■波打際のむろみさん #3「生存競争とむろみさん」
「むろみさん」目当てで「サンデー」から「マガジン」に乗り換えて2週目。
今週もやっぱり「むろみさん」は頭がおかしいです。
この作者さんは何者ですか。どうしてこうも人魚さんのツボを押さえてますか。
ただのサカナ以外の何者でもない むろみさんが色気に溢れています。
やっぱり三枚下ろしプレイはデフォですよね。猫やカモメに怯えてこそ人魚さんですね。巻末には「ピッチピチ」なんて不穏当な単語まで。
もう劣欲が止まらない。
ただ一つ納得がいかないのが、何故にむろみさんにはヘソがありますか。
奴らは卵で増える下等生物だというのに。
好意的に察するに、あの窪み状のヘソらしきものは擬態なのでしょう。化け魚め…!
あと巻頭のヒロインキャラによるグラビア企画に、むろみさんも呼んであげてください。
水着に着替えてもらってもありがたみが欠片もない。
それが人魚さんの素晴らしさ。
■めだかボックス
他誌ですが「水」つながりで。
クラブ対抗の水中競技大会が開催されているのですが、ちょっと突っ込みたい。
「あくまで漫画上の演出であり、現実に即す必要はない」ということは承知の上で。
まず先週号にて、「息を吐きだして浮力を捨てることにより、通常よりも早く潜水する」行為が「危険を顧みない捨て身技」と称されていました。
実際はこれ、泳ぐ人なら普通にやってます。
多分、泳ぎが苦手という人はここを勘違いしてるんじゃなかろうか。
泳ぐときは、息を吐きながらの方が泳ぎやすいんですよ。
浮力による抵抗を減らすのと、吐かないと息継ぎできないという単純な理由で。
私も潜水50メートルくらいは問題なくできてたのですが、その際は肺は空にして泳いでました。
もちろん特に危険というほどのこともでない。逆に肺に空気入ってたら無駄な労力がいるので無理。
(ついでに、これくらいは「普通」であって自慢になるほどのレベルでもない)
今週号では「水中二人三脚の競技で、走らずに泳ぐ」というのが大技扱いされてました。
学生時代、休日ともなれば一日12時間以上、足のつかないプールに浮かんでいた私らとしては、それくらいはやっぱり普通です。
両手足が使えない程度で溺れてどうする。…というか、「走る」方が難易度高い気がする。
全般に「水中でやるというだけで、陸上と変わらない」という説明もなされてましたけど、こと水中戦に関しては陸上生物は話になりません。
バスケが上手い人は、サッカーや野球もそこそこ出来るものですが、水の中は別世界。
私の場合は逆に水の中の方に慣れ過ぎて、陸上で足を踏ん張りながら遠投するよりも、水に浮かびながらの方が遠くまで投げられる体になってた。
そしてそんなんだから、人魚さんに対し羨望の感情を、海洋性ほ乳類に対し恐怖の感情を植え付けられたんだと思う。
水中であんな高機動するの無理だから。なまじ水中生活してただけにリアルに悟れてしまう。
ライオンに襲われても、まぁ普通に喰われるでしょうけれど、一矢報いることくらいは期待できるかもしれない。でも水中でイルカに襲われたら一方的に嬲り殺しですよ。おぞましい…!
とりあえず突っ込まないと座りが悪かったので書いてみた。
念のため補足すると、「めだかボックス」さん自体は好きです。
「ジャンプ」さんには珍しい方向性だと思うだけに、頑張って欲しいです。
■蛇足
「溺れる」とかのワードを使ったので、余計なことも書いてみる。
基本的にはある程度の泳力がある人間なら、服を着たままだろうが足がつろうが両手を縛られていようが、通常は溺れません。だから「泳力がある」というわけですし。
ただし、湖や池で泳ぐ時だけは注意が必要です。
海と違い、湖や池は周囲から隔離されているため水の対流が起きづらく、水温が場所によって大きく異なります。
そのため生ぬるい水の中を泳いでいたと思ったら、突然に冷水の領域に突っ込んだりする。
そうすると急激な温度変化に筋肉や血管が収束し、最悪の場合、いきなり心停止します。風呂上りに冷水ぶっかけられるようなもの。
こうなるともう泳ぎの上手い下手とは無関係に、一発で溺れます。
傍で見てる分には何の危険もなさそうなところで、いきなり溺れるわけだから結構な怪奇。
これが河童を初めとした淡水系の妖怪の正体の一つだったりする。「水に引きずりこむ」妖怪の多くが淡水系なのもこのせい。
意外と知られていないことのようなので、念のため。
リアルに命に直結することなので、洒落になりません。
季節柄、泳ぎに行く人も多いと思いますのでご参考までに。
「むろみさん」目当てで「サンデー」から「マガジン」に乗り換えて2週目。
今週もやっぱり「むろみさん」は頭がおかしいです。
この作者さんは何者ですか。どうしてこうも人魚さんのツボを押さえてますか。
ただのサカナ以外の何者でもない むろみさんが色気に溢れています。
やっぱり三枚下ろしプレイはデフォですよね。猫やカモメに怯えてこそ人魚さんですね。巻末には「ピッチピチ」なんて不穏当な単語まで。
もう劣欲が止まらない。
ただ一つ納得がいかないのが、何故にむろみさんにはヘソがありますか。
奴らは卵で増える下等生物だというのに。
好意的に察するに、あの窪み状のヘソらしきものは擬態なのでしょう。化け魚め…!
