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穴にハマったアリスたち

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(第31話)わんだふるぷりきゅあ!「ニャンフルエンサーまゆ」感想

2024年09月07日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第31話)わんだふるぷりきゅあ!「ニャンフルエンサーまゆ」感想

猫屋敷さんがニャンフルエンサー様になりました。ネコ出してればいいんですから楽なもんですね。
真に楽なのはプリキュア生変身を配信することなので、それを思うと自重なされたのだと思う。

またこの1件を通じて、転校前にアレコレあった子と仲直りしました。
お互いに嫌われたと思い、お互いにすれ違って気まずくなっていたらしい。

鏡石がもたらす奇跡とは、今わかってる範囲では動物とのコミュニケーション。現代のSNSも似たようなものと言える。
時には揉めることもあるけれど、こうして縁を取り持ち、分かり合うきっかけにもなる。

今回の話の発端は勘違いですから、ガオウ関連もきっかけは誤解なのかもしれない。
鏡石の翻訳機能に問題があって、お互いの真意を取り違えたとか。

例えば大福の性格がハードボイルドを連想されているのは、こむぎがそういう喋り方で代弁したからです。大福自身は喋っていない。
もしも鏡石が妙な伝え方をしていたら、大福の性格も見誤ってしまう。

まぁ仮にこれが原因だとしても証明できる当事者が既にいない(ニコ様では無理)ので、鏡石をいじくった真の黒幕が必要になりそうですが…。
今回リリアンさんが、集中しすぎる短所を、敵の煽りを無視して集中できる長所に変えていました。
これが全体テーマにもかかっているなら、何か人間(もしくは過去のアニマルタウン)の短所的な物で破綻したが、それが長所に感じるような展開になり、ガオウも納得する…とか?

敵といえば、今回は不思議生物ではなく、こちらの世界のペットを素体にして襲ってきました。
ザクロさんの主張はそれなりに正しい。人間に洗脳され、衣食住を握られ、愛玩されている様はかなりキツい。
ここに踏み込みすぎるとペットのタブーに突っ込むので深追いはしないと思うのですが、微妙なところに触れてきた。

あと、懸念されたバトルは割と楽勝でした。素体の問題なのか何なのかはよく分からない。若干拍子抜け。

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(第30話)わんだふるぷりきゅあ!「わんだふるなキャッスル!」感想

2024年08月31日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第30話)わんだふるぷりきゅあ!「わんだふるなキャッスル!」感想

初めての敵。初めての敗戦。
大きな転機となる今回の話。遂にわんぷりさんの方向性がはっきりする…と思いきや意味不明なまでに不可解な渦に叩き落されてしまった。

【オオカミさんの絶滅】
ニコ様によれば、かつて鏡石の力を独占しようとした欲深い人間が、動物たちを追い払ったそうです。
そしてオオカミも絶滅した。

16話で犬飼父母が語った鏡石の逸話とは、大事な部分がずれています。
犬飼父母によれば、鏡石の奇跡は動物と会話できること。ところが動物同士で仲たがいが起き、悲しんだ神様(ニコ様)により石が無力化された。

鏡石の力が動物との会話であるなら、独占して動物を追い払うのは意味不明です。聴き耳頭巾を手に入れたぞ!動物を追い払おう!

「欲深い人間が動物を追い払った」と「動物同士の仲たがい」も大きく違う。
伝承が不正確でも全くおかしくないのですが、何でそんな混乱を招く演出をするのか。
鏡石の逸話を何度も引用して物語を展開していたのであれば、驚きのどんでん返しとも言えますが、16話で触れられた後は放置されてたことを、急にひっくり返されても…。

しかも、いずれにせよオオカミさんの絶滅は鏡石関連です。環境破壊等ではない。
(一応「欲深い人間」のせいかは断言できない、絶妙な喋り方をしていますが)

何せ日本ではリアルに絶滅しているオオカミな上に、前回のトラメ達の言葉などからも、いかにも環境破壊とかを連想しそうになるのに、実は無関係。紛らわしい…。

ここしばらく、「あなたの声を聞かせて」を繰り返す犬飼さんに「人間が滅ぼしたのに無責任、無神経」といった批判もみました。
が、昔の「欲深い人間」のせいでしかないなら、「事情を聞かせろ」から始めるしかない。オオカミ絶滅の原因は、自明の環境破壊等ではない。

