Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

甘い人生

2005-04-24 00:11:17 | 映画 あ行
イ・ビョンホン主演で話題の「甘い人生」を見てきた。
                 

これは、全然甘くない!「純愛」「純愛」・・・と宣伝文句には謳っているが、私には「ん?」。その言葉には凄く違和感を感じる。(客集めのための甘い文句か?)

物語はボスであるカン氏(キム・ヨンチョル)の信頼と寵愛を一身に受ける、冷酷で頭の切れるソヌ(イ・ビョンホン)が、ボスの若い愛人であるヒス(シン・ミナ)の監視をすることになる。しかし、その時のソヌの決断が取り返しのつかない抗争と破滅へと彼を導く。

かなり暴力シーンも多く、えぐい場面も多いが色の対照が印象に残る。流れる血とカーペットの色、冒頭の風に揺れる柳(?)の緑とバックの暗い色とか、べったり雨の中に座り込むソヌの顔に流れる血と服の色に対して、ボスと部下の黒い傘と服など。そしてどの役者もすごく存在感がありこちらに迫ってくる。・・・ふと「オールドボーイ」を見た時のことを思い出す。
イ・ビョンホンがどうとかじゃなく、映画として面白かった。
Wikipediaで今一分かるようで分からななかったキーワードのフィルム・ノワール探してみた。なるほどね!
コメント (10)
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