穴にハマったアリスたち

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映画 「ナイトミュージアム2」感想

2009年08月13日 | 映画・コンサート・展示会・テーマパーク
早速、見てきました。
なお「1」は見てないので、的外れなこと書いてても見逃してください。

■ナイトミュージアム2 NIGHT AT THE MUSEUM2

謎石板の謎効果により、博物館の展示物が夜になると動き出す。
そんな怪現象に巻き込まれた主人公さんが、蘇った歴史上の悪役と殴り合ったり、歴史上の有名人とハイタッチしたりするお話。
とても面白かったです。

舞台となるのはスミソニアン博物館。枕詞に「恐怖の」がつく、あのスミソニアンです。
迂闊に入場すると生死の危機に晒される博物館としてはメトロポリタンが非常に有名(あそこの博物館の天使は追いはぎするし、大好きな絵には閉じ込められるし)。
ですが、スミソニアンも負けてません。油断すると、心にざっくりトラウマを植えつけられる。

幼少時に何度も連れて行ってもらったおかげで、スミソニアンには強い愛着があります。
劇中でワシントン記念塔とその前の池が映ったとき、ちょっと涙が出た。
あの周辺でよく蟹を売ってた。バケツで無造作に。

国立航空宇宙博物館とか、めちゃくちゃに懐かしいです。
あの博物館の前の芝生付近では3色アイスを売ってて、よく買ってもらってました。
そして毎回毎回、食べきる前に溶けてベタベタになってた。今の今まで忘れてたけど、映画見て唐突に思い出した。懐かしい…。

食べ物と言えば、ライト兄弟がさりげなく食ってた宇宙食のお菓子(だと思う)も懐かしい。
一般にマズイと言われてる気もする宇宙食ですが、私は好きでこれもよく食べてた。
ちなみに実際の館内は飲食禁止。ぼんやりとお菓子を食べて、警備員さんに怒られた記憶がある。

宇宙博物館と自然史博物館の間にはトリケラトプスの滑り台があったんですけど、今でもあるんだろうか。
あれ大好きだった。
映画に映ってないか凝視してみたけれど確認できず。撤去されてたらとても悲しい。

当時の私、まだ6歳とかなんですけど、それでもボロボロ思い出が湧き上がってきます。
スミソニアンが私に与えた影響がいかに強いか、自分でも驚き。
本気でもう一度遊びに行く計画を立てたくなってきた。

映画の方も楽しんで作ってる感がバリバリに伝わってきました。
これはある意味、歴史オールスター映画。スミソニアンを良く知ってる人たちなら、特に大喜びできそう。何かもう素直に格好いいです。
宇宙博物館で登場する、空を飛ぶことしか頭にない人たちとか、妙に「ああ、そうだよね。あの人たち、空飛ぶことしか考えてないよね」と納得してしまった。

ヒロインがアメリア・イヤハートさんというのは、多少引っかかる気持ちがなくもない。
ごく最近の実在した方なので、色恋沙汰まで絡めて登場させるのはどうだろう的な意味で。
でも「アメリアとフライトする」とかやたらに熱いものがあります。それはもう、憧れの夢の一つだなぁ…。

展示物が命を得ててんやわんやしている最中、主人公以外の警備員さんたちは出てきません。
何かの謎パワーで排除されてるとかの設定があるのかもしれませんが、私としては「他の警備員さんもあちこちで騒いでいた」展開を希望。
カメラに映ってないだけで、他の場所で他の展示品と意気投合したり、殴り合ったりしてたんだ。
博物館関係の仕事をしてる人にとっては、最高の一夜だったに違いない。通報なんて野暮なことせず、みんな満喫してたんじゃなかろうか。
やばい、スミソニアンに就職したくなってくる。

惜しむらくは、私の記憶に暗い影を落とす「シロナガスクジラの剥製」が出てこなかったこと。
タコだかイカだか、そんなのはいいからクジラの恐怖を見たかった。
まぁあの展示物の近くには「ゴキブリの大群」とかの展示もあったので、舞台にならなかったのは幸いかもしれない。


(左画像)
ナイトミュージアム2 (ベン・スティラー 主演) [DVD]

(右画像)
オリジナル・サウンドトラック「ナイト ミュージアム2」


小説のタイトル「バトル・オブ・スミソニアン」なのか。
何その格好いいタイトル。「スミソニアンの戦い」。胸がときめきます。
思わず、買った。
コメント
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