Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ハロウィンといえば・・・

2009-10-29 00:20:27 | 音楽
この季節、ハロウィンが近付くとかぼちゃのデコレーションが目につくようになりますね。万聖節(キリスト教で毎年11月1日にあらゆる聖人を記念する祝日)の前夜祭であるハロウィン。*ハロウィンとは*Wikipedia:ハロウィン
で、こんなハロウィンにちなんだミッキーとミニーを見ました。
        
中がどうなっているのか知りたくて開けてもらいましたら・・・おや、クラッカーの袋が!外側に比べると意外に何の変哲もない感じ。
        
ところで、10月31日の夜がハロウィン、明けて11月1日が万聖節、2日が万霊節と続く日々は死者の魂がこの世に帰ってくる、日本のお盆のような日なんですね。

私にとって万霊節といえば、何といってもR.シュトラウス:Richard Strauss(1864-1949)18才の時の作品『万霊節:Allerseelen 』(8つの歌Op.10)
ヘルマン・フォン・ギルム:Hermann von Gilm の詩につけられたこの曲の素晴らしさ、切なさ!
亡くなってしまった恋人を偲びその墓に花を飾り切々と呼びかける、今一度かつてのあの五月の日のように手を取り合い抱き合い語りあいたい、今日は死者の魂がこの世に戻ってくるという万霊節。
前奏のその第一番目の和音から惹き込まれ、この世のものではないような透徹した響きに支配された音楽にその詩に込められた思いがどっと押し寄せてきて、息苦しいほどの美しい世界に溺れてしまうのです。
      
コメント (6)
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