ロードレさん:
『UFOを目撃、浚われる・埋め込まれる・全部忘れる~♪』
「…これだけ高橋さんがいたら一人くらいアブダクションされてるよね♪」
怖い歌を楽しげに唄うんじゃねぇ。
・シムーン 第24話「選択」
事実上の敗戦に伴うペナルティ・テンペスト隊の解散。
その確たる意思表明の一つとして、隊員の皆さんは泉へと行く羽目になってしまいました。
泉に行って性別を決定してしまえば、もうシムーンは飛ばせない。
巫女ではいられないし、少女のままでもいられない。
一度選択したら二度とは戻れない。
いきなり突きつけられた選択に、テンペスト隊のお歴々は…。
【モリナスさんの場合】
パイロットというより整備班な彼女は、巫女をやめてもそんなに変わらず…と思いきや。
整備班の面々も解散し、他所にいくことになってしまいました。
本格的に散り散りばらばら。
モリナスさん:
「男になって、貴方と一緒にシムーンをいじりたかったな」
それを聞くワポーリフさんは微妙な表情。
モリナスさんは男を選ぶのか、女を選ぶのか。
一番行方が分からない娘な気がする。
【フロエさんの場合】
違う意味で性別決定の基準がよく分からないフロエさん。
ぶっちゃけ男も女もいける口なので、自分の性別にもこだわりはないようです。
まぁ、見場の問題で女を選ぶ方が安全な気もしますが…。
【例の姉妹とパラ様の場合】
以前なら「アルティ(男)→カイム(女)→パラ様(男)」ですっきりしていましたが、現状はちょっと複雑。
アルティさんに対して殺意すら抱いていたカイムさんも、なにやら心境が変化。
具体的に何かが変わったわけでもないですが、わだかまりは溶けつつある様。
…なんか、アルティ(女)、カイム(男)を選択しそうな雰囲気。回想シーンのビジュアル描写もなんかそれっぽかったですし。
【ロードレさんの場合】
最近、シムーン搭乗よりラジオのお仕事に精を出してる彼女は、除隊後は実家に戻るそうな。
裕福なお家だそうなので、余生も安泰です。良かった。
(…まぁ、基本的にみんなお嬢さんだそうなので、食うに困る娘はいないんでしょうけど)
【ユン姉さんの場合】
ここ最近、やたらと淫靡な雰囲気を醸し出し、主人公様のように脚光を浴びる姉さん。
先週も一人で泉へと行き、現世神・オナシアさんから「選択しない結果」を見せられました。
お偉いさんから性別決定を迫られたことよりも、そっちの方が気になっています。
ユン姉さん:
「アナシアはなぜ俺に…」
まったくだ。
「選択しないことのリスク」を説くのであれば、アーエルさんやネヴィリルさんの方が妥当です。
別にユン姉さんは選択拒否してるわけじゃないし。
悩みに悩む彼女ですが、ロードレさんとの会話で気づいてはいけない何かに気づいてしまいました。
ロードレさん:
「とってもとっても頑張れば、誰か一人くらいは救うことはできる」
体を崩壊させながらも生きながらえ、巫女の役目を遂行せざるを得ないオナシア。
彼女もまた苦しんでいる。彼女を救うことはできるのか。
俺にできることは何なのか。
気が付いたら実行するのがユンさんの素敵なところ。
泉へと赴くと、オナシアさんを勤めから解放し、二代目オナシアとして生きていくことに。
でもそれでいいのか、ユン。なんか都合よく利用されてないか?
【アーエルさんの場合】
そもそも選択するのが嫌でテンペストに入隊した彼女。
完全に裏目に出てしまいました。
でも今はそんなことどうでもいいのです。
ネヴィリルさん:
「あの…翠玉の…」
アーエルさん:
「アムリアに会うためだけに違う世界に行きたいなんて、そんなネヴィリルとリマージョンはできない!!」
全力で嫉妬モード。
泉に行ったらリマージョンどころではなくなるとか、もう時間もあんまりないとか、そんなことを考える余裕もなし。
嗚呼、嬉々として殺戮に励んでいた強い彼女はどこに行ったのか。
【ネヴィリルさんの場合】
何はさておき翠玉のリマージョンを成功させ、異世界に行かなければ。
目的は愛しのアムリアに再会すること。
そのためにはアーエルさんの力が不可欠です。一人じゃリマージョンできないし。
が、肝心の相棒は上記のようにリマージョンに難色を示します。
今まで散々人の気持ちを踏みにじっておいて、ここにきて恋病か!
ええい!面倒な!
