Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

♪所沢市合唱祭、終了いたしました♪

2009-10-21 00:28:40 | 音楽会
素晴らしい秋晴れに恵まれた日曜日、2009年所沢市合唱祭終了いたしました。お忙しい中ご来場くださったお客様、本当にありがとうございました。

いつも思うのですが、合唱祭は伴奏させていただいている団の演奏は無論のこと、他の団の演奏を聴くのも大きな楽しみです。所沢の合唱祭は出場する団の数も多く(今年は35団体)女声、男声、混声合唱、またア・カペラ、ピアノ伴奏、ピアノ+アコーディオンでの伴奏、その他手拍子あり、振付で楽しませる団もありと興味深く、またどんな選曲をするのかも毎年楽しみにしていることの一つです。今年は新実さんの作品を何曲か聴きました。

今回伴奏させていただいたのは仏教を根底においた詩を書き続けたという坂村真民・詩/鈴木憲夫・作曲の作品2曲、そして木下牧子作曲の作品1曲、J.G.ラインベルガー「ミサ曲イ長調Op.126」より1.キリエ、2.グローリア。
今までも宗教曲の奥底にとうとうと流れる、人間的なあまりに人間的な、とそこに込められた思いの強さを感じていたのですが、今回はまたその思いの強さ、願い、祈り、わあっと何もかも委ねます!という心からの叫びetc.etc.に新たに圧倒され、また深く胸打たれ非常な共感を覚えてました。そういう思いを抱いて音楽に向かい合えるというのはしあわせなことです。

ピアノをさらう時には物理的に一人で楽器に向かいこつこつとという孤独な作業を積み重ねるわけですが、譜面を見ながらすべての音を頭に描きながらああでもないこうでもないと、時には歌いながら弾いてます。(で、結局伴奏している作品は歌えます~♪あっ、合唱の伴奏とは関係ないですが、ソロの伴奏の時に、歌ってるでしょ、と言われたことがあります。口が動くことはありますが、声が出ることは当然ながらありません。勿論心は歌でいっぱいです。)孤独なようで実はそこには目に見えない色んなものたちと時間を共有しているんだな、とそんなことも改めて思ったりしている秋の夜です。
コメント
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