【何も知らない犬飼さん】
不可解なことに、上記の事実を当事者たる犬飼さん達は知りません。
少なくともカメラの回ってるところでは、情報を受け取った様子はないです。

作劇上の都合は推察できる。
犬飼さんがニコ様と会話すると、「プリキュア能力を返上して、ニコ様が殴って解決する」プランが提示されてしまう。
そうすると論点が「オオカミさんとどう向き合うか」ではなく、「こむぎと会話できなくなる」ことに変わってしまう。
だからニコ様とのコミュニケーションを避けた…のではないかな。

丁寧といえば丁寧ですが、おかげで犬飼さんは無策でオオカミさんに「聞かせて」する変な子にも見えてしまう。何て不憫な。
聞く相手が違うんだ犬飼さん。ニコ様に聞け。

兎山くんもとばっちりです。惚れたあの子のために必死にネットを検索していましたが、何故「ニコ様が復活してるんだから、ニコ様に聞けばよい」と気が回らなかったのか。
ニコ様が全然無関係の可能性はありますけど、長生きしてそうな生き物で、プリキュア能力と関係あるのは分かってるんですから、「この町の歴史を知りませんか」「力を貸してくれませんか」ぐらいは自然な発想だったはずなのに、作劇の都合で(?)空回ってしまった。

ついでにいえば、メエメエも巻き込まれてる。
プリキュアたちは上記の事情を知るわけにはいかない。でもニコ様を止める役目は居る。よってメエメエ。
しかしながら彼には、プリキュア能力の維持を直訴する動機が薄すぎる。またそれ以前に、兎山くんに状況を知らせても良さそうなのに。

こんな面倒なことになるくらいなら、「ニコ様が殴る」プランを描写しなければよい…とも言えない。
従来シリーズだと、この手の神様的切り札は封印されたり行方不明だったりで、頼ることができません。
ニコ様は違う。復活してここにいる。それなのに戦闘に関与しなかったら、物凄く不自然です。だから頼れない理由をつけた。
いやもう本当に丁寧といえば丁寧なんですけど、泥縄の気配がしてならない。。

【敗戦。そして敗戦】
謎を抱えたままの戦闘は、更なる謎でした。
ワンダルフルとニャンダフルの2組ではなく、今回ついに1組に。
更にはキラリンアニマルの大盤振る舞い。敗戦を越えて、一回りも二回りも強くなった!

…と思いきや、普通に押し負けました。
まぁそれはそうです。攻撃しないので、守っていてもじり貧になる。
結局、ニコ様からの追加玩具での即死攻撃で決着をつけました。

何でこんな展開にしたんだろう?
素直に考えるなら、4人で1組の名乗りからのキラリンアニマル展開、圧倒した描写のまま追加玩具からの止めで良かったはずです。
次回以降の戦闘を考えても、カタルシスの面でも、そっちの方がずっと良さそう。
それでもあえてこうしたんだから、何か理由がありそうですが、よく分からない。

戦闘終了後、トラメは悔しがるでもなく、面白がって去っていきました。
「全力でじゃれ合っている内に仲良くなり、過去の恨みは一旦横に置く」の方向かなと思えるので、積極的に殴り倒すのではなく、攻撃を全部受け止める的流れでしょうか。
もしそうなら、相手を圧倒するより、むしろ相手の方が優勢な状況でそれでも堪える方が、説得力はあるのかもしれない。
つまり、犬飼さんはサンドバック状態で耐えしのぎ、最後の一発逆転に賭ける戦闘スタイルになる。普通の殴り合いよりきつい絵面になりかねないな…。

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(第29話)わんだふるぷりきゅあ!「はじめましてニコ様!」感想

2024年08月18日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第29話)わんだふるぷりきゅあ!「はじめましてニコ様!」感想

遂に敵が出た。のほほんと過ごしているところに、敵が出た。
素晴らしいです。正に実家に帰ってきたかのような安心感。戦場が実家と思うと気の毒ですが、素直な感想は止まらない。敵が!出た!

さて視聴者的にはそうでも、犬飼さん的には驚天動地。
彼女の認識では、プリキュア稼業は迷い動物の保護です。「戦闘」の認識がそもそもない。
即死ハグに拘っていたのも、非暴力の博愛主義者だからではなく、迷子を保護するのに殴り倒す必要がなかったからです。

そこにやってきた突然の「敵」。明確に戦闘です。
しかも対峙したのは等身大のサル4体。生々しい。

ヒトに恨みがあるイヌが、ヒト型を手下に使ってるのはなかなかにグロい。
また犬飼さんからすれば、迷子保護のボランティアをしていたら、いきなり暴漢に囲まれて殴られたようなものです。
肩を抱き寄せられて身をすくめてるのが、何とも痛ましい…。完全に腰が引けていらっしゃる。