ネヴィリルさん:
「アムリアがどうなったのか知りたい。会いたい」
「でも、私が好きなのは貴女」
アーエルさん:
「!?」
ネヴィリルさん:
「死ではなく生に向かって生きる貴女が好き。私を闇から救ってくれた貴女が好き」
色仕掛けにでやがった。
…いえ、本当にアーエルさんに気が揺らいだのかもしれませんが、どうにも唐突です。
アーエルさんに対して好感度が上がったというより、アムリアさんに対して好感度が下がっただけのような気もしますし。
最近アーエルさんが弱さを見せることが多かったので、その辺に惹かれたんでしょうか。
【そして皆揃って】
パラ様から告げられるもう一つの「選択」。
翠玉のリマージョンにより異世界へと旅立ち、永遠の今を続ける選択。
そしてそれを選ぶであろう、二人のこと。
パラ様:
「…それが救いになる」
たとえ自分たちが大人になり、今の気持ちや思い出を全て忘れても。
永遠に今で居続けてくれる存在がいる。
それは何かを捨てて先に進まなくては行けない者にとっては、大きな救い。
…そんなこんなで、あっという間に、性別決定の時。
集まったのは、フロエ、モリナス、ヴューラ、カイム、アルティ、パライエッタ、ロードレアモン。
最後の日は精一杯はしゃいで、気持ちを盛り上げて。
今日は特別な日。特別な乗り物で、特別な場所へ。
だから、ちょっと寂しいけど、大丈夫。大丈夫なはず。
悲しいくらいの元気と勇気を振り絞り、二度とは戻れぬ選択の場へと赴きます。
が、そこにいたのは。
一同:
「ユン!?」
そりゃ仲間がいきなり現世神になってたら誰だって驚く。
彼女の初仕事が仲間の性別決定だったのも、何かの因果か。
泉に佇む一同の絵で、今回の話はひとまず終了。
「シムーン」も残すところ後わずか。
次回予告を聞く限りだと、アーエル-ネヴィ組は翠玉完成させて別世界に行きそうな雰囲気。
でもユン姉さんパートで、「選択拒否はまずいことになる」と出てる以上、そのまんまでは微妙な雰囲気。
(正直、半端不死になることにデメリットはあんまり感じませんけど…。
体が砂になるのも老衰するのも、大して変わらないと思う)
いずれにせよ、いい意味で落としどころがさっぱりわかりません。
「シムーン」「女性しか生まれない」という設定で、ちゃんとテーマを描けたのは素直に凄いと思います。
ラスト2回、期待して待ってみる。
本編ではシリアスモードなのに、サイドは果てしなくどうでもいいことをやってる「シムーン」。
ひとまず「派遣OL」CDが楽しみです。
単なる雰囲気アニメにならなかったのは、この辺の遊び心が故のような気がする。
『UFOを目撃、浚われる・埋め込まれる・全部忘れる~♪』
「…これだけ高橋さんがいたら一人くらいアブダクションされてるよね♪」
怖い歌を楽しげに唄うんじゃねぇ。
・シムーン 第24話「選択」
事実上の敗戦に伴うペナルティ・テンペスト隊の解散。
その確たる意思表明の一つとして、隊員の皆さんは泉へと行く羽目になってしまいました。
泉に行って性別を決定してしまえば、もうシムーンは飛ばせない。
巫女ではいられないし、少女のままでもいられない。
一度選択したら二度とは戻れない。
いきなり突きつけられた選択に、テンペスト隊のお歴々は…。
【モリナスさんの場合】
パイロットというより整備班な彼女は、巫女をやめてもそんなに変わらず…と思いきや。
整備班の面々も解散し、他所にいくことになってしまいました。
本格的に散り散りばらばら。
モリナスさん:
「男になって、貴方と一緒にシムーンをいじりたかったな」
それを聞くワポーリフさんは微妙な表情。
モリナスさんは男を選ぶのか、女を選ぶのか。
一番行方が分からない娘な気がする。
【フロエさんの場合】
違う意味で性別決定の基準がよく分からないフロエさん。
ぶっちゃけ男も女もいける口なので、自分の性別にもこだわりはないようです。
まぁ、見場の問題で女を選ぶ方が安全な気もしますが…。
【例の姉妹とパラ様の場合】
以前なら「アルティ(男)→カイム(女)→パラ様(男)」ですっきりしていましたが、現状はちょっと複雑。
アルティさんに対して殺意すら抱いていたカイムさんも、なにやら心境が変化。
具体的に何かが変わったわけでもないですが、わだかまりは溶けつつある様。
…なんか、アルティ(女)、カイム(男)を選択しそうな雰囲気。回想シーンのビジュアル描写もなんかそれっぽかったですし。
【ロードレさんの場合】
最近、シムーン搭乗よりラジオのお仕事に精を出してる彼女は、除隊後は実家に戻るそうな。
裕福なお家だそうなので、余生も安泰です。良かった。
(…まぁ、基本的にみんなお嬢さんだそうなので、食うに困る娘はいないんでしょうけど)
【ユン姉さんの場合】
ここ最近、やたらと淫靡な雰囲気を醸し出し、主人公様のように脚光を浴びる姉さん。
先週も一人で泉へと行き、現世神・オナシアさんから「選択しない結果」を見せられました。
お偉いさんから性別決定を迫られたことよりも、そっちの方が気になっています。
ユン姉さん:
「アナシアはなぜ俺に…」
まったくだ。
「選択しないことのリスク」を説くのであれば、アーエルさんやネヴィリルさんの方が妥当です。
別にユン姉さんは選択拒否してるわけじゃないし。
悩みに悩む彼女ですが、ロードレさんとの会話で気づいてはいけない何かに気づいてしまいました。
ロードレさん:
「とってもとっても頑張れば、誰か一人くらいは救うことはできる」
体を崩壊させながらも生きながらえ、巫女の役目を遂行せざるを得ないオナシア。
彼女もまた苦しんでいる。彼女を救うことはできるのか。
俺にできることは何なのか。
気が付いたら実行するのがユンさんの素敵なところ。
泉へと赴くと、オナシアさんを勤めから解放し、二代目オナシアとして生きていくことに。
でもそれでいいのか、ユン。なんか都合よく利用されてないか?
