Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ピアノの蓋の話

2009-10-01 23:29:16 | 音楽会
日暮里サニーホールでの「金岡淳子ソプラノリサイタル」9月30日、終了いたしました。
お忙しい中、そして生憎の雨の中をお出かけくださったたくさんのお客さま方、ほんとうにありがとうございました~♪

ところで、今日はその時のピアノの蓋の話を少し。
日暮里サニーホールには2つのコンサート会場(ホール・コンサートサロン)があるのですが、今回はそのホールでのコンサートでした。コンサートサロンは使ったことがあるのですが、ホールは私は今回が初めて。とにかく音響のいいホールですよ~♪と聞いていたのでここで弾くのは楽しみでした。
で、ピアノはスタインウェイとベーゼンドルファー、どちらを選びますか、と金岡氏から事前に聞かれ、迷わずベーゼンドルファーをチョイス!実際楽器に会ってみると、ホールに合った丁度よい大きさのピアノでした。
調律師の方が調律を終えたところでピアノの調子をみる為にピアノの蓋を半開にして歌と合わせをしたところ、全開でどうですか?という調律師さんの助言が。
蓋がかぶることでこもった音になるのを避けるためにも、また蓋を反響板の一つとして全開で使う歌の演奏会も最近は多いし、ということで今回は蓋全開での演奏となりました。
そういえば何年か前、他のホールで別の方の伴奏をした時にやはり全開だったこと、そして音量にすごく気を使ったことを思い出しました。
しかし今回はその時とはまったく違う感覚で楽器に向かっており、逆に使える音量の幅が豊かになったのを喜んでいました。
声と楽器とホールの響きというそれぞれの相性がよかったんでしょう、ほんとに嬉しいことでした。
コメント
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