今までにも敵にビビってるプリキュアはいましたが、戦う認識があって変身していた。敵も大型のあからさまな化け物が大半です。
それに比べて犬飼さん。まさか戦うなんて露ほども思わず、相手はリアルの犯罪を連想する4体のヒト型。辛い。

ニャミーさんが一切の躊躇なく、応戦に出たのはとても良かった。彼女も暴力を改めたのではなく、必要ないから使っていなかっただけ。必要ならば即座に戦う。
変身解除してもなお、牙を剥くのはさすがの肉食獣。少し反応が遅れたものの、こむぎも戦闘モードに入ってたのが嬉しい。

しかしながら犬飼さんと猫屋敷さんには荷が重く。オオカミの絶滅がどうのこうの以前に、戦えるんだろうか。
従来であれば目の前の何かを守るために、恐怖を乗り越えて立ち向かっていましたが、それに類するものがない。町を破壊されて立ち上がる…とか?
通常なら初変身時に乗り越える壁が、今になってやってきた。

例年と違い、ニコ様が既に復活しているのでプリキュアが戦う理由がないといえばないのも気まずい。
全部ニコ様に丸投げでも、そんなにおかしくないものな。

「絶滅」に関しては、もはやどうしようもないので、逆に問題としてはシンプルに思えます。
どうせ何もできない。何せ犬飼さんらには何の責任もないので、謝っても白々しいだけ。

過去作でいえば、おもちゃの国、マシュマロ、ミデンにクローバーにジョージ等々が「絶滅」に近い状況です。
もはや終わったことで、どうしようもない。プリキュアたちは直接の回答を持ってはおらず、基本的には当人がどう納得するかの問題。
本質的にはビョーゲンズと同じで、生存競争の結果です。徒歩圏内にいる大型肉食獣の群れとは共存できない。

公式サイトの「おうちのかたへ」には『大事なのは、相手のことを知ろうと努力すること』『「相手を思いやる気持ちの大切さ」を感じていただければ』とあります。
知ったところでどうにもならない以上は、具体的な解決策ではなく、相手が満足するまで聞くぐらいしかできなさそう。

次回ですぐに強化されて対等以上に戦うことも踏まえると、「相手の気持ちを受け止める」=「がっつり攻撃を受け止めて拳で対話する」路線かなと予想してみる。
答えを出せないまま、戦って戦って戦って、そんな「じゃれ合い」でいつか気持ちの整理がつくのを待つ…みたいな感じ。
いわば、(「ガルガル」の語から連想される)イヤイヤ期の小さな子を、お兄さんお姉さんや保護者がどっしり構えて受け止めるイメージ。まぁ絶滅をイヤイヤ期に置き換えられたらオオカミさんは激怒するでしょうけど、そのまんまの環境保護云々にはいかないんじゃないかな。今更保護してもどうにもならんし。

また、現状ではニコガーデンや鏡石の逸話が、オオカミの絶滅話と全く関連がないのも不可解です。ニコ様が何か隠してないか?

もしくはオオカミ絶滅の原因を「嫉妬した他の動物が、人間に嘘をついて恐怖心を煽った」とかにして、「人の噂を鵜呑みにするのは止めよう」とかの方向に行くとか?
絶滅=お友だちとの喧嘩の位置づけで、寓話の「赤ずきん」や「七匹のこやぎ」のイメージを使って、思い込みはやめようの路線。
「おうちのかたへ」等とも合うし、実際に劇中で絶滅を「友達がいない」と説明していたし、猫屋敷さんのエピソードにも合うな。

何にせよ、来週には強化玩具が登場して、何らかの回答を元に立ち上がるようなので、方向性がはっきりします。
敵がいると話が早い。ここまで30話弱の長い長い前振りがあっただけに、わんぷりが見せる回答が楽しみです。

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(第28話)わんだふるぷりきゅあ!「大熊牧場で遊ぼ♪」感想

2024年08月12日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第28話)わんだふるぷりきゅあ!「大熊牧場で遊ぼ♪」感想

本日は級友の大熊さんの牧場に遊びに行きました。夏休みを満喫なさってる。

乳しぼりやアイス作成、牧羊犬等々、エピソードも素直に楽しいです。
基本構成は、犬組がフリ⇒猫組でオチなのですが、どちらかに偏るでもなく和気あいあい。
しかも戦闘でフレンディさんがご活躍なされました。

ちょっぴりドジな失敗をした時には「ああこれでまた退場か…」と色めき立ったものですが、そこからが今回は強かった。
ちゃんと猫組の販促機会は作りつつ、犬組も見せ場を作ってとどめを刺す。バランスが取れた綺麗な回だった。

そして次回予告。ついに登場した謎の幹部らしき生き物たち。
うちの子も「やっとプリキュアらしくなった!」とガッツポーズ。ついに、出てきた…!

