「映画館に家族と一緒にいった、そのスペシャルな経験自体が楽しいんだ」「子供たちの幸せな一日を作るきっかけになれたのなら、自分が生まれてきた意味が少しはあるんじゃないかと思う」は、まさに自分が今、仕事に対して欲していることそのものです。
現実に、そういう次元で仕事をしている人たちがいる。
私がプリキュアを好きなのも、中身そのものの良しあし以前に、そういった人たちの存在に感動しているからだと思う。
「プリキュア」シリーズが好きだ、という人は間違いなく買いです。これで1000円は安すぎる。
プリキュアぴあ (ぴあMOOK)
【以下、ネタバレ】
まずスイートさん。
対談などの端々で、幾つか気になる点が漏れ出ています。
特に取って置きとかサービス情報といった感じの書き方でもないので、間もなくテレビでも公開されるんでしょうか。
・仮面のプリキュアが登場
・北条さんと南野さんで変身強化のために連弾に励む
・セイレーンに対抗心を燃やしているバスドラ
・テーマは「使う人によって良くも悪くもなる道具」
テーマに関しては納得。確かに、同じ楽器でも使い方によってがらりと変わる。
「3本目の桜で待っていてくれなかった」も、同じ状況でも認識によって大きく変わる、という意味ではテーマに沿ってる。
ではマイナーに弾くことが悪なのか?という疑問は後々の解決に期待しよう。
ちなみにスイートさんの対談では「絵が細かくて画担当から悲鳴が上がった」と語られています。
やっぱり現場は地獄と化しているのか…。
なんでも「髪の毛を簡単に描く方法がある」そうです。一刻も早い公開が望まれます。かんたんメロディ。
絵と言えば「ハートキャッチ」さんの、「回すな」が面白い。
「女の子を回転させる」のは大変だそうです。だから変身シーンで軽々しく回すなと。
でもそれでも演出を優先してやってしまう。果敢に働く大人って、格好いい。
「DX3」もかなりの部分が公開されました。
今回は各シリーズのプリキュアさんがばらばらに戦います。
それに伴い、新しい用語が開発された。
ピンクプリキュア
ブループリキュア
イエロープリキュア
プリキュア三原色は桃・青・黄のようです。
ピンクではなくイエローに分類された夏木さんの心境やいかに。
天然ボケ属性扱いか…。どうしてこうなった。
テーマは「旅立ち」。
読む限り、現時点では本当に完結編をイメージされているようです。
各シリーズのプリキュアがばらばらになる…というのは、「旅立ち」演出として凄く理解できる。
「MH」映画第1弾の主題歌「心のチカラ」を思い出した。
いつか君にまた逢えた時、誇れるように。
(桃園さんの紹介文より)
[引用]
はたしてキュアピーチは、ピンクプリキュアたちの中で力を発揮することができるだろうか?
[引用終]
(蒼い人の紹介文より)
[引用]
しかしキュアピーチたちがいないため、うまく実力が発揮できない……。
[引用終]
絵を想像するだけで悶えるものがあります。桃園さんポイント高いな!公開カットもあちこちで頑張ってるし!空回ってるけど!
しかもピンクプリキュア組は、美墨さんが指揮権発動するそうです。やばい、そこで働く桃園さんか。
とうとう生で美墨先輩の鉄拳制裁が見られるんですかね。
プリキュアさんの職場が普段どんなことになっているのか、ついに秘密のベールが…。
一方、もはや最初から破綻しているイエロープリキュア組。
すごろくエリアに閉じ込められた彼女達は、数々のゲームに挑むことに。
「閉じ込められたのなら、パッションさんで瞬間移動すればいいじゃないか」と思いますが、パッションさんの紹介文によれば、実際アカルンを起動する様子。
イエロー組には、紫の人たちも配属されてます。
(月光さんの紹介文より)
[引用]
いつも冷静なキュアムーンライトは大活躍。学力優秀の彼女の魅力が発揮されるシーンがあるかも!?
「とにかく叩きなさい、そうすればここから出られるわ!」
[引用終]
「冷静」で「学力優秀」な彼女の出した戦略は、「とにかく叩け」。
壮絶な戦いが期待されます。
黄色い娘さん達を指揮する月光さんか…。どっちも気の毒だ。
ピンク・イエローに比べると地味な印象のあるブルー。
でもブルーには、我らが美翔さんがいます!
