Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

アルバイシン

2010-03-29 21:45:36 | 旅:バルセロナ・グラナダ紀行
曲がりくねった小路が続く「アルバイシン/Albaicín」地区。緩やかに、また大きくカーブしながら上る道を歩いた。
塀の上からこぼれんばかりに咲くミモザの花。春を告げる花と話には聞いていたが、その通り!と納得。
           
ずうっと石畳の道がカーブしながら続いている。景色を楽しみながら歩いていると、表札に「カルメン/Carmen・・」と書かれた屋敷内に庭園を持つ邸宅を何軒も見かける。
 
サン・ニコラス展望台から望むアランブラ宮殿。そのはるか向こうに雪を抱いて連なるシェラ・ネバダ山脈。レコンキスタの勢いにアランブラを後にして北アフリカに逃れた最後の王ボアブディルはこのシェラ・ネバダからアランブラの姿を眺めて涙したんだとか。
この展望台のすぐ脇にはイスラム教の新しく建てられた小さなメスキータがあって、たまたまここに着いた時がアッザーンの時間だったようで塔から流れる祈りの声を聞くことができた。そしてその後、広場ではフラメンコ・ギターとカンテの演奏を耳にしたのだった。
            
夜のアルバイシン。
            
夜に浮かぶ白い壁の家。白壁に皿やタイルの装飾を施しているのはカトリック、真っ白なのはイスラムなんだそう。
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イスラムの香り

2010-03-29 00:03:23 | 旅:バルセロナ・グラナダ紀行
ひょいと小路を入ったら建物と建物の間にぎっしり商品が並べられた色鮮やかでにぎやかな通りになっていた。エキゾチックな雰囲気に満たされた空間。目移りしながら鞄はしっかり押さえて、きょろきょろ歩く。まさにイスラム圏、そう『バザール』!!
  
そうした小路の中にある何軒かのお茶の店。ここはどこ?と問いたくなるような。
メニューを見ると、とにかくそのお茶の種類の多さ!!

一人に一ポットで運ばれてくるお茶。このポット、姿形は素晴らしく素敵なのだけれど、持ち手がちんちんに熱くなっているので、布やティッシュが巻かれていた。それを持ち上げて、かなり高い位置からざざーっとグラスに注ぎ、砂糖を入れていただく。
そして、お店には水煙草:カチンバが必ずある。普通の煙草とは全く違うその香りのよさ、まろやかさ。
こうした場所で過ごす一時は、そこに流れている時間が扉の向こうとは全く別なように思われる。グラナダの魔法・・・?
 
コメント (2)
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