敵方の目的が分からないので、ここから従来のような戦闘になるかは不明なれど、個人的希望としては戦乱の幕開けであって欲しい。
フレンディさん達も「迷い動物を殴るのは嫌」なだけで、非暴力の博愛主義者ではない。必要性があるなら拳を振るうと思うのですが、その辺どうなのかも楽しみです。
まぁ「幹部たちは見守るだけで戦闘はしない」とか「かくれんぼで勝負だ!」とかの可能性もありますが…。

【敵とノルマと戦闘と】
今回の話、強いて難点をあげるなら、戦闘がほぼノルマです。
ではもしも従来だったらどうなっていたんだろう。

例えばゴープリのディスダークであれば、まず間違いなく大熊さんが夢を嗤われ、ゼツボーグ化します。
ハトプリだったら、実は大熊さんは本当はもっと遊びたいのに、実家の手伝いで悩んでいる…とかでしょう。
サイアークやノットレイダーのような犠牲者の思いが直接表に出てこないタイプでも、犬飼さんらが「大熊ちゃんにこんなことさせるなんて…!」の流れで、彼女の人柄が強調されるはず。
いずれも大熊さんのキャラクターを掘り下げつつ、シリーズの主題に繋がる。

ブンドル団なら手作りアイスが狙われ、「アイスを作って食べた楽しい思い出」にフォーカスされると思われます。
スイプリ等でも同様。幸せアイテムとしてアイスが象徴になり、一連の思い出がより強調される。

戦闘に至るまでの敵の描写でいえば、ラビリンスならウエスタ―がアイス食って感動したり、ヒツジに囲まれてメーメー言われてるシーンがいかにもありそう。
あとまわしの魔女勢やダークフォールも同様で、愉快な描写がおそらくある。
これらは絵としても面白いし、後々の和解なりへの布石ともなる(ダークフォールも結果的には共通の敵ゴーヤーン相手に共闘している)。

こうして振り返ると、敵や戦闘はただのノルマではなく、本筋を立てるために機能してたんだなと改めて実感します。
去年があまりにもノルマ然としていて忘れかけていましたけど。

今回の戦闘は、大熊さんがガルガルに呼びかけなかったのが、若干不自然といえば不自然です。
メエメエを首を傾げながらも自分のところのヒツジと認識したのだから、謎の巨大アルパカも牧場のアルパカと結びつけそうに思う。
自分の牧場で、客や自分の動物たちが危機に晒され、現れたのが巨大アルパカなんだから、大熊さんは呼びかけて鎮めようとするんじゃなかろうか。

ただここで大熊さんがガルガルに歩み寄ってしまうと、色々と面倒が起きそう。
なぜプリキュアなら浄化できるのか等に説明がない(説明をする予定や必要性があるのかも不明)ので、大熊さんにガルガルをハグさせるわけにはいかない。
敵側の描写がないので、こういったところは不利に働いている気がします。

じゃあ今回の話で、上記のような敵側の描写がない代わりに何が入っていたかといえば、メエメエと牧羊犬だと思います。
(逆に言うなら、敵の描写を入れようとしたらメエメエのあのシーンが削られる)
そう思うと、メエメエって結構大事なキャラクターですね…。思えば彼が一番事情を把握していますし、大事な布石を色々とばらまいているのかもしれない。

次回からはいよいよ敵です。ニコ様も降臨なされる。
これまでの「とりあえずお散歩に行こう」の牧歌的な導入から、明確な目的をもったお話に変わるかもしれない。楽しみです。

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(第27話)わんだふるぷりきゅあ!「ツチノコに会いた~い!」感想

2024年08月10日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第27話)わんだふるぷりきゅあ!「ツチノコに会いた~い!」感想

今日はツチノコ採りの日。実在する未確認生物は逆に新しいかもしれない。宇宙人とか人魚とかの定番を除くと、意外と出てきてないような…?
「喋るヒツジ」等の方がよほど珍しい気もしますが、あまりに飛びぬけた謎生物より、身近な謎生物の方がテンション上がる気持ちは分からなくはない。

先日問題になった暑さなんてなんのその、一同和気あいあいとツチノコ探索を行いましたが、一同勢ぞろいしすぎてニコ様のたまごまで持参。挙句にユキさんがぶん殴っておむすびころりんし、ツチノコに食われました。こういう雑な展開は、とても良い。