【アーエルさんの場合】
そもそも選択するのが嫌でテンペストに入隊した彼女。
完全に裏目に出てしまいました。
でも今はそんなことどうでもいいのです。
ネヴィリルさん:
「あの…翠玉の…」
アーエルさん:
「アムリアに会うためだけに違う世界に行きたいなんて、そんなネヴィリルとリマージョンはできない!!」
全力で嫉妬モード。
泉に行ったらリマージョンどころではなくなるとか、もう時間もあんまりないとか、そんなことを考える余裕もなし。
嗚呼、嬉々として殺戮に励んでいた強い彼女はどこに行ったのか。
【ネヴィリルさんの場合】
何はさておき翠玉のリマージョンを成功させ、異世界に行かなければ。
目的は愛しのアムリアに再会すること。
そのためにはアーエルさんの力が不可欠です。一人じゃリマージョンできないし。
が、肝心の相棒は上記のようにリマージョンに難色を示します。
今まで散々人の気持ちを踏みにじっておいて、ここにきて恋病か!
ええい!面倒な!
ネヴィリルさん:
「アムリアがどうなったのか知りたい。会いたい」
「でも、私が好きなのは貴女」
アーエルさん:
「!?」
ネヴィリルさん:
「死ではなく生に向かって生きる貴女が好き。私を闇から救ってくれた貴女が好き」
色仕掛けにでやがった。
…いえ、本当にアーエルさんに気が揺らいだのかもしれませんが、どうにも唐突です。
アーエルさんに対して好感度が上がったというより、アムリアさんに対して好感度が下がっただけのような気もしますし。
最近アーエルさんが弱さを見せることが多かったので、その辺に惹かれたんでしょうか。
【そして皆揃って】
パラ様から告げられるもう一つの「選択」。
翠玉のリマージョンにより異世界へと旅立ち、永遠の今を続ける選択。
そしてそれを選ぶであろう、二人のこと。
パラ様:
「…それが救いになる」
たとえ自分たちが大人になり、今の気持ちや思い出を全て忘れても。
永遠に今で居続けてくれる存在がいる。
それは何かを捨てて先に進まなくては行けない者にとっては、大きな救い。
…そんなこんなで、あっという間に、性別決定の時。
集まったのは、フロエ、モリナス、ヴューラ、カイム、アルティ、パライエッタ、ロードレアモン。
最後の日は精一杯はしゃいで、気持ちを盛り上げて。
今日は特別な日。特別な乗り物で、特別な場所へ。
だから、ちょっと寂しいけど、大丈夫。大丈夫なはず。
悲しいくらいの元気と勇気を振り絞り、二度とは戻れぬ選択の場へと赴きます。
が、そこにいたのは。
一同:
「ユン!?」
そりゃ仲間がいきなり現世神になってたら誰だって驚く。
彼女の初仕事が仲間の性別決定だったのも、何かの因果か。
泉に佇む一同の絵で、今回の話はひとまず終了。
「シムーン」も残すところ後わずか。
次回予告を聞く限りだと、アーエル-ネヴィ組は翠玉完成させて別世界に行きそうな雰囲気。
でもユン姉さんパートで、「選択拒否はまずいことになる」と出てる以上、そのまんまでは微妙な雰囲気。
(正直、半端不死になることにデメリットはあんまり感じませんけど…。
体が砂になるのも老衰するのも、大して変わらないと思う)
いずれにせよ、いい意味で落としどころがさっぱりわかりません。
「シムーン」「女性しか生まれない」という設定で、ちゃんとテーマを描けたのは素直に凄いと思います。
ラスト2回、期待して待ってみる。
(左画像) PlayStation2PS2 シムーン 異薔薇戦争 (右画像) TVアニメ【Simoun(シムーン)3】 BANDAIVISUAL BCBA-2508 「Simoun(シムーン)」外伝CDドラマ「嗚呼麗しの派遣OL、実録シムーン株式会社 |
本編ではシリアスモードなのに、サイドは果てしなくどうでもいいことをやってる「シムーン」。
ひとまず「派遣OL」CDが楽しみです。
単なる雰囲気アニメにならなかったのは、この辺の遊び心が故のような気がする。