日向さんの変身アイテムとしてお馴染みの美翔さんが、孤立した状況でどうするのか。
キャラクター紹介文には「バリアが張れる」とか「空中戦が得意」とか、ハードルを上げられまくってます。
「バリア」なんて、「割られる」の枕詞ですよ。「空中戦」?ええ、墜落する前振りですよ。
その他、どこもかしこも愉快なことばかり。映画公開が、本当に楽しみだ。
【蛇足】
正式プリキュアの数は、今回で21人。残念ながら霧生姉妹や花咲祖母はカウントされていません。
同様に謎生物の数は、17匹。
ミポメポポポルル・フラチョピムプフプ・ココナツシロップ・タルト&シフォン・シプコフポプリ・ハミィで、17匹。
…違和感を覚えなかった人は、96ページを読み返そう。川村さんだけは、彼(?)の味方。
内容不明のまま話題大沸騰していた1冊、中身は人気の高さを裏切らないものでした。
本全体から愛と気迫が漂ってる。
読むのが勿体ないと思いつつ、気がつけば全部一気に読んでいた。
内容:
・オールスターズDX3の紹介
・プリキュア声優からの色紙とコメント
・歴代スタッフインタビュー&対談
・オールスターズ21ポストカード
・綴じ込み両面ポスター
声優さんからの色紙は、お手製のイラスト付き。
画伯が無駄に手慣れておられる。
そしてSSのお二人さんが、何故フラッピに代筆を頼んでるのか、真相は榎本さんのTwitterで。
インタビュー&対談は圧巻。
大塚さん、鷲尾さん、梅澤さんへのインタビューに始まり、無印からスイートまでのシリーズディレクターとキャラクターデザイナーの対談がぎっしりと。
それぞれの方、それぞれのシリーズにより、考え方がそれぞれ違うのが印象深いです。
「SS」の「変身するときに笑顔を振りまきたくなかった」「日常を大切にしたいけれど、自分たちの世界を守るために変身せざるを得ない」等とか、「ハートキャッチ」さんとは180度違う。
でもそれぞれ信念をもって作られてるので、説得力が凄い。
確かに、美翔さんは変身することに憧れ感は持ってない感じだし、そういうのはシリーズの雰囲気にもあってない。
他にも「(それまでのプリキュアシリーズでは)ナックルガードが必須とは知らなかったので、フレッシュでは廃止した」とか。
「ナックルガード」とか女の子の服の話をしてる時になんでそんな単語が。さすが桃園さん、素手だ。
そんなしょうもないツッコミをするのが恥ずかしくなるほど、とにかく密度が濃い内容。
感じたところを書きならべていくと、全文引用する羽目になりそうなくらい。
だから書きたいことは山ほどあるけど、我慢してみる。
対談のページに載っている初期ラフも面白いです。
美墨先輩も、登用されるまでに色々な髪型を試されたのですね…。
セーラー服を着てる夢原さんとか、どこまで人を誘惑すれば気が済むんでしょうか。
作っておられる方々の熱さが、紙面からバシバシ伝わってきます。
こういう覚悟と情熱で仕事をして、実際に素晴らしいものを作りあげている方がいると思うと、同じ社会人として(というのが憚れるほどにレベル差がありますが)励まされます。
大塚監督の言葉「極論を言えば、子供たちは映画の中身を覚えていなくてもいい」「映画館に家族と一緒にいった、そのスペシャルな経験自体が楽しいんだ」「子供たちの幸せな一日を作るきっかけになれたのなら、自分が生まれてきた意味が少しはあるんじゃないかと思う」は、まさに自分が今、仕事に対して欲していることそのものです。
現実に、そういう次元で仕事をしている人たちがいる。
私がプリキュアを好きなのも、中身そのものの良しあし以前に、そういった人たちの存在に感動しているからだと思う。
「プリキュア」シリーズが好きだ、という人は間違いなく買いです。これで1000円は安すぎる。
プリキュアぴあ (ぴあMOOK)
【以下、ネタバレ】
まずスイートさん。
対談などの端々で、幾つか気になる点が漏れ出ています。
特に取って置きとかサービス情報といった感じの書き方でもないので、間もなくテレビでも公開されるんでしょうか。
・仮面のプリキュアが登場