例によって猫組によるヘルプキラリンアニマルで小さくなり、巣穴を襲撃。
例によってフレンディさんが即行でリタイアし、猫様が解決なされました。

【フレフレフレンディ】
何かの記録に挑戦してるのかと疑うほど、高速で執拗に無力化されていくフレンディさんが不憫です。何やらかしたの、あの子。

未変身状態での扱いは「言葉にしないと内心は分からない」等のテーマに結び付けられそうですが、変身後の戦闘でまでスポイルするのは意図が分からない。
本人が無力を気にしていて後々のパワーアップに繋げる…とかでも今のところはなさそう。それ以前に、彼女たちの感覚では「戦闘」ではないものな。

猫様の販促の都合だとしても、さすがに期間が長すぎるように思う。犬組の玩具だって売らなきゃいけないし、猫組の玩具を一人で何個も買ったりはしないんだから過剰に宣伝しても…と思ったけど、化粧アイテムだから一人で何個も買うのか。え、商品選択の時点で猫組に後れを取ってるの?

元々こむぎは主人公として動きづらい。
犬なので小難しい演説はできないし、かといっておバカをやっても「犬だし」で受け止められてしまう。将来の夢とか単独行動とかにも向かない。
犬飼さんはそのフォローもしくはいざというときの主人公交代要員としての役目があるのかなと思うのですが、結果的に軒並み猫組に奪われてる気がする。

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(第26話)わんだふるぷりきゅあ!「暑すぎてヤバい!」感想

2024年07月29日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第26話)わんだふるぷりきゅあ!「暑すぎてヤバい!」感想

過去20年の歴史の中で、これほどまでに視聴者とシンクロしたサブタイはなかったかもしれない…。
20年後には「当時は暑かったんだよ」と笑い話になっていることを願う。「たかがあの程度で暑がってたんだよ…」にならないことを切に祈る。

敵の攻撃とか何とかではなく、ごく普通の自然現象というのが恐ろしい話ですが、そんな中、犬飼さんらは呑気にお散歩をされていました。2点気になった。

【犬とお散歩】
今や「暑い最中にペットを散歩に連れ出すな」は常識。しかしながら犬飼さんはお散歩されていました。
普通にありえない行動ですが、冒頭でこんなやり取りをしている。

犬飼さん:
「こむぎ、平気?暑くない?」
こむぎ:
「全然平気ワン!」
犬飼さん:
「でもまだ朝なのに暑すぎるよ…」
(中略)
こむぎ:
「もっともっとお散歩するワ~ン!」

犬飼さんはこむぎに確認しています。そして「全然平気」「もっとお散歩」と返ってきた。
したがって「熱中症の犬を引きずって散歩」とか「アスファルトで肉球が焼け爛れながら散歩」ではない。
彼女もちゃんと気にして安全確認を取っている。

また時間帯も「朝」です。
劇中が光り輝いているので昼近くにも見えますが、朝。
猫屋敷さんらが買い物に向かっていることから、合流した時点では8時~9時だと思われますので、冒頭は7時前後ぐらいでしょうか。
先の安全確認や「こむぎは人型になれる」こととも合わせると、そこまで滅茶苦茶なことはしていない…のかな。

ただし犬飼さんの判断は結果的に誤りです。
そもそも犬がどうこう以前に、彼女も熱中症になりかけている。肩出し、危険。帽子も被ろう。

ギャグ描写に真面目にツッコむのも野暮ではあるのですが、あえて踏み込むと犬飼さんが判断をミスったのは、こむぎが「平気だ」と言ったせいです。
現実であれば「ペットは言葉を話せないので、熱中症に気づかず危険」なのが、「なまじ言葉を話せるせいで判断を誤った」。

鏡石の逸話の「言葉を話せるようになったその先で、諍いが起きた」と通じるものがあるようにも思えます。
あの逸話(ひいては、わんぷり全体)がどのように着地するのかにもよりますが、今回のエピソードはこじつけられそうな気はする。

【子供とお散歩】
今回のエピソードは、お子様への注意喚起も兼ねてたように思う。というかそっちが本命じゃなかろうか。
ウサギを飼ってるご家庭は少ないのだから、本当に伝えたかったのは「暑すぎてやばいよ。子供も」だと思う。

前述の「本人が平気だと言ってもヤバイ」は子供相手だと頻繁に直面します。
子供の自主性は大事とはいえ、「外で遊びたいと言ったので遊びました。平気だと言ってました。熱中症で倒れました」では話にならない。

