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公式HP
13日には上映が終了、ということは・・今日しかない!!ということで見てきた。
『ロード・オブ・ウォー/LORD OF WAR』
~史上最強の武器商人と呼ばれた男~
いきなり主人公のユーリ(ニコラス・ケージ)に「今世界には5億5千丁の銃がある。ざっと12人に1丁の計算だ。残る課題は・・1人1丁の世界」と語りかけられてぎくっとする。その足元に隙間なく敷き詰められている弾丸が戦争の止まないこの世界の現実を映し出しているかのようだ。
冷戦終結によってもたらされた大混乱の中で暗躍する死の商人、もたらされる莫大な利益、その結果流される大量の血。表で平和を謳い、その実世界最大の武器輸出国であるアメリカ、武器商人たちの大ボスであるアメリカの現実も映画は暴いていく。
テンポよく話が進み、重いテーマもろとも話にぐいぐい引き込まれていき、見終わった後に背中が冷や~っとする。
武器の見本市だとか、戦車5台購入するなら1台おまけ・・・って

とんでもない話にはぽかんとしてしまった。こうした話は<監督が「映画の出来事のほとんどすべてに実例がある」>(パンフレットより)ので余計にその恐さが迫ってくる。
年頭に見るにふさわしい映画でした。(私にとってはね!)
製作/監督/脚本:アンドリュー・ニコル
出演:ニコラス・ケイジ/イーサン・ホーク/ジャレッド・レトetc.