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穴にハマったアリスたち

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だからプリキュアは5人なの!

2007年01月17日 | アニメ・日曜朝 感想その他
みんな大好き「ふたりはプリキュア SplashStar」も再来週で最終回。
そんなわけで、久方ぶりに東映アニメーションの決算関係を読んでみた。
ちょっと古いですが、ちょうど美翔さんたちの暗澹たる未来が決まったころですし、きっと面白いことが載ってるに違いない!


【平成19年3月期 中間決算短信(連結)】
(6ページより引用)
 (4) 目標とする経営指標
 アニメーションビジネスは不確定要素が多く、作品により予想と結果が著しく乖離する場合があります。そのため当社では、事業環境の変化に対応した、作品別・事業別収支の様々な分析をもとに、業績予想の達成を実現するための適時・的確な事業展開に努めております。このため、特定の指標をもって経営目標とすることはしておりません。

(10ページより引用)
 ①アニメーションビジネスについて
  当社グループはアニメーションを主軸として各事業を展開しております。当社では常に高品質なアニメーションを企画・製作することを心がけておりますが、アニメーションの人気は作品により差異が大きく、当社の製作する作品がすべてヒットするとは限りません。


しっかりと釘を刺してきてるあたりが大人です。
わざわざこんな保険を張っておくなんて、さぞかし結果は酷いものだったのでしょう。
さあ美翔さん、貴女の恥ずかしい記録を見せてもらおうか!


(8ページより)
 [映像製作・販売事業]
  劇場アニメ部門では、3月に「ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵」を劇場公開いたしましたが、前中間連結会計期間にあった劇場作品「映画ふたりはプリキュアMaxHeart」・「金色のガッシュベル!!メカバルカンの来襲」に相当するものが当中間連結会計期間にはなく、大幅な減収となりました。
  テレビアニメ部門では、「ワンピース」や「ふたりはプリキュアSplash☆Star」、「ガイキング」に加え、「デジモンセイバーズ」、「出ましたっ!パワパフガールズZ」等の放送を開始しラインナップが充実したため、大幅増収となりました。
  パッケージソフト部門では、新作で「ふたりはプリキュアシリーズ」、「ワンピース」、「神様家族」等を展開するとともに、ライブラリー作品では特に「ドラゴンボールZ」の単巻DVDや劇場版DVD-BOXが好調に推移したため、大幅増収となりました。


…おや?


(8ページより)
  以上により、当事業の売上高は66億7百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は14億98百万円(前年同期比13.2%増)となりました。


!!
収入が増えてる!!
美翔さんたちは売れない営業員だったはずなのに!


(8ページより)
 結果、当中間連結会計期間の売上高は101億10百万円(前年同期比9.3%減)、経常利益は19億37百万円(前年同期比25.8%減)、当中間純利益は10億82百万円(前年同期比34.2%減)となりました。


最終的には赤字ですが、原因は「劇場アニメが少なかった」ことのようです。
劇場アニメ部門は、前年度比-89.3%の大幅減収。春に劇場公開してないし、こればっかりはしょうがないです。
幾らなんでも新番組始まっていきなり春に劇場化しろ、なんて無茶ですし。
なんだ、美翔さんは何も悪くなかったんじゃないか。
まるで戦犯のように言われてますが、ちゃんと結果を残してたのか。

予想と違う展開に、ちょっとがっかり、少し気分を良くしながら、他の資料もチェック。


平成19年3月期(2007年3月期)中間決算説明会
【計数資料】
 15枚目:
  プリキュアさんの07年3月期中間の売り上げは約3億。
  凄い。あの二人は夢の一億円プレイヤーだったのか。
  「ワンピース」「ガッシュ」「デジモン」に圧勝してる。

  …まぁ、昨年同時期に雪城先輩は6億5千万の売上げを出してますが、
  あんな化け物娘と比較してもしょうがない。

【プレゼンテーション資料】
 そこかしこに頼れる先輩・美墨&雪城さんの勇士が垣間見えるあたりに、
 なんともいえないもどかしさを感じつつ…

 09枚目:
  「プリキュア」さんの対象年齢が4~6歳女児。まぁきっと何かの見間違いでしょう。
  それより、右端の
  「笑顔の日向&美翔さん」→「女児視聴率トップクラス」
   →「お父さん・お母さん層からも強い支持を受ける」→「yes!プリキュア5」
  のフロー図になんとなく哂ってしまった。
  (美翔さん:「その流れでその結論は絶対におかしい!!」)
 
 17枚目:
  さりげなくシルバー王女や春風さんがフランスで大奮闘。
  海を越えて遠い異国で戦う彼女たちを思うと、無性に勇気が沸いてきますね。

  …あれ? これだけ日曜朝8時半帯のヒロイン様たちは頑張ってるのに、旅芸人の踊り子さんの姿はどこだ。


最後に、説明会のビデオの、35分付近の説明から。


(日曜朝6:30~8:30まで東映系番組が続くことを踏まえて)
 「ビックリマン」から4~6歳男子といったところからどう狙うか。
 その後、実写・特撮ものがあって、男の子から女の子にチェンジで「プリキュア」。
 確かに4~6歳の女児の視聴率では時として60%台という具合に、「プリキュア」は健闘してるわけですけど、重要なのはその男のフローの流れからから男の子をどう取るかということ。
 またここにお父さん、お母さん、勿論これは商品化に絡む諸事情ですけど、
そういう意味で来年の2月からプリキュアは第4弾になり、今までの「ふたりはプリキュア」シリーズから、基本的に男の子も取り込めるような作品展開です。
 タイトルはここにも書いているように「yes!プリキュア5」


「プリキュア5」は男の子対策か!
やっぱり精霊バリアなんて軟弱なものに頼ってる花鳥風月キュアさんではダメだったようです。
プリキュアさんは激しい戦闘シーンが売りだったのですし。
でもまぁ、

美翔さん:
 「な、殴るなって言われたから殴らなかったのに!?」

こんな理由で降板させられては美翔さんも浮かばれません。
この後の説明で「ゴレンジャー」を引き合いに出してきてるあたりに、経営者様も錯乱している模様。
大丈夫か東映アニメーション。

…でもこの思想で「プリキュア5」が製作されるのだとしたら、「男の子向け」要素がふんだんに入るってことですか。
それは色々と期待してもいいんでしょうか。夢原さんたちも大変だ。
コメント (2)
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