無駄に飛躍するなら「女の子だって暴れたい」にも関連する。
暴れたいのは分かるとしても、過度に危ないことはさせられないわけで、自主性と束縛の間で悩ましい。
「危ないからダメ」でも「リスク無視でどんどんやろう」でもなく、「外ではなく室内でお散歩」のように、できる安全処置は取るのが大事でお子様本人もそこは理解しよう…みたいなことにも繋がるかなと。

【それはそれとして】
以上、個人的には納得いくし、楽しい回でした。

…それは良いとして、犬飼さんが相変わらず謎です。

上記の通り、彼女の行動はそこまで変ではない。非難するのも気の毒だと思う。が、誤ったのも事実で良いところがありません。

動物の知識についても、海外の原書を呼んでる兎山くんに対し、ひらがな表紙の本をお勧めされる有様です。
あれ下手したら「舐めてんのか」と険悪になりかねない。何せ散歩中に避難してきた経緯もあるので、暗に「飼い主失格だよ」と言われたようにも取れてしまう。

戦闘でもバリアは役にたたんわ、手を滑らせて脱落するわで、露骨に戦力外です。
状況に上手く対応している猫組とはえらい違い。猫屋敷さん達、キラリンペンギンさんを鹵獲した時にはいなかったのに。捕まえたアニマルの特徴をちゃんと勉強してたんですね…。

あまりにも役に立ってないので、さすがに何か仕掛けは欲しい。

鏡石の逸話とオオカミさん等から、目指す方向性は何となくは見えるものの、それにどう犬飼さんらが乗ってくるのかが分かりません。
定番の「夢に向かって頑張る」に制約がある(何せ犬なので)からか、彼女たちの物語は始まってすぐに完結してしまってる。

敵の目的も不明なので、犬飼さん達は良くも悪くも部外者です。「敵」の存在を認識すらしておらず、「戦い」ではなく「迷い動物の保護」の意識のはず。
「〇〇を集められると××が復活して世界が滅ぶ!」みたいな筋立ては脳裏にないので、日常を繰り返すだけ。

わんぷりの特徴としてこのまま最後まで行くのか、途中でフェーズが変わるのか、はたまたどんでん返し的なトリックがあるのか。
現状は分かりませんが、犬飼さんの奇妙な振る舞いには、やっぱり何らかの仕掛けはあって欲しいなぁ…。

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(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想

2024年07月27日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想

夏休みです。宿題です。賢明なるわんぷりさんは、夏休み突入早々にお勉強会を行い、自由課題にまで着手なされました。
犬や猫を抱えてるから、早めにやらないと終わらない。

自由課題のテーマはウミガメ。よし、悟くんを呼ぼう!そして水着に着替えよう!

…端的にいって、こんなムーブされたら勘違いするなという方が酷では。

犬飼さんも動物に詳しい方です。いや「詳しい」とは明言されてなかった気もしますが、動物好きの方です。
調べようと思えば本でもネットでも幾らでも調べられる。そもそもそれが自由課題の狙いですし。

しかしながら犬飼さん、即座に兎山くんを呼びだした。そして目の前で脱衣し、水着を見せつけた。何を…考えてるんだ…。

これはもう私の好みに基づく勝手な願望なのですが、「犬飼さんは兎山くんのことが好き」説を言い張りたい。
というか、そうとでも考えないと言動や描写の説明がつかない。

・「同じクラスになれたらいいね」や、山登り・海水浴に誘う等々、アニメ的鈍感&天然設定を横に置くなら、意中の男子にアタックしているようにしか見えない

・彼女自身も動物が好きで詳しいと思われるのに、しきりに兎山くんに頼っている。

・内心が不自然なまでに描写されていない。

・今回の目的はウミガメの観察なのに、クライマックスの産卵では雑談にかまけている。本命は別なのでは?

・こむぎの悩みだった「犬だから置いて行かれる」の先、「人化しても置いて行かれる(デートならお留守番)」はテーマ的に意味がありそう?