・北条さんと南野さんで変身強化のために連弾に励む
・セイレーンに対抗心を燃やしているバスドラ
・テーマは「使う人によって良くも悪くもなる道具」
テーマに関しては納得。確かに、同じ楽器でも使い方によってがらりと変わる。
「3本目の桜で待っていてくれなかった」も、同じ状況でも認識によって大きく変わる、という意味ではテーマに沿ってる。
ではマイナーに弾くことが悪なのか?という疑問は後々の解決に期待しよう。
ちなみにスイートさんの対談では「絵が細かくて画担当から悲鳴が上がった」と語られています。
やっぱり現場は地獄と化しているのか…。
なんでも「髪の毛を簡単に描く方法がある」そうです。一刻も早い公開が望まれます。かんたんメロディ。
絵と言えば「ハートキャッチ」さんの、「回すな」が面白い。
「女の子を回転させる」のは大変だそうです。だから変身シーンで軽々しく回すなと。
でもそれでも演出を優先してやってしまう。果敢に働く大人って、格好いい。
「DX3」もかなりの部分が公開されました。
今回は各シリーズのプリキュアさんがばらばらに戦います。
それに伴い、新しい用語が開発された。
ピンクプリキュア
ブループリキュア
イエロープリキュア
プリキュア三原色は桃・青・黄のようです。
ピンクではなくイエローに分類された夏木さんの心境やいかに。
天然ボケ属性扱いか…。どうしてこうなった。
テーマは「旅立ち」。
読む限り、現時点では本当に完結編をイメージされているようです。
各シリーズのプリキュアがばらばらになる…というのは、「旅立ち」演出として凄く理解できる。
「MH」映画第1弾の主題歌「心のチカラ」を思い出した。
いつか君にまた逢えた時、誇れるように。
(桃園さんの紹介文より)
[引用]
はたしてキュアピーチは、ピンクプリキュアたちの中で力を発揮することができるだろうか?
[引用終]
(蒼い人の紹介文より)
[引用]
しかしキュアピーチたちがいないため、うまく実力が発揮できない……。
[引用終]
絵を想像するだけで悶えるものがあります。桃園さんポイント高いな!公開カットもあちこちで頑張ってるし!空回ってるけど!
しかもピンクプリキュア組は、美墨さんが指揮権発動するそうです。やばい、そこで働く桃園さんか。
とうとう生で美墨先輩の鉄拳制裁が見られるんですかね。
プリキュアさんの職場が普段どんなことになっているのか、ついに秘密のベールが…。
一方、もはや最初から破綻しているイエロープリキュア組。
すごろくエリアに閉じ込められた彼女達は、数々のゲームに挑むことに。
「閉じ込められたのなら、パッションさんで瞬間移動すればいいじゃないか」と思いますが、パッションさんの紹介文によれば、実際アカルンを起動する様子。
イエロー組には、紫の人たちも配属されてます。
(月光さんの紹介文より)
[引用]
いつも冷静なキュアムーンライトは大活躍。学力優秀の彼女の魅力が発揮されるシーンがあるかも!?
「とにかく叩きなさい、そうすればここから出られるわ!」
[引用終]
「冷静」で「学力優秀」な彼女の出した戦略は、「とにかく叩け」。
壮絶な戦いが期待されます。
黄色い娘さん達を指揮する月光さんか…。どっちも気の毒だ。
ピンク・イエローに比べると地味な印象のあるブルー。
でもブルーには、我らが美翔さんがいます!
日向さんの変身アイテムとしてお馴染みの美翔さんが、孤立した状況でどうするのか。
キャラクター紹介文には「バリアが張れる」とか「空中戦が得意」とか、ハードルを上げられまくってます。
「バリア」なんて、「割られる」の枕詞ですよ。「空中戦」?ええ、墜落する前振りですよ。
その他、どこもかしこも愉快なことばかり。映画公開が、本当に楽しみだ。
【蛇足】
正式プリキュアの数は、今回で21人。残念ながら霧生姉妹や花咲祖母はカウントされていません。
同様に謎生物の数は、17匹。
ミポメポポポルル・フラチョピムプフプ・ココナツシロップ・タルト&シフォン・シプコフポプリ・ハミィで、17匹。
…違和感を覚えなかった人は、96ページを読み返そう。川村さんだけは、彼(?)の味方。