2009年/フランス/110分
原題:Coco avant Chanel
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:オドレイ・トトゥ、ブノワ・ポールブールド、エマニュエル・デュボス、マリー・ジラン、アレッサンドロ・ニボラ
田舎のナイトクラブからパリへ、そして世界へ・・・
コネクションも財産も教育もない孤児院育ちの少女が
世界の[シャネル]になるまでの物語(チラシより)
ガブリエル・シャネルがココ・シャネルになるまでの半生を描いたこの作品は彼女の生い立ち、若き日の生活、恋そして愛についてをその当時のフランス社会を背景として描いている。その時代に生きていた当時の女性たちがいかに窮屈なコルセットに体とそれだけでなく心を押し込めて生きていたかを鮮やかにあぶり出し、そうした女性をコルセットから解放することで、新しい女性像を作り出していくことになったココ・シャネルはどのようにしてこの時代を生き、そして生きていこうとしていたのかがスクリーンで明かされる。
しなやかにしたたかに周りの目をまるで気にせず、というより自分自身の目を信じて生きていくことで、その当時の女性を解放した女性としてのココ・シャネルという生き方を描いて新鮮だった。