2012年/イギリス/99分
原題:Quartet
監督:ダスティン・ホフマン
出演:マギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズ、マイケル・ガンボン
ストーリー:第一線を退いた音楽家たちが生活している「ビーチャム・ハウス」では、経営難のホーム存続を懸けてコンサートの準備に追われていた。そこで余生を過ごすレジー(トム・コートネイ)、シシー(ポーリーン・コリンズ)、ウィルフ(ビリー・コノリー)たちのもとに、かつてのカルテット仲間だったものの確執を残して去っていったプリマドンナのジーン(マギー・スミス)が入居する。コンサートを控えたメンバーは、疎遠だった彼女との再会に当惑するが……。~シネマトゥディより
2人の友人がそれぞれに、強くは勧めないけれど楽しめるよ~♪(微妙)と言ってくれていたこの作品。なんと「ヴェルディ生誕200周年記念」とチラシにあります!もう今年はヴェルディとワーグナーが色んなとこで聴ける年となっていますが、映画でもねぇ~、と妙なとこに感心したり。
で、新所沢Let'sシネパークで2週間限定上映されているということで(7月12日まで)観てきました。
「しわ」がスペインの養護老人ホームを舞台として「老い」に対する問いを真っ直ぐに投げかけてきたばかりだというのに(別にそれが嫌だという訳では全然ないです)、この「カルテット」は引退した音楽家たちが暮らす「ビーチャム・ハウス」という老人ホームが舞台。う~ん、またまた「老い」を考えてしまう。
ただこの作品の場合、老いてもそこは音楽家たち、生業としてきた音楽でホームの危機を救うべく立ち上がりガラ・コンサートを成功させるというストーリー展開が行く手に希望を持たせてくれます。
とにかく音楽満載(過剰なほど)、そして往年の名音楽家たちも多数登場して画面を彩ります。DECCAも全面的に協力してるのかしらん!?。彼ら往年の名演奏家たちはエンドロールに若かりし頃の写真と現在の写真が並んで登場しているので、ほほぅ~と思ってしまいました。
ところでヴェルディは実際に音楽家のための老人ホーム:音楽家のための憩いの家、を作り今もミラノで運営されていると聞いたことがあり検索してみました。
参考⇒こちら