・「あなたの声を聞かせて」は告白待ちともとれる。ガルガルとの戦闘がそうであるように、積極的に自分から距離を詰めて「聞かせて?」をぶち込むのが犬飼さんの恋愛戦術なのかもしれない。

上記は「根拠」というより「そのままだと不自然だから何かあるのでは」といった感じなのですが、とにもかくにも何かは期待したい。

歴代のプリキュア娘は割とアグレッシブです。
速攻で告白にまで暴走した花咲さんを筆頭に、仲間内で作戦立てて臨んだ宇佐美さんとか。どちらも身内に裏切られてますけど。

下手に口をはさむと超絶地雷が炸裂する美墨さんとか。オトナプリキュアのせいでセンシティブになった日向さんとか。
回答保留の桃園さんとか。観劇者騒然の夢原さんの接吻とか。
イノセントな愛乃さんとか、玉砕を知りつつも覚悟を決めた輝木さんとか。はるはるは…軽々しく恋愛に紐づけるのは躊躇われるな。

振り返ってみると錚々たる経歴なので、犬飼さんも気合の一撃を決めて欲しい。

【蛇足】
ふと思ったことを書いてみる。

フレンディさんは現状、戦闘で役割がない。
動物の特性を指摘して作戦立案指揮をする知性担当で良さそうなのに、その役は兎山くんが担ってる。
兎山くんに役割を持たせるために、割を食っている…とも見えるのですが、逆に「フレンディに知性担当をさせられないので、兎山くんがいる」なのかもしれない。

プリキュアの原点は「女の子だって暴れたい」です。「女の子は大人しい。男の子は手がかかる」の偏見へのカウンターで、女の子だって『いい子』ばかりではなく、外で跳ね回って遊ぶのが好き。
このキャッチコピーの制約で、「大人しい」知性担当の女子プリキュアを作れないのかもしれない。

もちろん今までも、大人しい性格の知性派や防御担当の後衛プリキュアはいますが、わんぷりさんは戦闘を抑制している。
派手な戦闘+知性担当ならまだしも、戦闘が控えめ+知性担当のコンボだとマズいのかもしれない。いかにも「大人しくて優しい女の子が、動物さんを助けている」みたいに見えかねない。

フレンディは一応は主役ではなく脇役プリキュアですが、設定上そうなってるだけで、従来なら主人公のポジションです。
さすがにこのまま役割なしで終わるとは思いたくないので、何か仕掛けを仕込まれてると期待したいです。

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(第24話)わんだふるぷりきゅあ!「不思議すぎるたまご」感想

2024年07月18日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第24話)わんだふるぷりきゅあ!「不思議すぎるたまご」感想

ニコ様のたまごが沸いて出てきました。角が生えてる。勝手に人の部屋に移動してくる。不思議というよりはた迷惑な。

物語的には言ってしまえばそれだけで、とくには大きな動きはなし。
いやニコ様が出現したこと自体が大きな動きなのですけど、犬飼さんらの目的や行動は特には変わらない。
今までどおりに遭遇したガルガルを救済していくだけ。

総数がはっきりしていたキラリンアニマルと違い、ニコ様は何がどうなれば孵化するのかはっきりしません。物語としての動きが止まってしまった感。

前回、兎山くんはおっしゃった。今の関係性を続けたい。告白を急がず、今の生活を楽しもう。
「明日喧嘩するとしても、今日仲良くしないのは悲しい」にも通じる発想です。
これを作劇にも反映するのなら、しばらくは大きな動きのない日常回みたいなのが続くのかも。

鏡石の逸話をなぞるのであれば、言葉を話せるようになって、動物たちが集まってくるフェーズがある。
ガルガルから救済していく過程は、これに似ているといえば似ている。ゴリラさん、喋らないけど。

後に破綻する展開が来る(もしくはその危険に直面する)とは思うので、気持ちが急くのも本音ですが、今は目の前のこの時間を楽しむのが良いんだろうな。

【追記】
ニコ様のたまごが来たとはいえ、玩具が増えたわけでもないので、いまいち変化した感がないのかも。
即座に生まれてお世話を要求したアイちゃんを見習おう。

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(第22話)わんだふるぷりきゅあ!「わんだふるご~!」感想

2024年07月06日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第22話)わんだふるぷりきゅあ!「わんだふるご~!」感想

かつてこれほどまでに情報量のないサブタイトルがあっただろうか…。

さっぱり分からぬそれは、ドッグスポーツで使う掛け声でした。
こむぎさんと犬飼さん、果敢にスポーツに挑戦し、楽しく汗を流し。
最初は指示を理解せぬこむぎさんでしたが、独自の掛け声でばっちりのコンビネーションを発揮し、対ガルガルにも役立てられました。