あと巻頭のヒロインキャラによるグラビア企画に、むろみさんも呼んであげてください。
水着に着替えてもらってもありがたみが欠片もない。
それが人魚さんの素晴らしさ。
■めだかボックス
他誌ですが「水」つながりで。
クラブ対抗の水中競技大会が開催されているのですが、ちょっと突っ込みたい。
「あくまで漫画上の演出であり、現実に即す必要はない」ということは承知の上で。
まず先週号にて、「息を吐きだして浮力を捨てることにより、通常よりも早く潜水する」行為が「危険を顧みない捨て身技」と称されていました。
実際はこれ、泳ぐ人なら普通にやってます。
多分、泳ぎが苦手という人はここを勘違いしてるんじゃなかろうか。
泳ぐときは、息を吐きながらの方が泳ぎやすいんですよ。
浮力による抵抗を減らすのと、吐かないと息継ぎできないという単純な理由で。
私も潜水50メートルくらいは問題なくできてたのですが、その際は肺は空にして泳いでました。
もちろん特に危険というほどのこともでない。逆に肺に空気入ってたら無駄な労力がいるので無理。
(ついでに、これくらいは「普通」であって自慢になるほどのレベルでもない)
今週号では「水中二人三脚の競技で、走らずに泳ぐ」というのが大技扱いされてました。
学生時代、休日ともなれば一日12時間以上、足のつかないプールに浮かんでいた私らとしては、それくらいはやっぱり普通です。
両手足が使えない程度で溺れてどうする。…というか、「走る」方が難易度高い気がする。
全般に「水中でやるというだけで、陸上と変わらない」という説明もなされてましたけど、こと水中戦に関しては陸上生物は話になりません。
バスケが上手い人は、サッカーや野球もそこそこ出来るものですが、水の中は別世界。
私の場合は逆に水の中の方に慣れ過ぎて、陸上で足を踏ん張りながら遠投するよりも、水に浮かびながらの方が遠くまで投げられる体になってた。
そしてそんなんだから、人魚さんに対し羨望の感情を、海洋性ほ乳類に対し恐怖の感情を植え付けられたんだと思う。
水中であんな高機動するの無理だから。なまじ水中生活してただけにリアルに悟れてしまう。
ライオンに襲われても、まぁ普通に喰われるでしょうけれど、一矢報いることくらいは期待できるかもしれない。でも水中でイルカに襲われたら一方的に嬲り殺しですよ。おぞましい…!
とりあえず突っ込まないと座りが悪かったので書いてみた。
念のため補足すると、「めだかボックス」さん自体は好きです。
「ジャンプ」さんには珍しい方向性だと思うだけに、頑張って欲しいです。
■蛇足
「溺れる」とかのワードを使ったので、余計なことも書いてみる。
基本的にはある程度の泳力がある人間なら、服を着たままだろうが足がつろうが両手を縛られていようが、通常は溺れません。だから「泳力がある」というわけですし。
ただし、湖や池で泳ぐ時だけは注意が必要です。
海と違い、湖や池は周囲から隔離されているため水の対流が起きづらく、水温が場所によって大きく異なります。
そのため生ぬるい水の中を泳いでいたと思ったら、突然に冷水の領域に突っ込んだりする。
そうすると急激な温度変化に筋肉や血管が収束し、最悪の場合、いきなり心停止します。風呂上りに冷水ぶっかけられるようなもの。
こうなるともう泳ぎの上手い下手とは無関係に、一発で溺れます。
傍で見てる分には何の危険もなさそうなところで、いきなり溺れるわけだから結構な怪奇。
これが河童を初めとした淡水系の妖怪の正体の一つだったりする。「水に引きずりこむ」妖怪の多くが淡水系なのもこのせい。
意外と知られていないことのようなので、念のため。
リアルに命に直結することなので、洒落になりません。
季節柄、泳ぎに行く人も多いと思いますのでご参考までに。