それはよいのですが、微妙に何かがややこしいな。

当たり前の事実として、こむぎさんは人語を解します。
アジリティよりも遥かに高難度の中等教育に励んでいらっしゃる。
では最初の体たらくはなんだったのか。

①実は指示を的確に理解していたが、ゲストお姉さんにバレないようにアホの子の演技をした。
②日常的に「わんだふる」以外の言葉をまともに理解していない。

①であって欲しいとは思うものの、それだと犬飼さんがアホの子になってしまう。
じゃあ②か。どうやって学校生活を乗り切ってるんだ。

クソ真面目に解釈するなら、こむぎさんは人語を耳で聞いて意味を翻訳して理解しているのではなく、概念として魂的なところで理解しているんでしょう。大福とのやり取りがそうだったように。

その理屈だと、最初に上手くいかなかったのは、犬飼さんが適切なイメージを抱けていなかったからで説明できる。
「とりあえずこの掛け声を言えばよい」で発したので、上手く翻訳置換されず、概念が伝わらなかった。
つまり言葉そのものが大事なのではなく、伝えたい何かがあることが大事なのだ、という流れ。

すんごい適当に書き進めてたのに、何となくそれっぽく着地した気がする。

【猫組】
睡眠攻撃を取得しました。基本的に接近してハグすれば勝ちのわんぷりバトルにおいては必殺。
キラリンキツネさんで有利な状況を作り、キラリンパンダさんで眠らせて、がっしりとハグ。恐るべきコンボ。

ニャミーさんの戦闘スタイルが今後どうなるのか疑念もありましたが、殴るまでもなく制圧できるようになったので、いい感じに有耶無耶になっていきそう。
まぁさすがに便利すぎるので、パンダさんの出番はこれが最後な気もしますが。



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(第21話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆとユキのスクールライフ」感想

2024年06月29日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第21話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆとユキのスクールライフ」感想

ユキさんが転入なされた。そしてクラスメイトの人望をかっさらった。人はネコに支配されている。

圧倒的なスペックで旋風を巻き起こすも、彼女が興味があるのは猫屋敷さんだけ。
見かねた犬飼さんが刺繍の交換を申し出てみたところ、横にいた猫屋敷さんが激しく集中し、会話すら届かない状態に。
だけれど犬組は動じない。集中力すごいねー(にこにこ)。まぁ普段から会話が通じない生き物と接しまくっています。とっくに慣れた。

この反応に、ユキさんは猫屋敷さんの過去を語りだす。本人不在のままで。
猫屋敷さん、自分が熱中してる横で、勝手に過去話されたと知ったらどんな顔をなさるんだろう…?

ユキさんによれば、猫屋敷さんには前の学校で仲睦まじい友人がいたそうです。
だけれど彼女のペットにプレゼントを作ろうと思い立ち、凄まじき集中力を発揮した結果フルシカトしてしまい、絶縁状態になったらしい。本末転倒。

これを聞いた犬組の回答。明日喧嘩するとしても、今日仲良くしない理由にはならない。

とても前向きで素敵な思想だと思う。

絶対に喧嘩しない。でもない。
無視するのは良くなかったね。でもない。
嫌うなんて酷いね。でもない。

喧嘩はする。だけど「今」は否定されない。

大袈裟に言うなら「人はいずれ死ぬ」問題と同じです。どうせ死ぬのに人生に意味はあるのか?

言葉を話せるようになったことで諍いが起きたとの鏡石の伝承や、ED曲で歌われる「喧嘩」等々にも繋がります。
これまでのプリキュアシリーズの思想にも沿っている。

分かるようで分からなかった、わんぷりさんのテーマは、どうもこれっぽい?

【駆け抜ける犬たち】
キラリンキツネさんが大活躍なさってた。こういう本編と直接の関係はないが、絵的に激しい愉快なノリは大好き。

ただ、猫組やこむぎさんが大活躍なさってるので、犬飼さんの立場がなかなかに厳しいです。今回なんて、おいでおいでまで取られました。もういてもいなくても変わらないんじゃないかな。寝てたし。

実際には刺繍の交換を提案する等、大事な役回りをしてはいます。犬飼さんがいなかったら、今回の話は成立していない。
何せ脳が犬の犬と、基本的に自分たちの世界で完結している猫です。

とはいえ、目立ちにくい立ち位置なのも確かで。この4人だと突出した特徴がなく、固有の夢のようなのもはっきりしない。

ついでにいえば、犬飼さんの周囲にいるのは、従妹(こむぎ)を含む転校生3人です。見ようによってはクラスメイトから孤立してる。

犬飼さんは元々学校中の人気者のようですし、今回も演劇部の方を交えて昼食をとっていますから、「ああ厄介な転校生の世話をしてるんだな」と思われてそう。
こむぎさんは犬的生き物としてクラスで立ち位置を確立していそうですが、猫組も早く自立してくれないと、犬飼さんの立場が微妙な感じになりかねない。

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